食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

減る蛍、増える蚊と、マダニが怖い季節

 

庭でBBQの夕飯。改めてみると結構質素な食事してます。
BBQ夕飯

いまだに台所難民ですが、庭でBBQやれば洗い物も減るので気楽です。

夫は豚のソーセージ、私はモントリオールの会社Gustaのヴィーガンソーセージで、ほうれん草とヴィーガン・フェタチーズ味のもの。

Gustaの製品は多分ケベック州外でもある店にはあると思いますが、ほうれん草&フェタ味のこれ、一本でタンパク質は19g摂れますが、塩分も結構多くて、デイリーバリューの23%って書いてあって、2本食べたら一日の塩分の半分をこれで摂ってしまうことになるじゃあないか、と恐ろしくて、2本やいたけど一本でおしまいにしました(結構お腹にグッとくるので2本は多すぎるかもしれません。)

gustafoods.comGustaのサイトには私が買ったソーセージは載ってませんけど、製造中止?

この会社のソーセージは一本ずつプラスティックに包んであって、過包装だ!と思ってしばらく避けてたんですが、パッケージ全体に使用されるプラスティックの総量をよく見てみると、他の会社の製品とどっこいどっこいかもしれません。

 

添え物のサラダはトマト・きゅうり・ズッキーニにパセリとコリアンダーの葉っぱと枝豆で、タヒニソースであえて見ました。

 

タヒニソース:

タヒニ(練りごま)

レモン汁

塩、胡椒、クミンパウダー少々(好みで)

 

タヒニって、水分を合わせて混ぜると最初はボソボソになりますが、少しずつ水分を足していくと、一定量を超えたところからとろーりとしてきていい感じになります。

その水分全部をレモン汁でいくか、水を足すかは好みの分かれるところ。

 

減る蛍

我が家の庭、夕方薄暗くなる頃によーく見ると蛍がフワーッ、ピカッ、フワー、ピカッ、と出現します。

 

その時間帯にそこにいることが常ではないので、いつもいるのか、たまに出没するのか、いつもいるけど私が立ち会わないから知らないだけなのかはまるで不明ですが、たまたま蛍に遭遇すると大変嬉しくなります。

 

蛍がたくさん出没するからと評判になり、その土地の所有者が欲を出し、来訪者が勝手に入り込めないようにその場所を囲って入場料を取るようになり、宣伝してどんどん評判が広まって結構な収入になり、このままお金儲けを続けて行けるかもと近くに駐車スペースも確保して大々的に商売を始めたら、年々蛍の出現数が目に見えて減っていき、もう誰もお金を出してまで見にこなくなって、土地の所有者も諦めて商売を辞めた後、年々蛍が戻ってきた、というお話を聞いたことがあります。

 

うちは元々持ち合わせてない商売魂をくすぐられるほどの個体数が元々いないので、そんな展開はあり得ませんが、それでもこの家に引っ越してきて最初に蛍と遭遇した年に比べると個体数は激減しています。

 

農薬の散布とか緑地が減るとか、蛍が減る原因になる事柄はいろいろありますが、うちは農薬は使わない(農地じゃないから当たり前ですが、庭の草木に使う薬品類も条例で規制されているので、家庭用の農薬類を使用している人はいないはず)し近所の皆さん園芸が大好きで、ネイティブプランツを積極的に植えてミツバチや昆虫が生きやすい環境が年々整ってきているので、蛍だって増えても良さそうなもの。

 

 実は裏庭の蛍が減っているのは「光害」のせいではと素人なりに思ってます。

 

何しろ蛍はお尻をピカっと光らせることで異性に生命力をアピールするそうなので、彼らの淡い光が打ち消されてしまうほどの煌々とした灯りが灯るようになったらそこでは繁栄できないらしいのです。

 

うちは庭に灯りを灯すような洒落たことは一切せず、裏庭は日暮の後はトップり暗くなるんですが、ご近所さんに数件、庭をパラダイスのように、いや、バーかイベント会場のように、インスタグラムの背景に最適化したような、光のカーテンとかディスコみたいなグルグル回転する光とかを設置したお宅が。

 

それそのものは楽しそうだし綺麗だし、人んちで何してようと勝手なんですけど、うちの裏庭に漏れてくるその光が、蛍の繁栄を妨げてるとなると、ちょっとやっぱり嫌だなー、と思ってしまいます。

思うのは勝手だし。

 

そうそう、真っ暗だったうちの裏庭ですが、裏口というかお勝手口、先日の電気工事のついでにお勝手口の扉の上にもライトをつけてもらったんです。

 

でもね、今までも真っ暗だったし、蛍がいるし、なんとなく必要性を感じなくて、友人たちが様子を見にきた時にお披露目で点灯して庭でおしゃべりした晩以来、一度もつけてません(無駄な出費をしたと後悔。)

 

今年はリノベーション作業にかかりきりで、ふと気がついたら蛍が出てくる季節になりましたが、いまだに一度も蛍を目撃していない。

 

蚊だけは増えてる?

蛍が出没する環境の一つは湿度というか水がある、という状況らしいですが、そういう場所には同じく蚊も出没しますね。

 

そう、毎年必ず戻ってくるのは蚊。

 

今年もルバーブを収穫してる時(葉っぱの下に隠れてるのかな)やBBQの支度をする時、庭でビール飲んでホッとしてる時、毎回蚊に喰われてます。

 

蛍よりも生命力が強いんでしょうか。

 

蚊が発生しやすいのは水溜りがあるとか、卵を産んでいくから、庭の隅々のそういう水たまりを除去せよ、と聞きますね。

それでも減らない蚊たち。

 

昨夜も庭で蚊に食われまくりました。

痒いかゆい。

 

マダニの季節

マダニに旬があるわけではなくて、冬の長いケベックやカナダ各地もそろそろアウトドアシーズンで、マダニに接触する可能性が急上昇する季節となりました。

 

もう七月ですから、何言ってんの、五月くらいからそろそろハイキングできてたんじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、雪が溶けて草花が生えてきて美しい季節が来ても、森に入るとブラックフライとかホースフライとかディアフライとか、蚊以外にもお付き合いしたくないいろいろな虫がうわっと発生する時期があるのです。

 

これが大体五月〜六月くらい。

 

地域やその年の天気によっても時期はずれますけれど、とにかく、春先はキャンプとかハイキングの予定を立てる時には天気予報と同時に虫の発生状況も調べて挑まないと、遠路はるばる山の中のキャンプ場に来ても、虫がすごくって楽しむどころではない、なんてこともあります。

 

そんな春を乗り越え、そろそろ虫も減ってるし(とはいえいないという保証はまずない)と山に入ったら、今度はマダニに注意です。

 

日本でも結構大変みたいですね。

日本カモシカが保護動物で繁殖してるから、彼らが徘徊するところは要注意とか。

 

ケベックには日本カモシカは言いませんが鹿はいるし、油断できません。

 

昔はこんな寒いところではマダニは生息していなかったんですけど、温暖化でうちの界隈にも来てることは確認されているそうです。

 

茂みを歩いててマダニが服の下に入ってきたとしても、すぐに刺されて病気に感染するというわけではないらしいです。

そうか、蚊みたいに見て、叩いたらすでに血を吸われてた!という早技ではないのか。

 

他にも知っておくと良いマダニ情報↓

www.npr.org洋服にスプレーしておくとマダニが寄ってこないらしき農薬があるそうです。

農薬だなんて大丈夫なのかな?

 

と不安になりますが、動物実験と人体(?)実験の結果、それほど危険はないらしいとかなんとか。(とはいえ数年後にやっぱり発がん性が、とか言い出すんじゃ?と疑心暗鬼。)

 

でもこの実験、怖いですね。

肌が荒れたとかほんの少しこうなった、程度の結果だった、という結果ですが、発がん性があるかもしれないものを、、、。

www.npr.org実際には、多分成人の健康な人がたまに野外に行く時に洋服にスプレーしてそれを身につけるだけで、スプレーする時にはマスクをつけて屋外でスプレーするなど気をつければ、人体に害はほぼない、、ということで、使わずにダニに刺されてライム病意外にも色々と怖い病気をうつされてしまうよりはマシ、という考え方があるとは思いますが、できればやはりこういう合成化学薬品は避けたいですね。

npic.orst.edu

 

蚊が飛んでる時って独特の匂いがしませんか?


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