今年の夏は人手不足だから休みがもらえないから、キャンプに行けないわー、と思っていたのですが、以前我が職場で働いていた人が現在学校で働いており、学校=長期夏休み!と気がついたのでメールして都合が合うかどうか問い合わせたところ、2年間のパンデミックで家に家族みんな(彼女は3人の子持ち)で過ごし続けた反動で、夏休みも家にいたくないと思っていたところだったので、是非是非!と受けていただけまして、急遽私もほんの短期間ですがお休みをもらってキャンプへ行けることになりました〜。
本当はケベックの田舎方面のGaspesie(ガスぺ地方)とか、車で12時間くらいかかるような遠方の田舎の山の中のキャンプに行きたかったんですが、海外旅行に行きにくい昨今ゆえ、地元民がこぞって前もって予約を入れているため、10月くらいまで連泊で週末のキャンプなんかできないような状況で。
じゃあキャンプじゃなくてホテルとかエアB&Bとかで泊まってハイキングに行く?と調べてみたものの、エアB&Bに至っては一泊300ドルとか、そこはマンハッタン?みたいな相場で、ホテルも良さそうなところはかなり高額。
三泊して10万円とか、それはやっぱりぼったくりな気がします。
やっぱりキャンプできない夏なのかな〜、と思いつつ、州立公園のサイトで日にちを指定してもう一度検索してみたら、モントリオールから車で1時間ほどのOkaの公園内のキャンプサイトに空きがありました!
おおおお、さすが、近所で便利だけど近所だからロマンティックさにかけるOka!
小さな子供づれなら便利で良いけど、やっぱり大自然でキャンプしてハイキングして絶景を見てうっとりしたい場合には選ばれない地元の公園!
でもね、自然はちゃんとしっかりあるし、キャンプサイトがきちんと森の中で、サイト同士が隣接していてもある程度の距離はあるし、何しろ木々に囲まれているのでやっぱり落ち着くんです。
ということで、日曜の晩から三泊してくることに。
日曜は午後から雨が降る予報が出てますけど、良いんです。
テントと寝袋と、あとは何をもっていくんだったっけ。
荷物のリストはこんな感じ:
テント
寝袋と寝袋の下に敷く薄手のパッド
枕カバー(着替えを中に入れるので枕はもっていかず)
シーツ
タープ
ロープ
ナイフや金槌
調理用のキャンプストーブとカセットコンロおよび燃料カセット
鍋、調理用のヘラなど、カトラリー類
カップ、皿、ボウル
生分解する皿洗い洗剤とたわし
缶切り
洗濯バサミ
タオル
懐中電灯
テーブルクロス
食糧
ゴミ袋
着替えなど
キャンプ用品は大きめの箱に入れて地下室に収納してあるので、それを取り出します。
キャンプ用の鍋などは、キャンプ用品として販売されているようなのではなくて、IKEAで代償セットで10ドルくらいだった安い鍋とか、とにかく家で常に使うのとは別セットで軽量で高級品じゃないので汚れたり無くしても惜しくないような気軽なもの一式。
容器も道具もプラスティック製品が豊富にありますが、使い捨てずちゃんと洗って何度も使っています。
ホーロー製とかステンレス製とかでも良いんですが、重いので、キャンプ場まで自転車で行く場合は荷物を軽くしたいということもあり、プラスティック製品が集まってしまいました。
食糧はどうしようか
キャンプといえば焚き火を焚いてそこで調理して食べるご飯が美味しいですが、焚き火で調理って、実際は炎が盛んに燃えてる時には調理できなくて、炎が消えて炭火になってからですので、結局はキャンプ用の調理器具で調理することが多いです。
夕飯までの時間をハイキングやバイクライドやなんやかんやで活発に過ごしたあとは、暗くなる前にささっと、あんまり手の込んでないものを調理して食べたい。
しかも冷蔵庫とかのないキャンプサイトですから、生物を持っていって使えるのはせいぜい一泊めの夕飯と翌朝の朝食程度です。
そうなると、メニューも限られてきます。
何しろキャンプサイトであんまり調理に集中したり時間かけたりしたくないし、ゴミも出したくないし、洗い物も出したくないし。
ということで、今回のメニューは
最初の晩は、夫が先日作って残りを冷凍してあったヴィーガン・ボロネーズソースを持参してパスタ。
翌日はチックピーフラワーを使ってヴィーガン・オムレツ。
最後の晩は、レンティルを持って行ってキャンプサイトの近所にあるスーパーでほうれん草かブロッコリを買ってきて、レンティルシチュウとバスマティライス。
という献立に。
朝はオートミール。
昼はサンドイッチです。
このサンドイッチの具がまたヴィーガンだとチーズとハムね、なんてことはできないので、缶詰のベークドビーンズ(ヴィーガン)と缶詰のチックピーを持参して、適当にサンドイッチにしようという作戦です。
あとはたまに味噌汁が欲しくなるかも、ということで、合わせ味噌を小さな容器に入れて持っていきます。
具がなくても味噌だけでもホッとしますから。
あ、乾燥わかめも入れておこうかな。
メニューどうしようかな〜と思ってググって出てきたサイトです。
インスピレーションは頂きましたが、これみてこの通りになんてする気はゼロ。
何しろキャンプサイトには電気がないし、水道も、複数のサイトで共同で使う水のみの蛇口が一つあるだけ(シンク無し)なので、とにかくファンシーなことはしたくない。
それでも水道があるだけまし。
バックカントリーのキャンプだったら、飲める水もありませんから、湖の水を自分で濾過したり、移動も車が使えないから軽量に軽量。
買い出しも行けないから乾燥された食品を持参するなど、準備にもっともっと工夫が必要です。
実際このキャンプ場へはもう過去20年以上何度もきてますので、自転車でサイトを出てあちこち行けば街の中にスーパーがある場所もわかってますので、二泊めの夕飯に入れたい生野菜はそこで買うつもりです。
持っていく食品は乾物メイン。
米、レンティル、チックピー粉、スパイス類など、以前に食料品が入っていたパッケージをとっておいたものに小分けします。
乾物が入っていた小袋など、ジッパー付きで結構立派な袋が多く、使い捨てするのにかなり抵抗がありますので綺麗にまとめて保存(スパイス類は洗っても匂いが残るので洗わずにとってあることも)してあるので、そこに一度分ずつ入れるスパイスを調合して入れたり、硬めのプラスティックの容器はタッパー代わりに大小取り混ぜ大いに活用します。
さあ〜のんびり楽しんできましょう。