食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ケベックの祝日・la fête nationale du Québec 2022

オールドポートに行ってみたらトライアスロン開催中でした

先週までのぐずついた天気が嘘のように夏らしく爽やかに晴れ上がった6月24日。

ダウンタウンにある領事館に参議院通常選挙の投票をしに自転車で出かけました。

休みの日にわざわざ投票だけに行くのは勿体無いので、せっかくなのでついでに普段あんまり足を向けないオールド・ポートやダウンタウンをふらふらしてこようと。

 

オールドモントリオールにさしかかると警察の車があちこちで車両の乗り入れを規制しているので、la fête nationale du québec(フェット・ナショナル)のイベントでもやってるのかと思いましたがケベックの国旗はどこにもはためいておらず、しかも港に近づくにつれ自転車に乗ってる人たちが続々と。

 

トライアスロンのレースが開催されていました。

 

沿道に人が一杯、、、ではなくて割と近くまで行けたのでちょっと見物。

 

World  Triathlon Sprint & Relay Championshipsだったそうです。

 

数日前までのレインストームなどの影響か、泳ぐ予定の川の水質が良くないということで、トライアスロンなのに、スイム、バイク、ラン、という順番ではなく、バイク、ラン、バイクだったか、ラン、バイク、ランだったか、とにかく水泳の部分は別のに置き換えられていたそうです。

泳ぎが得意とか泳ぎでタイムを稼いでいる人にとっては迷惑な展開でしたね。

montreal.triathlon.org

 

馴染みの店で久々の外食

この後ランチをしたかったのですが、観光地のオールド・モントリオールの店でぼったくられるのは嫌だったので、プラトーのPanthere Verteというヴィーガンのお店へ。

 

久々にきたら、以前はセルフサービスだった水とコップの置いてあるところがなくなっていて、店内の配置も若干変わっていて、夫と共に「あれれ?水はどこ?メニューはどこ?」と。

メニューは以前はカウンター上に黒板ぽいのがあったんですが、今は手で持って見られる印刷してラミネートしたものでした。

 

でもなんかメニュー減ってないか?

 

しかも店員さんも以前は3人くらいいたのに、この日は一人だけ。

 

一人で切り盛りしてるからてんてこ舞いなのがわかりますが、こっちは注文したいし、、注文したら水ももらいたいし、、ああそうか、パンデミックで人手不足になったっていうことですかね、、という感じ。

 

一人で切り盛りするシフトはきっと彼以外にもあるんでしょうね、サラダはすでにテイクアウト用の容器に盛り付けられて陳列用の冷蔵庫に並んでいました。

サラダ

夫はいつも同じものを注文するのですが私はなるべく別のものを頼みたくて、質問したりして、結局この写真のMujadaraサラダに落ち着きました。

 

レンティルとライスとオニオンの中近東のサラダです。

この店はFalafel もありますが、トラディショナルのはイマイチで、Falafusion という、伝統的な組み合わせではなく、オリジナルのソースがかかってるやつは美味しいんです。

でもトラディショナルを頼むとやっぱりなぜかイマイチ。

なぜFalafelなのにイマイチなのか謎なのですけども。

このサラダも、正直ちょっとイマイチでしたね。

 

Mujadaraサラダとにんじんとビーツを合わせるっていうアイデア自体は良いと思うので、ランチメニューに困った時などに参考にさせてもらおうと思いますので、そのインスピレーション代だと思えば別に文句はないですけれど。

でも次回はこれは注文しないな。

 

美味しいものは美味しいんですが、外すこともあるこのお店はモントリオールのヴィーガンにお馴染みの LA PANTHÈRE VERTE

 

市内各地に出店しているので、出先でお腹が減った時にとても助かります。

パンデミックで大変だったでしょうが、残っててくれてよかった。

www.thegreenpanther.com

 

もう一つのヴィーガン・チェーンのThe Copper Brunchよりも良心的な価格で、作り方自体も丁寧で油っこくもないので、たまに外れることがあっても私はこちらへ行きます。

 

 

Québec・Nation・ナショナリズム

ケベックはカナダで、いや北米で唯一のフランス語を公用語とする州です。

 

分離独立運動の勢いが最も盛んだったのは80年代から90年代初頭くらいで、2000年になる頃にはフレンチカナディアンの間でも、ケベックが独立しても経済的に成り立たない、分離独立運動は州の発展にとっては有害だという見方が一般的になったようで、分離独立に言及するたびにケベコワ党の支持率が落ちました。

 

が、それと「ケベックというのは特別なのだ、フランス語を話すケベック文化を守らなければ」という気持ちの継続とは別の話、、、というか、分離したいと思わない人でもやはり英語しか話せない人が増えてくると嫌な気持ちになるということでしょうか。

 

6月24日はそんなケベックのナショナル・ホリデーです。

1週間後のカナダ・デーはカナダのナショナル・ホリデーですが、ケベックではフェット・ナショナルの方がカナダ・デーよりも盛り上がる祝日。

 

が、パンデミックのせいか、ダウンタウンもオールドポートもプラトーも、全くケベックの国旗がはためいていなかったし、がっかりするほど盛り上がっていませんでした。

本来この祝日の前夜祭が一番盛り上がるので、すでに大盛況のパーティーが終わったからだ、ということかもしれませんが、例年はそれでもやっぱり24日当日だってケベック国旗のFleur de lysがあちこちにはためいていて、盛り上がりを見せていたはず。

 

 

フランス語を話せないままでは成功しずらいケベック州ですので、移民もみんな必死にフランス語を話せるように頑張ります。

どうしてもダメという人もやっぱりいて、そういう人たちの多くはオンタリオやアルバータなど、仕事の口がある英語圏に移っていきます。

 

移民の受け入れは人口を維持し社会及び経済を発展させる上でも大事なこと。

カナダはそうやって発展してきた多文化主義の国。

 

去年一昨年くらいから再びフランス語の危機問題を取り立てて言語関係の新しい法律を通過させているケベック州政府。

ここへきてケベック州知事のルゴー氏、「カナダの多文化主義がケベックのフランス語文化を脅かしている」発言をして再び話題になっています。

 

www.cbc.ca

 

 

どうなることやら。


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