食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

帰りのフライトで観た残りの映画

友人が持ってきてくれたヴィーガン・チョコレートムース。アメリカ産の材料を一切使ってないそうで、彼曰く、アメリカ製品を避けるのは全然大変じゃなかったとか。
フィールグッド系だけど痛そうでもあった

The King of Staten Island

日本語ではニートとか呼ばれるであろう24歳で無職で無責任で親の家に住んでフラフラしてる青年が母親のボーイフレンドと彼が働く消防署の同僚たちと一緒に寝起きするようになってだんだん変わっていく、、、というようなお話。

 

彼がパッとせず将来のことを考えもせずフラフラしているのは、消防士だった父が子供の頃に殉死し、父親不在で成長したことが大きな要因という設定。

ひょんなことから母親と付き合うようになった男が偶然にも亡き父を知る現役消防士で、映画の後半から消防士の世界と、彼自身が以前から夢に持っていたタトゥアーティストになりたいという目標とがぐんぐん現実味を持って繰り広げられていく。

 

設定に若干無理があるというか、強引な展開な気もしますが、軽く笑いつつあまり頭を使わず、観た後眠るには良い感じではありました。

 

スティーブ・ブシャミが亡き父を知る消防士仲間の一人として登場し、なんというか、わースティーブ・ブシャミも老けたなあ、と思って見ていたら、「この消防署の一番年季の入った知恵者」みたいな役回りで、おおお、往年のMr.ピンクが、、とちょっとジーンと来てみたり。

 

主人公役のピート・デイヴィッドスンのお父さんは2000年の9・11の際の救助活動で命を落とした消防士なんだそうです。

消防士を職業に選ぶ人間は家族を持つべきじゃない、と青年が消防士たちに言う場面があり、後半で再びその発言に関して登場人物たちが考察をする場面があるのですが、これは実際に父親を殉死という形で失い、後に残された家族として生きてきた彼が一度は考えたことなんだろうと思います。

 

作品中ではタトゥの彫り師になりたくて自分のみならず友人の体を練習台に色々とちょっとヘタウマ系のタトゥを入れている彼ですが、実際に彫ってる場面もあって、それは演技だから本当の針が肌に入っているわけじゃないとは思うものの、痛そうで、こういう場面に弱い自分は顔を顰めて視線をちょっとずらしていました。

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Young Woman and the Sea

女性で初めてイングリッシュ・チャンネルを泳いで渡りきった凄いスイマーの話。

 

私が子供の頃、日本人女性でもイングリッシュ・チャンネルを泳いだ方がいて、帰国後テレビ出演などしてかなり騒がれていた記憶にありますが、なんでやろうとしたのか、と聞かれて「地図で見たら2センチくらいだったからできると思って」と言って笑っていたのを覚えています。(2じゃなくて1センチだったかも)

 

今ググったら大貫映子さんという方が1982年にドーバー海峡を九時間32分で完泳したのでした。

日本人男性でウエットスーツを着用し泳いだ為公式には認められなかったという方が彼女の前にいましたが、それ以外では日本人初の大挙だったんですね。

すごい偉業なのにそんなボケで答えるとは面白い方。

それにしても、イングリッシュ・チャンネルとは日本語でドーバー海峡だったのか。

 

トゥルーディ(Trudy, Gertrude)は1926年8月6日に女性で初めてドーバー海峡を泳ぎきりましたが、それまでにもアメリカの代表選手としてパリ・オリンピックに出場したり、多くの水泳競技で活躍していた女性。

この映画で描かれているエピソードの全てが史実ではないでしょうけれども、1920年代といえばアメリカでも女性は社会の中で行動範囲がかなり制限されていたのは容易に想像がつきます。

オリンピックに女性チームを送ることになったという知らせをもたらすアメリカの水泳団体の偉いさんが「USAは女性を水泳競技で活躍させることを恐れたりはしないのだ」というようなことを高々と宣言する場面がありますが、その直後からコーチやら団体の上層部やらが悉く女子選手たちにトレーニングさせないとか、そういう意地の悪いことをする場面が出てきます。

 

どうせ女性が活躍する場面があるんだったら自分たちの国の同士が活躍してくれる方が嬉しい、と思うのが自然だと思うので、こういうのが本当にあったのかどうかはちょっと不明ですし、すんなり受け入れにくいエピソードです。

 

彼女はドーバー海峡を泳ぐ試みに一度目は失敗するのですが、それ自体は史実に基づいていますが、その理由は映画ではコーチが薬を入れた紅茶を飲ませたことで体調が急激に悪化して泳ぎ続けることができなくなったためである一方、史実では伴走ならぬ判泳者に彼女を水から引き上げるよう命じたせい。(泳いでいる間はスイマーの体に他者が触れると失格になる)

 

彼女の成功を阻むために邪魔したコーチという設定をはっきりさせるためとはいえ、薬物を入れた紅茶を選手に与えるというのはちょっと悪者ぶりが極端すぎるように思いますが、ディズニーだからしょうがないんでしょうかね。

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日本では大谷翔平選手の快挙にみんなが大喜びしますが、この映画ではトゥルーディが快挙をあげて観客の胸がスッキリするという感じですね。

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映画自体は面白くなかったが話題てんこ盛りだったらしい

It Ends with Us

DVのある家庭で育った主人公が、自分も気がついたらDVの渦中にいて、、、、と言う話。

 

去年から主演女優と監督権主演男優との間の訴訟騒ぎで話題になっていたらしいのですが、全くそんなことは知らずに観始めました。

 

飽きてきて途中で早送りを何度か繰り返し、そのせいで詳細を逃して話がようわからんようになって「ああもういいや」と見るのをやめた作品。

 

何度も何度も繰り返されるふわふわロマンティック系キスしそうでしない、と思ったら男の人が女性の首筋に顔を近づけてみたり髪を触ってみたり、レンズフレアとか映像のアイキャンディーでメロドラマの雰囲気もコテコテに盛り上がります。

 

その割に主演の女優さんの表情がなんというかどっちつかずで、ふわふわロマンティックな場面ではいつも苦笑いしているように見えて仕方なかった(そういう表情の人なのかもしれませんが。)

 

そして、アメリカのテレビや映画は昔っから、「普通の若者」が豪邸に住んでてすごい良い暮らしをしているので、観ていて白けるのですが、この作品も御多分に洩れず。

 

登場人物は別にお金持ちっていう設定ではないと思うのですが、自分の花屋を開店させるという夢に向かって頑張って、ついに店を開けた女性と、30歳の神経外科と、住んでる所はもちろん大きなアパートで、家具や台所なども賃貸にありがちな感じではなくてデザイナーにお願いした風。

 

30歳の神経外科ならそれくらいの収入はあるかもしれないけれど、不規則で忙しい仕事をしながらそこまで瀟洒なお住まいを整える余裕がある30歳ってあんまり現実味を感じない。

 

その昔、英国のコメディドラマでシェイムレス(恥知らずな、という感じの意味)というシリーズがヒットして、それは生活保護を受けて暮らす男性とその家族が、恥知らずに制度の裏を書くような、たくましい暮らしをしながらそこで色々なドラマが繰り広がって、、というような感じの話で、登場人物たちは政府が斡旋する家賃が無料または安価な公共住宅的な狭苦しいところに住んでいます。

これがヒットしてアメリカ版が出て、そちらをみたらば、生活保護を受けてどん底で貧しい暮らしという設定なのに住んでいる家はビクトリア様式のトリミングがあるドアフレーム、高い天井で広々したキッチンで、、10分で見るのをやめました。

 

そんな豪勢なところに住んでる登場人物がいかに「今月はお金がもう残ってなくてお腹が空いてるのに!」とか叫んでても現実感がありません。

エアビーでもやって臨時収入得なさい、広い家に住んでるんだし、シェイムレスなんだから。

 

また脱線しました。

 

セクシャルハラスメントなどのゴシップのせいなのか、同名の原作もベストセラーだったせいなのか、はたまた映画の評判が純粋に良かったのか、機内で観てる方結構あちこちいらっしゃいました。

私はつまらないと感じましたが、あくまでも個人の感想です。

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4本しか観なかったとか言ってますけど、いつも無料で見せてもらってありがとう


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