食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

義妹夫婦とサンクスギビング

 今週末はカナダのサンクスギビングで三連休です。

 

丁度良いタイミングで、国境の南、ピッツバーグに住んでいる義妹夫婦がモントリオールに仕事があるとかで、遊びにきました。

 

 

というわけで、義妹夫婦と市内に住む義弟一家と一緒に、日曜の夕方、サンクスギビング・ディナーをすることに、、、(義弟一家のお家で。笑)

それ以外の、木曜の夜から火曜の晩御飯までは、ずーっとヴィーガン・サパーにお付き合いいただきます。

 

適度に楽ちんな来客サパー

まず木曜日。

仕事帰りにちゃちゃっと手抜きでこしらえたのは、ヴェジ・ポットパイ。

パイクラストだけ前以て仕込んでおいたので、帰宅後、義妹夫婦と喋りながら野菜の皮をむいたりし始めて、夕飯は7時半くらい。

パイとかオーブンものは大体受けがよろしい。

最近健康志向でヴィーガン食に興味のある義妹にレシピを求められ。

 

 この日は豆腐じゃなくてチックピーを入れました。

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金曜日も仕事帰りにちゃちゃっとバージョンで、ラタトゥイユ。

野菜の買い物だけ夫に任せました。

帰宅して冷蔵庫を開けると、でっかいナスが二本。

迷いましたが、大鍋いっぱいに作って、翌日味付け直しの残り物料理にしてやりましょっと、巨大ナス二本で作りましたよ。

先日書いた、ヴィーガン102・具体策編に例として書いたものが続いているのは、やっぱり楽で美味しいからです。

 

土曜は午前中一緒に出かけた後、午後は夫と義妹と義弟で水入らず。

私は家で用事を片付けつつ、夕飯はインド系で行くことに。

前日の残りのラタトゥイユを生姜、ターメリック、スパイス各種のタルカで味付け直して一品。超簡単。

あとは定番のダールと、オニオンバジで。

楽なものばかり作って申し訳ないので、スパイス各種はきっちりフライパンで乾煎りして石臼?mortar and pestle でゴリゴリと擦りました。

 

 

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 揚げ物は、使用後の油の処理に困るので遠のいていましたが、コンポストに入れても良いと見聞きして、ちょっと復活気味です。

とは言え数ヶ月に一回程度ですけれど。

  

 

日曜のサンクスギビングは義弟夫人にお任せ、と思っていたら、義妹がヴィーガン・サイドディッシュを一品作って持って行くと提案し、スイートポテト・クランブルを作ってくれました。

 

義妹は料理はそれ程得意ではなく、純粋に私が食べられるようなヴィーガンの一品を用意してあげようと言うのと、大勢呼んでサンクスギビングのディナーを用意する義弟夫人の労をねぎらうという動機で頑張ってくれました。感謝。

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使い捨てのベーキングディッシュでお作りになりましたが、、、。

 

市内に住んでる義弟夫妻、仲が悪いわけでは全くないのですが、近いのに会うのはこんな時くらいです。

そういう意味でも、結びつけてくれる義妹に感謝します。

 

月曜の晩は、ウケ狙いでたこ焼きにする予定です。


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ヴィーガン入門 102・具体策編

 

そういえば今年で、ヴィーガンに転向して四年経ちました。

最初の頃とは気持ちも考え方も若干変化しているかな、と思います。

徐々に変化するものですから、ハッキリと「自分は変わった!」と思ってるわけではありませんけども。

でも基本的に変わっていないのは、植物性で行けるとこまで行くで、、という姿勢でしょうか。

無理とか我慢とかしてません。

 

でも妥協もします。

特に日本に帰省した時とか。(寿司屋に行く、とかではなくて、外食で味噌汁にかつおだしが使ってあっても妥協する、という意味です。笑)

 

多分、将来ご縁があって、肉食ばっかりな文化圏、僻地で、野菜なんかそうそう簡単に手に入らなくって缶詰ばっかりしか食べられないような土地に遊びに行ったりする機会があった場合、そういう場合はもう、妥協するでしょうね。

持ち込める食べ物は持ち込みますけれど。

 

さて、知り合いからのヴィーガンに関する質問をきっかけに前回はヴィーガン入門101としまして、心の準備編を書きましたが、今日は、具体策編を書いてまいります。

 

調味料

塩胡椒やスパイスはさておき、ケチャップとかマヨネーズとかマスタード、オイスターソース、いろいろありますね。

白砂糖はヴィーガンじゃないんです。

でもまあ白砂糖とか白米、白い小麦粉など高度に精製されている食品は糖尿病などの元ですし、精製度の低いものを使う方が良いので、あえて白砂糖のために困る必要はなし。

好みは別として、蜂蜜ならメープルシロップで上等、アガヴェシロップなど他にもいろいろあります。

コーンシロップ=果糖は体に入ると肝臓でしか処理されないため、肝臓への負担が大きく、百害あって一利なしですので、使いません。

マヨネーズはヴィーガンマヨネーズを自分で作れば節約にもなります。簡単です。

いろんなレシピがネット上で公開されていますので、いろいろ試すと楽しめます。

 

洋物の調味料のレシピなど見てると、味噌をちょっと入れる、とか、いろんな工夫を皆さんなさってます。

出来合いの加工品のボトルに依存しなくなったぶん、食品添加物を知らずに摂取することもかなり減って、気分爽快になりますよ。


 

朝食

日本の朝食でヴィーガンが困るのは、味噌汁の出汁、卵焼きの卵、魚の干物、、ですかね?

味噌汁の出汁は昆布だしや椎茸、他には野菜だしとか、蕎麦を茹でた時の茹で汁も使えます。切り干し大根の戻し汁をダシにするというのもあるようです。

卵料理の代わりには、チックピー・フラワーとか豆腐が使われることが多いです。

  

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トーストにアボカドをスライスして乗せるとか、私はご飯にアボカドと豆腐を乗せて醤油をかけて食べたりもします。

 

オートミールを作るとか、グラノラに植物性ミルクをかけるとか、そういう朝食も簡単で美味しいですね。 

植物性ミルクは、豆乳以外のものはタンパク源としてあてにできるほどタンパク質を含有していないので、そこだけご注意あれ。

 

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ある週末の朝ごはん。週末はいつもこんな。ヴィーガンになる前はこれにオムレツがついて豆がなかったり。

 
タンパク源?

豆類、野菜にもタンパク質が豊富なものがたくさんあります。

コメと豆類を一緒に摂取すると完全タンパク質の摂取ができます。

 

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肉メニューのレシピをヴィーガンにする手っ取り早い手段としては、肉の代わりに

  • セイタン
  • 車麩
  • 大豆が原料の偽肉製品
  • 高野豆腐
  • 豆腐
  • チックピーやレンティルなど豆類

を入れるというのがあります。

野菜や米にもタンパク質はあるので、肉は入れずにそのまま、って言うのもありです。

  

外食使えるメニュー、使える店

外食事情は土地によって違いますけれど、モントリオールの場合、とっさに使えるのはfalafel屋です。

インド系はナンやデザートに牛乳が使われていたり、パニールが多用されていたり、調理にギーが使われていたりと乳製品が頻出しますが、店によっては融通を利かせてくれます(とはいえヴィーガン・パニールとかヴィーガン・ライタとかは無理ですけれど)

 

アイルランドの片田舎でも怖いものなしだったのが、フレンチフライズ、かの国ではチップスですね。

ただ、揚げ油は使い回しなので、芋だけでなく魚や肉類をあげるときにも使いますので、そこが許せない場合はフレンチフライズもヴィーガンとは言えません。

 

基本的に外食ばかりして生活しているわけではないので、たまに外食する場面で食べられるものが限られているときにはこういった捨て身の妥協?をすることもあります。

 

日本のお店ではまだ経験ないですが、西欧ではお客がお店で細かい注文をするのは当たり前なので、「このサラダには何が入っているのか、ドレッシングには何が入っているのか」と細かく聞いて、そこから動物性のこれとこれを抜くことはできるかと聞けば、できる場合はやってくれます。

最初からすでに作ってあるものを注文を受けてから盛り合わせるような場合は無理だと言われますから、それなら他に植物性だけにできそうなものはないかと、メニューを見ながらウェイターと相談。

 

サラダなら野菜ばっかりだろうと思い込んで注文したら、しっかりとベーコンビッツがかかっていたりチーズが混ざっていたりすることもあり得るので、注文前にこちらの事情を説明し、お店のメニューを理解すべし。

  

 

来客、使えるメニュー

夏場なら、ラタトゥイユとクスクスなんか、手をかけずに美味しく気楽に作れます。

冬場ならキャセロール系はご馳走というか、嬉しい、と感じてくれる人が多いので作りやすいです。

野菜をゴロゴロっと大きく切って厚手の鍋でじっくり炒め、小麦粉またはベサン粉を振りかけてから野菜だしまたは豆乳などで少し伸ばしてとろみをつけ、パイクラストを上にかぶせてオーブンでカリッと焼き上げるだけ、のヴェジ・ポット・パイは普段の夕飯にも来客時にもうちでは便利に活用しています。

 

日本で、特に大阪ではきっと無理な手段ですが、モントリオールにいる私は、ヴィーガンたこ焼きを来客の時のエンターテインメント・ディナーによく使います。

タコを入れないたこ焼きって何さ、という人が誰もいないのを逆手に取っています。笑

 

チーズや肉の比重の大きな食文化に比べると、和食はヴィーガナイズしやすいはずですが、習慣的に肉や魚って少量でもあちこちに入ってますから、少しずつ抜いて舌を慣れさせるのも大事かも。


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ご飯とおかずの関係・おにぎり

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夕方庭のトマトを収穫しようと表に出たら、上空からグワー、グワー、グワー、と大勢の鳥の鳴き声が聞こえてきました。

 

見上げると、カナダ・ギースが一列になって南東へ飛んで行くところ。

 

大急ぎで写真を撮ったのですが、すでにかなりあっちの方へ行っちゃったところだったので、ものすごく細かい点々ですが、見えますか?

赤い矢印の先のあたりに、屋根の横から右側へ広がっています。

 

こうやって秋になると暖かい南の方へ移動して行くカナダ・ギース。

そろそろいつ霜が降りても不思議はないし。

私もどこか暖かいところへ移動したいもんだ、、

健康保険制度が不備だったり誰が銃持ってるかわからないところではなく、住みやすくて気候が良いところはないものか。

 

 

ご飯とおかずの関係

 

あー、今日の夕飯どうしようか、と思った時にちょくちょく助けていただいてるフードブログがいくつかあります。

自分の好みや材料の身近さ、面白さ、などなどとともに、ブログを書いてらっしゃる方の食の興味など、共感できたり参考になったり。

 

ヴィーガンになってからは夕飯の参考にしにくくはなったけれども、いつも刺激的なブログがこちら、ツジメシ。

tsujimeshi.exblog.jp

 

このエントリー↓ を見ていてふと気がついたことが、、、。

tsujimeshi.exblog.jp

 

鯖缶梅干しカレーの写真なんですが、ご飯が型抜きしてあって、丸いお皿の右上に位置し、鯖缶梅干しカレーソースが周りに敷き詰められている様子はまるで満月と三日月みたいで絵的にも美しい、、、でも、こうやって出したら私の知り合いの西欧人たちの半分以上はきっと「ご飯に味がついていないから、ソイソースか何かかけてくれる?」って言い出しかねないなあ、、、と。笑

 

「このご飯は、ソイソースなんかよりもうんと味わい深く美味しく作られてるソースの海に浮かんでるんだから、そのソースで食べなきゃ」と私は思いますが如何でしょう。

 

日本のカレーライスって、ご飯が皿の片側3分の2を占め、カレーソースがその反対側3分の2にかかり、カレーがかかってるご飯は真ん中、皿のヘリに近い方の三分の一はご飯がむき出し、、、というようなスタイルで出てくることがよくありますよね。

こんな感じです↓

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写真は http://www.gakushoku.com/univ_curry.phpより拝借しました。会津大学の学食のカレーだそうです。

 

子供の頃に夕飯がカレーライスの時、両親が兄に「ほら、カレーばっかりじゃなくて、カレーをご飯にかけるようにして食べなさい」って言ってたのを覚えています。

兄がカレーばっかりでご飯の白い部分を残しがちだったせいか、そのうち子供の皿はご飯が全体に丸く盛られ、カレーソースがその上に満遍なくかかっていて、白いご飯が露出した部分がない、子供用盛り付けスタイルに。

なので子供の頃の憧れはカレーソースが片側に、ご飯が半分くらい露出されてる大人の盛り付けカレーライス、、、、。

今思うとくだらないですけど。

 

白い(玄米なら茶色い)ご飯とおかずの位置付け

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 この写真、先日も載せましたが、これがタリ。ご飯とナンとパパダム、炭水化物系がどーんと正面に鎮座まします。

 

インド料理の食堂で出てくるタリと呼ばれる所謂定食というか、オカズ数種とご飯とナンのコンボメニューも、ご飯は独立していて、お店の方はご飯の部分をお客の正面に置きますので、なんとなく、お蕎麦や素麺が目の前で薬味や天ぷらなどがあちら側に置かれる日本の食のプレゼンテーションにも似ているような。

 

いや、定食といえば、日本の定食はやっぱりご飯と味噌汁は目の前、手前側に置かれていて、メインのおかずや副菜はあちら側にありますよね?

タリの皿の置き方と同じですね。

 

これってやっぱり西と東の距離こそあれ、アジアのご飯文化にある私達にとって、ご飯の位置付けが割と高いっていうことかもなあと。(でもカレーライスの場合はご飯とカレーが左右になるように出てきますけれど、、、はて、、、。)

 

西欧系の料理屋で出てくるお皿は、おかずというか、肉や魚などといった動物が目の前にきて、野菜やご飯はあちら側です。

主食が肉だからですね。

 

日本では主食がご飯、肉が入っていようと魚が入っていようと、それらはおかず、惣菜。

主菜と言われることはあっても、主食という言葉はご飯です。

 

おにぎりリクエスト

職場でいつもランチやってますけど、今日はなんと、そこに来る人の一人から「おにぎりって一度でいいから食べてみたいんだけど、スシ・ショップ(と言うファーストフード的寿司屋があるんです)なんかに置いてないんだよね〜、うちのランチでできない?」とリクエストが!

 

アニメファンの方とかで、たまにおにぎりを「アニメで見たことあるよ」と言って認識してる人もいらっしゃるのですが、リクエストが出たのはお初です。

 

はてさて、ご飯に海苔のおにぎり、リクエストした本人始め、この土地の皆さんに受け入れてもらえるものだろうか、、、、。

「味がなーい、海苔が噛みきれなーい」と苦情が出そうな気がしますが、どうでしょう。

 

炊き込みご飯のおにぎりに味噌汁、、、とかだったら大丈夫かなあ。味噌汁、出汁が魚だと魚臭いって拒絶されそう、、、。


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ヴィーガン入門 101・心の準備編

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図書館の片隅に「ヴィーガン」関連コーナーができてました。貸出カウンターの前で脚光浴びてるメイン・ディスプレイは先週からフランス語学習コーナーです(その前はLGBTQ特集でした)が、こちらはちょっと小さめ。でもこうやってディスプレイを作ってもらえるとちょっと嬉しいですね。

 

 

金曜日の仕事帰り、久しぶりに会う友人を訪ねて、彼らのオフィスをおとづれました。

 

そこには南米アルゼンチン出身の学生、Cさんが勉強の合間にお手伝いにきています。

Cさんは最近になって、乳製品が体内で処理できない体質だと診断され、薬を処方されたという話でした。

 

乳製品を食べられないのはかなり辛いようですが、仕方ありません。

 

ちなみにCさん、ファクトリー・ファーミングが動物、環境、そして消費者の体に与える害悪に問題意識を感じて、以前からベジタリアンに移行しつつあるそうで、これに加えて乳製品も食べないとなると、ヴィーガン化?

 

アルゼンチンの食文化ってかなり肉偏重、乳製品も豊富だと思うのですが、そんな食文化育ちの視点からまず「ヴィーガンって、何を食べるの?」「朝食は何?」「どうやって始めたの?」「何年ヴィーガンやってるの?今でもハッピーでいられる?」「困ることってある?」など不安そうなCさん。

 

ヴィーガンに興味のある方が似たような状況からこのブログに遭遇することもあり得ますので、ちょっとまとめて見ました。

 

ヴィーガン入門101
1)移行期間を長く設ける

私の場合、ヴィーガンという目標ができたからではなくて、単に

「新鮮な魚が手に入らない土地に住んでいる」=日本帰省時以外は自然に魚類を食べたいと思えないようになっていたこと

「エビ養殖の環境への悪影響、労働環境の劣悪さ」=エビは10年ほど前にやめました

「バッテリーケージ・エッグの問題」=フリーレンジの卵を選ぶようになり、カナダでは法的にフリーレンジという表示には意味がないと知ってからはオーガニック卵に移行したものの、高価さにおののいて、食べる頻度や量が減って行ったこと

 

などと、かなり長期に渡って動物性食品の消費が徐々に減っていました。

買い物ひとつ取っても悩ましいことこの上なかったので「だったらヴィーガンになればいいのかっ!」と気がついてからは、冷蔵庫や食料庫にある動物性食品を使い終わるたびに次のものは買わないようにすることで移行していきました。

  

2)完全ヴィーガン化を目指すかどうかは自分の好みや状況次第

「チーズだけはやめられないのよ〜、だから私はヴィーガンにはなれないわ」っていう方がいらっしゃいますが、先述のCさんみたいに、乳製品が消化できない体の問題でもない限り、やめられないなら無理しなくても良いと思います。

 

じゃあヴィーガンじゃないじゃん、という話ですが、名称はどうであれ、ヴィーガンになりたいと思う動機や目的次第ですけれども、無制限に欲しいだけ摂取するのと、控える、というのとではやっぱり大きな差があると思うのです。

そこから始めて様子を見てみれば良いのではないでしょうかね。

 

大好きなものをいきなり諦めてしまったら、やっぱり辛くて、我慢の連続になり、そんな食生活は楽しくなくなります。

 

ヴィーガンかヴィーガンでないか、二択ではなくて、ヴィーガンを動物性ゼロ、動物性を毎食食べるのが100というスペクトラムの中であなたはどこらへんに居て、どこに到達したいのか、という見方をすれば良いと思います。

 

徐々にゼロを目指すのも良いですし、やっぱりチーズはやめたくない、と思うならそこは気が変わるまでそういうことにしておけば良いし。

 

他にも、昼ご飯をヴィーガンにしてみる、夕方六時以降はヴィーガンにする、週に一日だけヴィーガン、などなど、いろんなやり方で取り組んでいる方がいらっしゃいます。

 

健康のため、体が受け付けないため、という理由の方には当てはまりませんが、環境問題などが動機なら、長期間のパートタイム・ヴィーガン人口が増える方が完璧ヴィーガンをやる人が一人増えるよりもうんと有効ですし、完璧を目指すあまり辛くなってやめてしまうのならパートタイムで長期の方が無理なく続けられて体にも環境にも良いかも。

 

 

3 )レシピブログや本などをたくさん読む

情報収集、楽しそうなことを見て、いろんなレシピやお店を試して見たりして、楽しむことが必要、、、、楽しくなかったら苦行ですからね。

 

Cさんのような「チーズが食べたいけれど食べられない」状況になった人にとっては、市販のヴィーガンチーズを試しても「これはちょっと違う」と抵抗感を感じるかもしれませんが、チーズ好きなヴィーガンの方が開発したcheeseyなレシピを試してみるのも良いかも。 

 

 出版されてる本で気に入ってるのはVeganomicon

casse-pied.hatenablog.com

 

日本の本では、カノウユミコさんの野菜料理の本がとても意外で野菜料理の幅が広がって重宝します。

casse-pied.hatenablog.com

他にはメウノータのクックブックとか 

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ブログでは大御所にこんなのとか、、、、

Vegan Recipes by Angela Liddon | Oh She Glows

Minimalist Baker | Simple Food, Simply Delicious

Vegan Richa - Vegan Food Blog with Healthy and Flavorful Vegan Recipes

https://itdoesnttastelikechicken.com

 

4 )  一緒に行動することの多い周囲の人々に理解してもらう

同居している家族とか、一緒に外食することが多い仲間に理解してもらうことは大事です。

私はこの点においては幸運で、大した努力は要りませんでした。

周囲に理解してもらえない場合などは、ヴィーガンブログなどで「どうやって周囲に理解をしてもらうか」ということを書いている方がいらっしゃいますから、やっぱり同胞のブログを探して知恵を拝借するのは大事でしょうね。

 

相手を説得したいあまりに、動物を食べることがいかに残酷なのか説明するとか、ファクトリー・ファーミングの真相に迫ったビデオなどを見せるのは基本的には逆効果だと私自身は感じますが、相手と自分の関係や価値観、人柄など、いろんな要素が関わることですから、ここら辺は慎重に、気長に取り組むしかないですね。

 

5 )他人に負担をかけない

ヴィーガンに必要な食材とか皆と一緒に食卓を囲む時に自分だけ別素材のものが必要になる場合は自分で準備しています。

 

外食に行く時には行く店が決まっている場合はそこのメニューを下調べしたり、電話して問い合わせたりして、ヴィーガナイズ可能かどうか調べたり、無理なら「チーズを入れないだけでヴィーガナイズできるサラダ」などを頼んだりします。

 

友人や家族に食事に招待された時は、「自分はヴィーガンなので、動物性のものは食べられず、例えばこういうものが食べられない」と説明し、相手に面倒をかけるよりは自分で持参するのが一番長期的に有効な手段だと思います。

慣れないうちは、友人も自分も「あ、そういえばこれってヴィーガンじゃないじゃん」という食材を使ってしまうこともありますから、最初から厳しく考えないことも大事かなと。

「ヴィーガンのあなたのために、これを作りましたよ」と言って例えば市販のマヨネーズが入ったものを出されたら、私はありがたくいただきます。

 

もちろん、アレルギーなどの方ならハッキリと伝える必要はあります。

 

楽しみながらヴィーガン・ダイエットを取り入れる方が増えたら素晴らしいことだと思います。

ネズミ講やマフィアじゃないですからね、入ったら最後、、、とかそういうことでもありませんし、気楽に楽しみましょう。

 

今日も 長くなってしまいました。最後までお付き合いありがとうございました。


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ちょっぴり梅酢で紅ショウガと、公園散歩

うちでも紅ショウガ作り! 2018年九月

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先日、ぽこ33さんのブログで見かけた生姜の梅酢漬け、うちには梅酢なんかないからできないと思い込んでましたが、母が作った梅干しを何年分もちょこっとずつたしなみながら食べているので、複数の瓶からちょっとずつもらってきて、四分の一カップ分くらいかき集め、生姜親指二本分ほどスライスして漬け込んでみました。

とっても楽しみです。

 

近所の公園散歩

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先週末、町の反対側に住む友達と、中間地点のちょっと北にある公園で待ち合わせて散歩&ピクニックをしました。

 

モントリオールには大小様々な公園がありますが、先日ご紹介したマウント・ロイヤルは市民の多くが散歩やジョギング、冬はクロスカントリースキーしに集う大きな公園ですが、町外れにも色々と割と楽しめる公園があります。

 

この公園は移民が多いモントリオール・ノースという地区に近いため、週末はピクニックエリアがエスニックバーベキュー大会のような様相を呈し、あちこちからものすごく美味しそうな炭火焼の匂いが漂ってきたり。

 

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すでに午後三時過ぎていたので、ピクニックしている人たちは少ないのですが、昼時はここが満席になり、どこのテーブルも家族連れが美味しそうなものを食べています。

 

公園によってはこういったピクニックエリアにバーベキューグリルが設置されているところもありますが、この公園にはそれはなく、みんな自宅からポータブルのバーベキューを持ち込んでテーブルの上でじゃんじゃん焼いてます。

 

たまにデートしてるカップルなんかも見かけます。

楽しそうです。笑

 

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この公園には古い(といっても1800年くらい)水車を利用した工場の跡地というか残骸というか廃墟というか、、があって、崩れそうな構造に鉄の補強パイプをあてがって保存してあります。

 

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20年くらい前は中に入るのも自由だったのですが、現在では補強されているとはいえ劣化が進んでいるのか、フェンスが張り巡らされ立ち入り禁止になっている箇所が大半ですが、それでも角度を選べば割と不思議なインダストリアルかつ遺跡ちっくなバックドロップになるということで、結婚式の後写真撮影に写真家とともに訪れるカップルが後をたちません。

 

 

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ウッドペッカーです。

ウッドペッカーなんてうちの裏庭の木にもよくきてましたから、珍しくもなんともない気もしますが、間近に見るとやっぱり嬉しい。

 

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公園の端っこにある水飲み場には犬用も付いてます。アイスランドの空港、見習いなさい。笑 

 アイスランドの空港の水問題についてはこちらで↓

casse-pied.hatenablog.com

 

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公園はバイクパスの脇にありますので、モントリオールの島の北側のGouinバイクパスを通り抜ける折に立ち寄る休憩所にも使えます。

 

 

寒暖差がすごくて、朝寒いと思ったら午後から蒸し暑くなったりして、夏同様変に暖かい秋ですが、それでもだんだん涼しくなっております。


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