食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

今夜は鍋にしよう!暖冬で野菜の値崩れ、大量廃棄

f:id:casse-pied:20201206233858j:plain

タイトルは鍋!ですがこれは昨夜の豆腐チゲ。 
暖冬で野菜が育ちすぎる!

こんな報道を見かけました。

www.msn.com

 

暖冬で大根が育ちすぎて値崩れを起こしていると。

生育が良すぎて規格のサイズよりも大きくなってしまったものは、他には何の問題もないのに廃棄処分にするしかないと。

例年の倍くらいの量の大根が廃棄処分になっていると。

記事の中には大根農家の方が立派な大根と共に畑の中にいらっしゃる写真が。

 

立派な大根!(行けるものなら買いに行きたい!)

 

モントリオールでお見かけする大根達は、こんな立派ではなく、しかも萎びてる時もあったりスが立ってしまっていたり。

それがしれっと普通に販売されていますが、値段はそれほど高価ではないような、、、値上がりして大変!ということも、安くて嬉しい!という記憶もあまりないので、安定して低価格なのだと思います。

 

 

日本にいる母からよく聞く「今年は野菜が高くて〜」というセリフ。

最近は聞かないから、やっぱり冬野菜の値段は今年は安いのでしょうか。

 

消費者にとっては嬉しいことですが、生産者や流通に携わる人々にとっては値崩れしてしまうと商売上がったり、苦しいことになってしまうようです。

 

暖冬なせいで、「今夜は冷えるから鍋で温まろうか」という発想になりにくいのか、鍋に使われる冬野菜の売れ行きも落ちているとか。

 

寒くなくても美味しい鍋を食べましょう!

うちはもう二回鍋やりましたよ、寒くなくても! 

大根おろしと白菜、鍋でじゃんじゃん使って農家をサポートしましょう。

鍋って一度作ると二晩は軽く行けるから手抜きにも成りますし、残ったのを休みの日の朝におじやにして食べるのも美味しい。(我が家は鍋の最後におじやを食べるほどの胃の収容能力がないので。)

 

先週やった鍋の材料で、白菜がたっぷり残っているので、塩をして軽く白菜漬を作ってみて、それをキムチの残りの汁のなかに漬け込んで、キムチになるかなあ、と実験してみました。

結果は、キムチの汁がまとわりついた白菜漬でした。

冒頭の写真はその成り損ないキムチをふんだんに取り入れた豆腐チゲ。

キムチを入れすぎるとキムチチゲになっちゃうから、入れすぎはダメよ、と豆腐チゲの作り方ビデオの女性がおっしゃってましたが、成り損ないキムチなのでたっぷり入れても大丈夫でした。

 

www.kyoto-np.co.jp

amamishimbun.co.jp

 

 

飢えている人がいる一方で食べ物を捨てている現状

同農協の担当者は「廃棄に対して『もったいない』との声も寄せられるが、大きい品が市場に出回れば在庫が増え、市場での価値が下がる。規格を守ることは農家の自己防衛」と説明。「消費者に食べてもらわないとどうしようもない。国産野菜を多く消費するなどし、国全体で農家を守ってほしい」と訴えた。

需要と供給のバランスが崩れれば、生産者の収益はおろか、コストも回収できないことになってしまうのでしょうね。

だから一定以上供給しないように出荷量をコントロールしなければならない、というのはわかるのですが、それにしても大量に食べ物を捨てるというのは本当にひどい。

捨てなければならない農家の人々が一番辛いでしょうし、捨ててる関係者への批判ではありませんよ。

資本主義経済の仕組みだけで進めていく弊害が、天候に左右されやすい農業に携わる人々への皺寄せという形であらわれているんだと思うのです。

 

捨てられている野菜を目にして、廃棄ではなくコロナで仕事を失って毎日の食事に困っているような人々や貧困層に食事を提供する団体などに寄付するなどという対策は取れないものか、という思いを抱く人は多いと思います。

 

市場に出さないものを無料で配布したらそれこそ販売できる量が減ってしまう、という声もあるでしょうけれど、実際にお店に野菜を買いに行くこともないようなホームレスに食べ物を届けることで、どれほど売り上げに影響があるのか、とも思いますし、こういう時こそ普段税金を納めて国民の生活を守るために選出されている自治体や政府が弱者の保護に乗り出すべきです。

農業を保護する政策というのは昔から成功例失敗例ともに色々とありますけれど、フードバンクとかホームレスシェルターなど貧困層への援助団体支援のために政府が余剰農産物を市場価格で買い取って提供するなどすれば、農業への介入も最小限に、貧困層へのサポートも行うことができないでしょうか。

使い物にならないマスクを送りつける代わりに余剰農産物をもらえるクーポン券を各家庭に配るとか。

あ、家庭に配っちゃったらそのお家ではもらった大根を食べ終わるまで次は買わないから、だめですかね。

 

冬野菜をたっぷり使うレシピを著名な料理家がテレビで作ってみせるとか、

その野菜がいかに健康に良いかを国営放送のためしてなんとかという番組で放映して販促するとか、

近隣諸国に輸出はできませんかね、大根や白菜は日本だけの食べ物じゃないし。

 

記事のいくつかに言及されていますが、暖冬はこれっきりではありませんから、来年再来年に向けて、農家の負担を軽減しつつ食料廃棄を避けられるアイデアを今考えておくべきですよね。

 

 

鍋以外に白菜をたっぷり使うメニューや大根たっぷりのメニュー、何があるでしょう。 


ヴィーガン ブログランキングへ