食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

お題・急に休みになったら

二人とも疲れて帰ってきた晩の咄嗟のご飯。

残り物のボロニャソース(ヴィーガン)をマッシュポテトの上に乗っけ、グリーンビーンズとブロッコリを蒸したものを添え。

 

グリーンビーンズとブロッコリには、バター(ヴィーガン)をまぶし、ナツメグと、バターが無塩なら塩を振りかけます。上手いんだこれが。

シンプルですが、上手いレシピ(とはいえない。)

 

 

今週のお題「急に休みになったら」

2020年の3月

そうです、コロナのパンデミックが北米にやってきて、モントリオールにもやってきて、ついにうちの職場も「明日から緊急閉鎖」になった、あの時です。

 

対岸の火事的な感覚で報道を片目で眺めてて、1月下旬にはニューヨークに週末だけでしたけど遊びに行って帰ってきて(そしてすぐ風邪をひき、あはは、コロナだったりして〜、と軽口を叩いていた)中国は大変らしいという様子をネットで見たりして、2009年の豚インフルを思い出すなあなんて思いつつ、5月に日本に帰国する便のチケットを購入したりして、割とボケておりました。

 

カナダもトロントとか大都市に感染者がボツボツ登場し始めたらしいと聞きつつも、2月下旬ぐらいにはダウンタウンの映画館で韓国映画のパラサイトを観てきたりして、メトロに乗った時に「そういえば昔知人がメトロなど公共の交通機関では手袋して風邪予防をするんだと言ってたっけ」なんて思いながら手袋をしたままずっと乗って見たりしたんですよね。

 

そして、その頃あたりに職場のクライアント諸氏から電話で「閉鎖になる予定はありますか?」という問い合わせが入り始め「え?閉鎖?それはないでしょ?」と思っていたんですが、確か3月11日が月曜で、出勤したら上司が「うちも閉鎖すべきだと思うんですがどうでしょうか」とスタッフミーティング。

急遽明日から閉鎖、ということになったのでした。

火曜はクライアントに対しては閉鎖して、スタッフだけ出勤してズームでサービスを続ける作戦をたて、家で仕事するのに必要なラップトップとか書類とかをまとめて、リモートでの仕事の流れを大慌てで打ち合わせたのでした。

 

そして、帰り際上司に「大丈夫?」と聞かれ、上司は「こんなパニック状態で世間も大混乱で、あなたのメンタルヘルスは大丈夫か」という意味の質問だとは知りつつも、うっかり「大丈夫です、読みたい本がいっぱいあるし」と本音で答えた私。

 

そうなんですよ、家で仕事するっていうからには通勤時間が浮くし、読書できる時間が増えるに違いないと確信して、まさに「いきなり無期限の休暇?」みたいな気分で。

 

蓋を開けてみたら、クライアントの様子を伺う電話をかけたり、ズームの使い方がわからないという人からの電話に対応したり、普段は顔を見てやってることをズームや電話でこなし、細かい報告やデータ集めなどもあって、なんで家で一人で仕事してるのにこんなにやることがあるのか!と、読書する時間なんて増えませんでした。

 

 

仕事の合間にパンの発酵具合を見てほどよいタイミングで焼けたので、パン焼く機会は増えましたけど。


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