食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

バックカントリー・キャンピングと虫除け

乾物は軽くて便利なので、TVP(大豆ミートみたいな)大活躍

プラスティックフリージュライの最中でしたけど、プラ容器とプラスプーンでキャンプ飯?

 

プラスティックフリーと言っても自分としては使い捨てないことを重視しているし、カヌーキャンピングにステンレス製品など重すぎて持っていけません。

口に入れないものならアルミ製品は使います(テントペグとか)が、どうしても基本はプラ製品。

 

今使っているものを末長く大切に使い続ける、それしかないと思っています。

 

虫 

夏休みにカヌーキャンピングに出かけると決まった際にまず頭に浮かんだのは、暑い太陽のもと、水でびしょ濡れになるだろうから短パンか、短パンスタイルの水着に半袖のシャツでも着て、サンダル履いて、、、という装い。

 

でもね、湖、水辺のキャンプ地、水辺のポータージュ、そんな爽やかじゃないです。

それは承知でしたから、長ズボン(膝下を外せば短パン)ハイキングブーツ(ポータージュでぬかるみや岩ゴロゴロ木の根っこボコボコの山道を歩くから)と長袖シャツで挑みました。

 

長袖長ズボンってやっぱり夏の日差しの元だと暑苦しいですね。

 

あんまり暑苦しいので半袖シャツに、日本でよく見かける日焼け予防のスリーブをつけて、暑い時やカヌーの上(湖に出てしまえば虫はほぼいなくなる)では外そう、と思っていたのですが、蚊とかブラックフライなどは虫除けスプレーをすれば良かったんですが、今まで出会ったことのない、普通のハエの姿をしているんだけどもチク!っと噛むハエが大量に発生してまして、こやつらはカヌーの上に乗ってしつこくどこまでもついてくるんですよ。

後でサスカチュワン州に住んだことのある義姉に話したら、そういう虫いたいた、と言っていたので、西の方の虫なのかも。

南オンタリオやケベックでは見たことありません。

 

ごついブーツを履いたままだと狭いカヌーの中で動きにくいので、ウォーターシューズに履き替えて漕いでたら、皮膚が露出してる部分を噛みに飛んでくるんです。

 

半袖になってたら腕も。

 

とにかく、肌を露出すると負けるんです。

 

というか、長袖長ズボンハイキングブーツでも、布の上からも噛みにきたり食いにきたり。

唯一安全だったのは、ツバ広の帽子の上から被る虫除けネットで覆われていた顔と首周りのみ。

 

虫除けネット

Amazonで19ドル?私は近所のCanadian Tireで6ドルで書いました。

ツバ広の帽子をかぶってその上に被るのですが、被っている間は顔や首まわりだけは虫刺されに悩まされることなく済みます。

私のは黒いネットで上のスクショの左下や右下の写真みたいな感じ。

虫が黒いものに寄ってくることを考えたら白で作ってくれたら良かったと思いますが、白い製品も存在するようではありますね。

 

ネット状のジャケットやパンツなども出回ってますが、ネットと肌がある程度離れていないと意味がないので、ネットスーツ着ても効果はないと思います。

体験のあるかた、コメントで教えてください。

 

大変助けられた虫除けネットですが、これだって食事の際にネットをあげて食べてる間に首筋周りも瞼の上も、嫌なところばっかり蚊に食われました。

 

食事はネットを被ったままでは無理ですが、水を飲むときはネットを被ったままで無理やり飲んでみたりもしました。

必死のパッチとはこのこと。

 

あとポータージュで荷物をよっこらせ、と背負ったり降ろしたりする作業中などで手が塞がっている間に指もあちこち蚊に食われました。

 

痒い!

日本語を学習している夫に向かって痒いかゆい言っていたので、その場にいた友人たちみんな痒いと言う日本語を覚えてました。

 

噛むハエに対しては痛い!を連発していたので、痛い!も覚えてましたね。

 

 

Deet

長袖や虫除けネット以外では、ディートと呼ばれる強烈な薬品があるのですが、湖に出る前に購入した新品のディート25%含有の虫除けスプレーが、最終日にはほぼ空になるくらいガンガンスプレーしまくってました。

スプレーしたばっかりの時はある程度は効果を感じますが、たいして汗もかいてないのに小一時間したらやっぱり虫にたかられるので、缶のラベルにある「8時間有効」とか言うあれはどんな嘘っぱちだろうと呆れます。

 

でもね、ディートが入っていない虫除けスプレーは全く効果を感じません。

 

それだけ虫パワーがすごいんです。

特に雨の後、ぬかるみや湿地帯、茂みなどに隣接するポータージュでは虫が大量発生しやすいのです。

 

肌に直接つける以外にも洋服の上にも満遍なく使います。

化学繊維によってはディートがかかると変質するので注意が必要です。

プラスティック製のメガネレンズや時計なども変質を避けるため外してスプレーする方が安心です。

 

上半身にスプレーする時は息を止める、風下に人がいないところで使用する、顔はスプレーせず、手の甲にスプレーしてそれを塗る、手のひらにはスプレーしない(誤って口や目に入れないように)など注意も必要です。

 

Wikipediaの記事によると、カナダではディート30%以上含有の虫除けは2022年以降は販売禁止になってるそうですね。

それだけ強烈な薬品だということです。

蚊、ブラックフライ、ダニ、ホースフライ、などなどに有効です。

en.wikipedia.org

日本語でもあった。

ja.wikipedia.org

 

虫によく刺される体質の人と、気にならない人の違いは色々ありますが、基本的には色の薄いものを身につけて、アルコールを飲まず、ディートをスプレーして肌の露出を避け、日陰でなく日向に身を置いて、、、という対策が有効(なはずですけど全く刺されずに済むわけはないのでした。)

 

そうそう、私の髪は白髪混じりとはいえ全体的に黒いので虫を寄せ付けます。

白っぽい色の布で髪を覆うと刺される量が減ります。

 

白いバンダナ、ハンカチ、手拭い、何でも可。

 

世の中で販売されてるスポーツギアって黒や紺など濃いめの色のものが多く、白を見つけるのは結構大変。

白がなければ薄手のグレーや薄手の色のものをなるべく多く身につけて、黒いものは避けるのが重要だと毎回感じます。

 

今回のカヌートリップ、後半二日ほど気温が結構低くなり、フリースを羽織ることがあったんですが、Tシャツ類は白いものを持って行っていたのに、フリースは濃紺だったのでしっかり虫にたかられました。

気温が低くても頑張る蚊に。

 

友人は薄手のグレイのフリースを着ていたのですが、薄手の色の服だと汚れが目立つのでキャンプなどで汚しそうな場面に持っていくのはさらに抵抗があるんですけど、虫除けのためならそれも仕方ないかな。

 

 

刺されたら

どんなに虫除けに心を砕いても刺されることは避けられません。

日本で子供時代親が塗ってくれたム*とかキン*ンとか、ああいうのはスースーするけど痒み自体には効果がありません(個人的感想です。)

カナダの薬局で出回っているPolysporin1%の塗り薬が私は今のところ一番効果を感じる薬です。

 

 

かかないようにしましょう


ヴィーガンランキング