食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

1001 Pots で器探しとVal Davidのヴィーガンアイスクリーム

作家の名前とQRコードが表示され、作品が無造作に並べられていました。

 

先週、OKAにキャンプに行く前に、ちょっと遠回りしてケベックの陶芸家の人々が出店している器や焼き物の展示販売とワークショップなどのイベント、1001 Potsというのを見に行ってきました。

 

 

特に器が趣味というわけではありませんが、北米で普通に出回っている食器類とはサイズも形も違うものを使う日本の食生活ですから、日本で作っていた食べ物をこちらでも、となった時に「皿が平らすぎる、大きすぎる、数種類同時に置くと汁が混ざってしまう、、」という具合にちょっと困る場面もあります。

 

そんな次第で日本に帰省するたびに器のお店に入っては「日本でしか買えない器をちょっと買って帰ろう」とするのですが、これがなかなか難しい。

 

何しろ久々に目にする日本の器たち、全てが欲しくなってしまいます。

冷静に、冷静に、今一番使い勝手が良いのはどんなサイズのどんな器なのだったっけ?

 

小皿が欲しいんだったっけ?

小鉢も欲しいんだったっけ?

お椀も欲しいし、細長い皿もあったら便利だし、食卓の真ん中にどどーんと煮物をまとめて入れる大きなお鉢もあったらいいし、、、。

 

割らずに持って帰ることができるかな、これとこれを買うとやっぱり重いな、無理かな、ああ、無理無理、諦めなきゃ!

 

もうね、普段はあんまり感じない物欲と、現実と、諦めと、悲しみと、いろいろな感情に翻弄されて、かなり疲れます。

 

特に器が趣味でもない自分ですらこんなですからね、陶器市に出入りする器好きの人たち(で遠距離在住)はかなり苦しい思いをしますよねえ。

 

飛行機に乗らなくてももって帰れる場所で、一堂に集められた焼き物たちを見られるということで、早速行ってきました。

 

www.1001pots.com

この催しを始めたのは日本出身の男性ということで、全体的にやっぱり和風っぽいスタイルのものが主流でした。

 

そうじゃないものもありましたし、お茶目で面白い路線を狙っている(擬人化した動物の置物とか)そういうのもありましたけれど。

 

技術的に上手な方の作品はなんとなくやっぱり日本でよく見かける雰囲気の青い器とか茶色い器とか、なんというか「ああ、こういうの温泉町のお土産やさんにありそう」「こういう丼に入ったうどんを出すチェーン店がありそう」という雰囲気を感じないと言い切れない。

 

懐かしいような、ちょっとお腹いっぱいなような、まあでも作家の方々を応援する意味でちょっと買おうかしら、、と値段を見たら、結構大胆な値付けがされていて、「おおおおお、これはちょっと悩む」

 

陶芸に必要な粘土とか釉薬とか道具とか釜とか、経費もかかってるわけだし、この技術の習得と制作に費やす時間を考えたらこれくらいになるのでしょうかね。

 

「日本で買ったら持って帰る苦労がすごいよ、日本に帰る飛行機代を考えたらこれくらい安いよ」と、値段は見ないで選ぶことに。

 

でもね、結局、うちでご飯を作って入れるのに便利そうじゃないサイズや形のものを除外して、好きじゃないものを除外したら、お皿三枚に落ち着きました。

 

小皿とか小鉢とか、当然のようにほとんどの作家は作っていないようでしたし。

やっぱりこれは日本でのお楽しみにしましょうか。

 

Val David

というのはモントリオールから車で小一時間北上したところにある谷間の村。

1001 Potsのイベントがある村ですが、小さいながらも自転車、カヌー、カヤックなどなど夏のスポーツを楽しみたい人々が集まる良い感じの村です。

 

村の中をRiviere du Nord が流れ、並行するようにP'tit Train du Nord(バイクトレイル)が通り抜け、Val Davidの駅(以前は鉄道の駅、現在はバイクトレイルのサービス・ストップ的な感じ)もあり、その周辺にはこじんまりしたカフェやお店が集まっています。

P'tit Train du Nord(プティ・トラン・デュ・ノー)については過去に何度か書いてます。

casse-pied.hatenablog.com

自転車に乗ったりインライン・スケートしたりするグループや家族連れが通っていくバイクパスですから、とちゅう途中にある「駅」周辺でランチを食べたり一服したり、週末は特に賑わいます。

 

 

1001 Potsの会場の向かい側には、ヴィーガン・アイスクリームのお店がありました。

この日は曇り空でしたが結構暑かったので何年振りかでアイスクリームを食べました。

 

ラズベリーとヘーゼルナッツ・チョコレート

歳でしょうかね、1スクープの半分くらいで既に喜びは去り「食べ終わらなきゃ」という義務感で食べ進めましたよ。

 

ラズベリーは酸味もあって美味しかったですが、チョコレートはちょっと残念な気分。

夫は逆にラズベリーはあんまり、というのでチョコレートをたくさん食べてもらい、私はラズベリーを担当しました。

 

 

でもね、たまにこうやってアイスクリームをいただくというのはいいもんだ。

2スクープで税とチップ込みで7ドルちょっとしましたので、やみつきになる程美味しいと感じなくて却ってよかったかも。

 

それにしてもアイスクリームも値上がりしましたね〜。

 

 

世の中自分の給料以外全て値上がりしてるかも。


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