庭の垣根はシーダー
モントリオールによくある家の周りを囲む生垣の多くはCeder Hedges、シーダー・ヘッジズです。
我が家もご多分に漏れず、シーダーヘッジズ。
Cederと英語で書いてグーグルで和訳すると、杉という言葉が出てきます。
が、シーダーヘッジズのシーダーは杉ではなく、「コニファー」の一種。
去年はお隣さんに教わって、生垣の選定をしたあとのシーダーを湯がいてお風呂に入れて楽しむと言うことを始めました。
本当に良い香りです。
今年はこのシーダーとセージの香りを石鹸に使ってみようかと挑戦してみました。
何ヶ月か前にセージ茶を使って石鹸を作ったのですが、出来上がった石鹸からはセージの香りも何もしない残念な結果になりました。
水に香りをうつしても、苛性ソーダとオイルと混ざることで香りが負けてしまうのかな?
植物の香りを抽出するにはどうすれば良いのかな、とググってみましたら、蒸留する方法と、オイルに浸けて香りをオイルに移す方法が見つかりました。
石鹸にはオイルを使いますから、香りをオイルに移す方法はちょうど良い。
化学反応を経てもその香りが残っていてくれるかどうかは定かではありませんが、浸けておくだけで良いと言うのなら物は試しにと、無味無臭のキャノーラ・オイルにセージとシーダーの葉っぱをたっぷり浸して1週間ちょっと置いておきました。
そして早速石鹸作り。
ガラス瓶にシーダーとセージの葉っぱを詰め込んで、そこに無味無臭のキャノーラ油を注いだものは、葉っぱを茶こしで濾して重量を測ってみたら425グラム でした。
手間をかけて作る石鹸ですから、私はいつも油脂を1キロくらい使って作ります。
1キロにすると計算も単純なので間違えにくいし。
と言うことで、425グラムのキャノーラオイルにはココナッツオイルやシアバターなどを追加して1キロに。
考えてみたら425グラムって1キロの半分以下ですよねえ。
そのせいか、苛性ソーダ水と合わせて型入れする頃には、シーダーの香りなんか全然感じませんでした。
香りに鼻が慣れてしまったせい、、、だったら良いのですが。
シーダー&セージ浸けキャノーラだけの段階では緑色だったものが、別のオイルを加えたせいでしょうけれど、色もなんてことないアイボリーっぽい色です。
むむむ。
今度はココナッツオイルなど別の油脂にもシーダーとセージの葉っぱを混ぜ込んでおくべきか。
明日か明後日、型から出して切り分けたら地下に一ヶ月ほど置いておいたら使用できます。
市販されてる「ナチュラル」な香り付き石鹸ってどうやって作ってるのか。エッセンシャルオイル添加かな。