食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

クリスマス・ディナーはヴィーガン・ウェリントン

編み込み模様も写真撮っとかなきゃ、と切り始めてから気がついた
クリスマス・ディナー2023

今年は帰省せずに市内に残ってる友人を招待して三人でクリスマス・ディナーでした。

日本の正月みたいなものなので、クリスマスは家族と過ごす人が大半で、うちも義両親が亡くなるまではオンタリオに帰省して大勢で過ごしていましたが、ここ十数年は夫婦でゆっくりのんびり過ごしております。

子供でもないし、贈り物とかしないので、クリスマスの準備とかすることもほぼなく、普段の週末と大差ない時間の過ごし方ですけれど、25日が月曜日ということで、三連休となりまして、だからその分ゆっくり休めるのですごく嬉しい。

 

ということで、火曜日の26日はケベック州では州の祝日ではないく、我が職場は通常営業なので、クリスマスのお祝いは月曜じゃなくて日曜日にしたいなあ、、と思ったら、招待した友人は24日は別の友人宅でのディナーに呼ばれていたと判明したので、ならば、と23日にディナーをすることに。

 

北米のクリスマスは基本は25日なんですが、フレンチカナディアンの家庭では24日の深夜にプレゼントを開けるとか、24日の方に比重があるみたいです。

クリスマスを祝う人たちと一言で言っても、文化背景の若干の違いで、食べ物やらやることにも若干の違いがあるんですよね。

 

とりあえず23日は朝から夫が早起きして、前日から仕込んであったドレッシング(七面鳥のお腹の中に詰めて焼く詰め物から転じて、それ自体がメニューの一環となっているもの)やローストする根菜各種の支度などを始めていました。

 

私は毎回グレイヴィーを仕上げるのとメインになるものを仕込む係りなのですが、今年はレンティルローフをパイ皮で包んでヴィーガン・ウェリントンしよう!と決めていたのでした、、が、先日からちょっと盛り上がっているTVPにインスパイアされて、レンティルじゃなくてTVPで作ってみましたよ。

 

以下は初挑戦・TVPウェリントンのレシピメモです。

 

ヴィーガンTVPウェリントン

材料

  • 玉ねぎ 中2個くらい
  • ニンニク 5〜6個
  • サンドライ・トマト 
  • きのこ類
  • 今回は忘れてましたが、胡桃とかナッツ類も入れるつもりでした。
  • 乾燥豆腐ミンチ 250ml(のジャムの瓶に入ってたのを全部使った)
  • 乾燥TVP1カップ 250ml
  • ヴェジ・ブロス 2カップくらい
  • 調理用の油
  • 塩胡椒スパイス類、醤油、モラセス、などなど調味料
  • ツナギ用の粉類(小麦粉1カップ、べサン粉4分の3カップ、オートミール4分の3カップ)
  • フラックスシード(をコーヒーミルで細かく粉にしたもの、大さじ2ほど)

 

野菜類は荒微塵切り〜角切り

  1. 玉ねぎから順にフライパンで炒めて風味を出し、調味料を加えたら豆腐ミンチをいれ、ヴェジブロス1カップを入れて柔らかくなるまでちょっと待つ。
  2. 水分がミンチに吸収された様子になったらTVPを入れ、ヴェジ・ブロスを上から1カップ注ぎ、TVP全体に混ぜてしばらく弱火で馴染ませる。
  3. TVP全体が吸水して水気が残ってない状態になったら火を止めてベサン粉と小麦粉を混ぜ合わせ、全体にまとまるように混ぜる。
  4. なめこ型にまとめた状態にし、粗熱を取る。
  5.  
  6. 冷凍のパイシートを粉を振った台の上で均等に伸ばし、中身を包める大きさにしたら、横長において両脇に同じ幅の切り込みを入れる。
  7. 切り込みは中身をおく真ん中の部分に届かないように(汁が出た場合そこから漏れないように)
  8. 切り込みを入れたパイシートは焼き型の上に油かパーチメントペーパーを置いた上に置き、その真ん中になめこ型にまとめた具をおく(フライパンからパイ側の上に移動する間にほろほろと壊れるけどまたグッと抑えてまとめ直せば良い)
  9. 端から左右の切り込みを真ん中に折り返して具を包む。
  10. 切り込みが綺麗に交差するように左右順番に折りたたむようにしますが、余った長さとか両端がうまく真ん中に向かって折りたためるような順番のコツというのがきっとあるに違いないのですが、ディテールは次回の課題。

 

パイ皮の表面には豆乳を塗ったらツヤツヤな仕上がりになるのですが、自作の豆乳は夫のドレッシングに全て使われてしまったので、今回はオンラインのレシピにあった、ヴィーガン・バターを溶かしたものを塗るというのをやりました(が、ツヤツヤにはなりませんでした。)

375℉でまず20分焼き、あと10分くらい追加し、前後を入れ替えてさらに15分くらい焼き、ローストする別のものも入れたりしてさらに15分焼き、、、と何度か延長して焼きました。

 

焼きを入れるのは単に表面に美味しそうな色をつけるためだと思っているのですが、うちのオーブンはヤワなやつなのでここがなかなかうまくいかない上、別のものも広い庫内に入れてしまうと、ヒートキャパシティの都合上さらに焼き色をつけるエネルギー量が不足してしまうという、、、。

 

パイシートは冷凍パイシート使用しました。

乳製品不使用のパイシートが結構出回っているらしいんです。

うちの街にもありました。ラッキー。

 

ロースト野菜、ブロッコリとブリュッセル・スプラウツ、ドレッシング、ヴィーガン・ウェリントン、そしてグレイヴィー

そういえばクランベリーソースをすっかり忘れておりました。

デザートは、食後のデザート文化じゃない日本出身の私なので毎回面倒臭くなり提供しないのですが、ウェリントンを作って余ったパイシートを焼いた上にクインスジャムを載せたものを出してみたらそれが意外にウケました。

まあなんでもいいんですよね。

 

クリスマスのデザートといえばクリスマス・クッキーですから、連休中に一回クッキーなんか焼いてみようかな。

 

残り物で翌日・翌々日の夕飯の支度しなくて良い分クッキー焼く余力あり。 


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