食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ガス調理を完全に諦めた話

 

写真は https://www.popsci.com/environment/gas-stoves-harmful/ より
 
ガス・ストーブが良かったけど

モントリオールで暮らした数々のアパートで、台所の調理器具がガスだったのは2軒のみ。

 

どちらも築150年くらいのヴィクトリア時代様式の古い建物を数人でシェアして暮らしていて、建物自体は結構ガタがきていましたが、天井が高くて調理台がガスなのが気に入っていた住処。

もっとモダンな建物はどこも電熱器って言うんでしょうか、電気が通るコイルが4口ついてるストーブ(北米では調理器具をストーブと呼びます。)

慣れるまでは火力の調整がうまくできなくてイライラしました。

弱火から強火に、強火から弱火に、と火力を急に変えることができないのです。

 

ガスのストーブだった二軒は、日本のガス調理器と同様に火力を自由自在に変えてパッパと調理できて嬉しかったのですけれども、ちょっと違っていたのは、「パイロットライト」が常についていたということ。

小さな炎が常についていて、調理するときにカチッカチッとつまみを捻ってパイロットが引火して大きな炎をつけて、それで調理するのです。

 

だからガス・ストーブの上にタオルとか置いちゃ危険です、という話なのですが、日本のガス調理器具ってパイロットライトはついてないですよね?

私が知らないだけでしょうか?

 

という次第で、ガス・ストーブへの淡い憧れを抱きつつも、電気に慣れちゃったので最近はもうどうでも良いわー、という感じで生きているきゃすぴえでございます。

 

 

 

環境問題につながる天然ガス問題

ロシアによるウクライナ侵攻を機に、ロシアが天然ガスをヨーロッパ各国に輸出していたというのを知りましたが、日本の天然ガスは確かインドネシアから多くを輸入していますよね。

 

カナダの天然ガスはどうなのか、ググってみました。

 

ノバスコシア沿岸の天然ガス採掘プロジェクトは2018年に終了したそうなのですが、まだまだ海底にはガスがあると言われているらしいのと、国内ではアルバータ、サスカチュワンとBCの地中にあるようです。

国内のガスの需要をこれで賄っているのかなと思ったら、オンタリオとケベックで使われるガスの65%は輸入されているのだとか。

BCとアルバータの地中にある天然ガス

上の地図はこちらのリンクから。

天然ガス産業のサイトですので、ここの情報はここまでにして、連邦政府のリンクを見てみました。

www.capp.ca

 

連邦政府のサイトによると、カナダは世界第5位の天然ガス生産国で、世界の総生産量の5%くらいを生産していて、国内需要を賄った余剰はアメリカに輸出しているそうです。

が、少量をアメリカから輸入してもいるそう。

open.canada.ca

 

天然ガス生産国のリストはこちら

en.wikipedia.org

アメリカ、ロシア、カタール、ときて、この記事ではカナダは4番目ですね。

それにしても、カナダの天然ガスの輸出先はアメリカらしいですけど、アメリカの生産量は世界一?なんでカナダから輸入するのか?

 

天然ガスは調理だけではなく発電とかフェリーなど交通機関の運転、家庭やオフィスの暖房など、用途は多岐にわたっています。

地中深くに埋蔵されている天然ガスをフラッキングで掘り出すことによる環境へのダメージや、地球温暖化につながる問題など、石油製品と同様、天然ガスの利用からサステイナブルなエネルギー源への切り替えが叫ばれ始め、天然ガスの消費量は減少傾向にあります。

 

家庭内での危険

現在住んでいる家の調理台は電気ストーブ。

北米によくある調理台と一体型のオーブンの調子が最近イマイチです。

買い替え時かもしれない、どうせ買い替えるならガスへの憧れが、、、という気持ちはやっぱりちょっぴりあるんですよね。

 

ちょっと調べたら、天然ガスの調理台を使うことによる健康への害というものが昨今話題になっているらしいと知りました。

環境への害だけでなく、住人の健康への害です。

 

ガスストーブはスイッチを切っていても常に少量のメタンを漏らし、窒素酸化物やその他の危険なガスが空気を汚染し、肺、特に子供の肺にダメージを与える可能性があることが最近のスタンフォード大学の研究で明らかになっているそうです。

 

ガスコンロを使用している家庭の空気を測定する同じような研究でも同じ結果が出ているそうです。

調理後の室内の空気のサンプルを分析した調査で、空気中に衝撃的なほど多量の亜酸化窒素が発見され- しかもその毒素は数時間後にも検出されたそう。

そのレベルはカナダ保健省の1時間暴露のガイドラインを超えており、煙はそれ以上長く漂っていたそうで、調査に関わった研究者の多くはその危険性に衝撃を受け、自宅にガス・ストーブを使っていた研究者が次々に電気ストーブに切り替えるほどだとか。

 

天然ガスを燃やすと亜酸化窒素、二酸化炭素、ホルムアルデヒドなどの有害物質が発生し、それらを吸い込むと、全く気づかない少量であっても健康に大きな影響を与えるのだとか。

 

下のリンクの記事によると、ガスストーブのある家庭では、ない家庭に比べ、二酸化窒素が約50〜400%、一酸化炭素が約30倍、PM2.5が約2倍多く、ガスコンロのある家庭の子どもは、喘息に関連する症状を経験する確率が42%高く、生涯喘息と診断される確率が24%高いとか。

 

そんなこと知らずにガスが一番美味しく料理しやすいわー、と電気調理器よりもガスを好む人は北米にも結構たくさん存在していますが、この危険が知られ始めることで、ガスを止める人も増えているのかもしれません。

 

また、ガスストーブのある家庭でも子供は健康だし何も問題を感じないで暮らしている人たちもたくさん存在すると思います。

カナダでストーブを買い替えるのは最近の相場だと中くらいの機種を選んでも1000ドルくらいは軽く行くと思うので、こういう記事を一つ二つ読んだくらいで故障もしていない気に入っている調理器具を捨てる気持ちにならない人はもちろん多く存在すると思いますが、もともと電気のストーブを使っていて、買い替えをきっかけにガスの世界に転向してみるか???と思っていた程度の私の場合は、いや、もうガスの夢は諦めたよ完全に、、、という気持ちです。

悲しいけれど。

 

現在ガスストーブを使っていて、電気に切り替えたいけれど直ぐには無理、という場合は、調理するときには必ず換気扇をフルに回すように心がけること、温暖な時期は窓を開けて換気を気をつけること、など工夫をする必要があります。

 

 

それにしてもこれって北米の「パイロットライト」が常についている状態の構造のガスストーブの調査だから日本のガス調理器具は話が違うのでしょうか?

気になる方は研究レポートをいくつかチェックしてみると良いかもしれません。

www.popsci.com

 

 

ガスの次に熱量の調整が良いらしいのはI Hですけれど、I Hに対応しない鍋は使えなくなるとか、恐ろしい噂を聞きます。

 

どうしましょう。


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トマトスープ、ニンニクと豆とトマト具合

むむ、やはり表情がレシピの写真と違います、液体入れすぎか。
春だけどスープを

なかなか暖かくならない今年の春。

気温が低いのもアレですけど、連日雨模様なのもがっくりきますね。

 

モントリオールは冬は寒いですけど晴れ渡る青空の日が多いんです。

だから寒いんだという話ですが(雲が上空を覆ってる時はそれほど寒くない=雪雲が覆ってる時は比較的暖かい=気温が上がってきたね、あ、雪降ってきた、という展開です。)

 

比較的温暖な気温で知られるバンクーバーやBC州の沿岸の街などは、気温自体はうんと暖かいですが、冬は雨がよく降るバンクーバー、それよりはやっぱりモントリオールの方がいいや、という地元民が多いです。

負け惜しみとも言いますけど。

 

そんな次第で、一向に暖かくもならず、雨が続いているこの春。

待つしかないんですけども。

 

 

そんなある日の夕ご飯に、このブログのレシピに感化されてトマトスープを作りましたよ。

minimalistbaker.com

 

分量を見ながら作ってなくて、組み合わせを真似ただけなので、出来上がりの味も見かけもレシピとかけ離れてしまっている模様。

ニンニクたっぷり、ホワイト・キドニービーンズを使ったのですが、豆のまろやかさもよくあっていて、ココナッツミルクで甘味も加わり、大変美味しくできました。

 
トマト具合の好みは

トマトソースを作るとき、私はトマトの酸味がストレートに残ってる状態よりは、ちょっと酸味が抑えられた状態に持っていくのが好きです。

 

というか、そのままだと酸っぱすぎると感じる方。

 

夫が作るトマトソースはどちらかというとトマトの酸味が直球で飛んできます。

以前、人参をたくさん入れてくれたことがありまして、その時は人参の甘さが鼻について、それよりはトマト直球の方が好きです、、とうるさいことを言う私。

 

子供の頃に母が作ってくれたトマトソースには椎茸の刻んだのが入っていたりして、やはりトマトっぽさは控えめになっていた記憶があります。

椎茸が入っていたのは、こちらによくあるボタンマッシュルームが日本では昔は缶詰しか手に入らなかったせいかなと思うのですが、出汁も出るし、祖父母にもウケが良かったのかもしれません。

 

私が作るトマトソースは玉ねぎとセロリのみじん切りがたっぷり入っています。

夫が作る時の倍くらい。

職場でトマトソースを作るときも、私が玉ねぎをこれでもか、と取り出して「これをみじん切り」というと、だいたい「ええ?こんなに?」と言われます。

私以外のスタッフが厨房に入った時に出来上がるトマトソースもやっぱり私の時よりもトマト直球系。

 

要するに世間様は私よりトマト直球が好みなのか。

 

でもねー、缶詰のトマトを使ってるトマトソース、缶の匂いが残ると嫌だし、トマトジュースじゃないんだから、もうちょっと角をとってまろやかにしたいじゃない、、、と私は思うんですよね。

 

 

病院の食事とかダイナーの食事などで出てくるトマトスープとか、個人的には美味しいものだと思ったことはなく、選択肢がある時ならば別のスープを選びます。

やっぱりトマトの角が立ってるというか、缶の風味もあるというか。

 

果たしてこれはモントリオール界隈の話なのか、アングロ系モントリオーラー(英語系住民)の傾向なのか、それともカナダ、いやはや北米全体か、よくわかりませんけれど。

 

 

上のリンクのレシピのスープは玉ねぎなど一切入らず(ちょっと抵抗ありましたけど)トマトと豆とニンニクとココナッツミルクとハーブ類の味の組み合わせです。

なので、トマトの味もしっかりするんですけど、豆とココナッツミルクで角が取れてて、個人的には気に入りました。

とはいえレシピ通りの配合で作ったらどうなのかは知りませんけれど。

思い立ったらすぐに作れる(作業過程が少ない)ので平日の夕飯に最適です。

 

 

日本のレストランや家庭で出てくるトマトスープやトマトソースはトマト具合、どんななんでしょう。


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オートミールクッキーと強風で自転車

 

 

やっぱりレシピの写真と表情が違う、、、甘すぎる以外は美味しかったですけど。

前回のイマイチだったチョコチップクッキーの記憶が生々しいというのに、今度はオートミールクッキー焼きました。

柔らかくてチュウィーで、でも表面はカリッと焼き上がりましたよ。

 

参考にしたのはこちら。

lovingitvegan.com

 

今回はあんまり砂糖を激減させないように(前回はかなり減らした、、ので出来の悪さはレシピじゃなくて自分のせい)と思いつつ、計量しながら「さ、砂糖を200グラムも入れるのはちょっとなあ」とやっぱり抵抗がありすぎて、180グラムにしました。

、、が、180グラムでも虫歯気分満載です。

次回は100グラムくらいにしておこうか、、、(そして出来の悪いクッキーが続く、、)

 

 

強風で自転車

こんな甘いものを平気で食べられちゃうのはやっぱり人間の出来が違うのか、、と夫を見ながら感心しつつ、こんな甘い炭水化物の塊を食べたらやっぱり運動しっかりしなきゃ、というわけで、イースターの三連休の初日にちょっと遠出して自転車乗り回してきました。

 

出かけたのはモントリオールからちょっと北上したLachuteからちょっと南へ行った、オタワ・リバー沿岸のバイクパス。

オタワリバーを渡ればあちら側(地図の下側)はオンタリオ

Secteur de Carillonというのが右側にありますが、上の全体図からちょっとはみ出てる右側の辺りで、そこから左側のSecteur du canal de Grenvilleまで。

バイクパスは川沿いをまっすぐ行くのですが、途中からちょっとだけ内陸へ入り、運河のあるグランヴィルという街まで。

ずーっと向かい風の中進みました。

 

夏場はもうちょっと目に麗しい風景だったことでしょう。

 

この日はものすごい強風で、森の中のバイクパスを通るときにやたらと小枝があちこちにあって、自転車のタイヤで乗り越えていくのがちょっと不快だなあなんて思っていたんですが、道路に出たら、路上のあちこちも。

強風でバキバキ折れた枝が飛び交っているようで、路上に着地した後で自転車で乗り越えていたのはラッキーで、タイミングが悪かったら枝が空から降ってきてるところに遭遇していたのかもしれないですね。

車が何台も立ち往生しているところへ出くわしたと思ったら、強風で倒れた木が道を通せんぼしていた(路上の細かい枝が残っている部分)のを、足止めくらった人々が団結してよいしょっと倒木を道の脇に寄せたところ。

なんてことない運河、現在は使われていない模様。

ビーバーが伐採した木の根元数本発見。これだけの伐採作業を行える強靭な前歯よ。

切り倒した木は引きずってすぐ先左手の小川にダムを建設中の模様でした。(建設現場は見えたけど作業中にはあらず。)

ビーバーが住んでいる川のそばの木々はこんなふうにビーバーに持って行かれてしまいがちなので、木の根元1メートルくらいの高さまでをカバーしてビーバーの歯が立たないようにしてある樹木もあります。

が、全部保護しちゃったらビーバーの暮らしが成り立たないから、そこら辺はある程度はビーバー用にも残してあげてるんでしょうね。

 

とか言いつつ、あちこちに好き放題にダムを作られてはこれまた地形が変わってしまったりするから、保護地区の管理って結構大変そうです。

 

 

今年は強風

今年の春はなかなか暖かくならず、しかもここ2週間ほどはえらい強風の日が続いてます。

追い風ならいいですが、向かい風の中自転車で進むのは結構きっつい。

 

Mt Royalの付近の急傾斜を自転車で降りるときは上り坂を登り切ったご褒美といった感じで毎回楽しいものですが、ある日などは下り坂なのに向かい風が強いあまりに自転車が止まりそうになりましたよ。

 

坂道は登れば必ず下れますけれど、向かい風を進んでも、帰りに折り返すから追い風になるという確証はない(風向きは変わることが結構ある)ので好きではありません。

 

好きではないとかいっても自然はそんなこと知ったこっちゃないんですけど。

 

以前日本に住む友人が「日本は風が強いから、、、」と言っていて、そうだったっけ?関東の空っ風とかいう言葉があるけれど、日本全体に風が強いとされてる??

と不思議に思いました。

モントリオールでも風が強い日はあるけどね、と言ってみましたが、友人の中では日本の方が木枯らし吹き荒れている様子。

北米で風が強いといえばシカゴが有名ですし、カナダならプレイリーの乾いた風なども。

モントリオールは特に強風の土地というわけではありません。

 

でもすごい風だったんですけどね。


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春ですが雪・パンとアースデー2022

冬の長い土地、こういうドヨーンとした景色の中で暮らすのは一年の半分近いですから、いっそのこと建物を原色にしてパッと晴れやかな風景にしてくれたら良いのに、とか思ってみたり。

 

4月19日火曜の朝、起きたら雪が降っておりました。

 

ここ一月ほど、通勤は雨の日も風の日も自転車でしたが、この日はタイヤに雪がくっついて大変なことになりそうなビチョビチョの雪が積もってしまっていたため、徒歩。

 

東京の雪みたいに大粒でべちょっとしてて、体やバックパックに降りかかった雪が溶けてジャケットや鞄に染み込むので難儀でした。

変な表現ですが、寒い時の雪は乾いてるというか、上着に降り積もってもささっと払って仕舞えば済むので濡れません。

でもこういう中途半端なのは雨よりも濡れ方がひどいような気がします。

 

毎年4月にも必ず雪が降るのがモントリオール。

これで本当に水温む春が来てくれると良いですが。

 

 

最近のサワドー・ブレッド

同じように作業して焼いてるのに毎回何かしら焼き上がりが違います。

 

今回は切り込みがキリリと綺麗に立ち上がりました。

 

一般的には剃刀で切り込みを入れますが、キレの良い剃刀も2回くらい使うとすぐに切れ味が鈍ってしまうし、その度に新しい剃刀に変えるのはゴミを増やすだけなので、ここ数年は実は剃刀ではなくベーグル用のナイフを使っています。

Canadian Tire(ホームセンター系チェーン店)などでよく見かける安物のserrated knife(刃先がギザギザになっているもので、ステーキナイフとかパン用の包丁とかによくあるタイプ)ですが、意外にも良い仕事をしてくれます。

刃先が丸くなっているので楕円形の生地の上から下までぐるっとCの字に切り込みを入れたい私には使いやすいです。

 

 

#EarthDayAtHome

earthday.org の提案する、個人にできること。前回からの続きです。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

casse-pied.hatenablog.com

 

 

Make your choices in nature (自然に関わること)

  1. Grow your own vegetable garden (in the city or the country)(自宅で野菜を作ってみる): Whether you are in the country with a large garden or in the city with a balcony, it is time to start growing your own vegetables and herbs. Don’t forget to leave flowers for our friends the pollinators! (田舎の大きな畑にせよ都会のベランダにせよ、そろそろ自分で野菜やハーブを育てる時です。受粉を促す昆虫たちのための花も忘れずに!)
  2. Go for natural fertilizers over chemical fertilizers(合成化学薬品の肥やしではなく、自然素材の肥やしに移行する): With soil depletion and loss of biodiversity, it is time to stop chemical fertilizers, even on a small scale. Use your compost or the compost from your city as a natural fertilizer for your plants. In addition to creating a healthy soil, it will make your plants happy since it provides an excellent nutrient supply. (合成化学薬品の肥やしを利用し続けることによる土壌の枯渇や生物多様性の損失という問題を踏まえると、どんなに小規模であれ合成化学薬品の使用を止める時が来たと言えます。健全な土壌を作り出すのみではなく、自然素材の肥やしに含まれる栄養素を与えることで植物も喜びます。)
  3. Plant nectar-giving plants to attract pollinators(花粉交配者を誘い寄せるために花蜜を与える植物を植える): Melliferous flowers are more nutritious for pollinators because they are rich in nectar and pollen. Often very colourful, they attract our foraging friends better and from further away. (甘美な花は花蜜と花粉が豊かなため花粉交配者にとってより栄養の多い植物です。華やかな花々は花粉交配をする昆虫をより遠くからたくさん引き寄せることができます。)
  4. Contribute to greening(緑化に貢献): A filter for the air, a purifier for the water, but also socially beneficial, greening has many advantages, especially in an urban environment! Are you an organization or a municipality and wish to embark on the adventure of greening? Earth Day Canada can assist you with its Tomorrow’s Forest program! (空気や水を浄化するだけでなく人間社会にも有益な植物、これを増やすことは特に都市部などにとっては大変良い結果をもたらします。団体や市町村などで緑化キャンペーンを始めたいと考えていますか?Earth Day CanadaのTomorrow’s Forest programが役に立つかどうか、リンクで確認してみてください。)
  5. Collect one piece of garbage per day(一日ひとつゴミを拾う): It may not seem like much, but imagine if each of us took advantage of our little walk to pick up a piece of garbage on the ground: our cities, beaches, and forests would be much cleaner! For those who are more sporty, we can even practice “plogging” (picking up garbage while running!). You can turn this activity into a fun game with the kids, an idea to keep in mind when the containment measures are lifted. (大したことには思われないかもしれませんが、皆で日常的に地面に落ちているゴミを一つづつ拾ったらすごく有効だと思いませんか? 街もビーチも森林もぐんと綺麗になります。 ジョギングをする人ならプロギング(ジョギングしながらゴミ拾いをすること)も良いですね。パンデミックの規制が解消されたら子供たちを巻き込んでゴミ拾いを遊びにしても良いかも。)

 

 

家庭菜園と家の花畑

自分で育てた野菜を食べるっていうのは、育てる楽しみや鮮度の良い野菜を食べられる喜びがありますね。

初めてトマトを育てたとき、草抜きをしたり脇芽を摘んだりしながら赤くなる実を観察するのも嬉しかったですし、実をもいだ時にトマトの香りがしっかりと漂ってきて、口に入れて味わう前に香りですでに楽しむことができて大変感動しました。

 

畑で育てている野菜や果物の香りや味を体験すると、スーパーで売られているものはいかに香りも味もボケてるものが多いのか、と思います。

これは北米だけ、収穫時期が短くて遠くから野菜や果物を輸入している地域だけの話かもしれませんけれどね。

 

自分で栽培する時には肥料も虫除けも悪名高いラウンドアップみたいな、ああいうのは買わないようにしていますし、住んでいる町の条例で合成化学薬品の除草剤とか除虫剤みたいなものは使えないものが多いです。

日本に帰省して実家近くのホームセンターに行った時にラウンドアップのボトルが盛大に陳列されてるのをみてかなり衝撃を受けましたが、ラウンドアップって種と一緒に使ってなんぼのものだと思うので、ホームセンターで販売されてる種もMonsantoの手が入っているのでしょうか?

そういう肥料や除草剤は市町村レベルで規制してくれないと、自分では使わないでいても隣の畑や庭で使われていたら、その周辺の生物環境は破壊されてしまいますよね。

 

ラウンドアップ(Roundup)とMonsantoについて興味のある方はこちらなど。

www.sierraclub.org

www.ethicalconsumer.org

 

 

我が家の花畑(というほどの規模ではないけれど)は、数年前からミルクウィードを盛大に応援(近所のおばさんに夫が苦情を言われたそうですが)していたら、個体数の激減(2016年時点でその10年前より90%減少)が危惧されているモナーク・バタフライが飛んでいる様子が去年頃から頻繁に見られるようになりました。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

モナークバタフライは北米の東北部(カナダの東南、アメリカの東北)あたりから、フロリダとかメキシコとかカリフォルニアとか、南へ移動する渡鳥的な蝶々。

www.worldwildlife.org

 

去年は近所の園芸店でケベックネイティブの苗を二種類庭に植えましたので、今年はこの苗を植えたあたりがネイティブ花畑になってると良いと思いますが、どうなるでしょうか。

ネイティブの植物だから、イングリッシュローズみたいに剪定したり土を変えたり虫を駆除してやったりという手間暇は一切かからないはず(それが魅力)です。

 

 

提案の#6のゴミ拾いですが、職場のイベントで木曜日にゴミ拾いしに行く予定ですが、今週は空模様が不安定なので、果たして実現できるかどうか、今の時点では不明です。

雨が降ったら延期して別の日にやろうと思います。

職場がある界隈では、注射針や破れたガラス瓶の破片、意味不明な金属片などで怪我したり、傷口から病気に感染したりしないように、ゴミ拾い用にトングを使います。

道端に落ちている使い捨てマスクなども、気分的にやはり素手で拾いたいものではないですよね。

そういうことを考えると、提案されているように子供を巻き込んで遊びに、、というのはちょっと抵抗があります。

子供が遊びに熱中して素手で危険なものを掴んで怪我してしまったら大変ですからね。

 

 

皆様もハッピー・アースデー2022


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アースデー2022・自分の出すゴミを変えてみる

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ヴェトナミーズ・サンドイッチ。具は湯葉、大根とにんじんのなます、コリアンダー、きゅうり

写真では湯葉があまり見えませんが、たっぷり入っています。

大根とにんじんのなますと一緒にフェンネルの薄切りも入っていました。

 

ヴィーガン・ヴェトナミーズのサンドイッチや食材はいつもSt-DenisとJean-Talonの角を少し下がった所にある店を利用しています。

お店で料理を食べることもできますが、フォーは肝心の麺が何故か茹で過ぎたスパゲティだったので、それ以降は2度と注文したことがありません。

なんでスパゲティなんか使うんだろう、、それとも茹で過ぎたスパゲティに似た麺がベトナムには存在するのだろうか。

www.yelp.ca

 

 

#EarthDayAtHome

earthday.orgで提案されていた(現在はこのリストが載っていたページは消えていますが)生活の中で個人的にできることの「ごみ」部門です。

 

 

Make our choices in waste (ゴミの出し方に関して個人ができること)

  1. Make your own cosmetics(化粧品を自作する): Free of additives or chemicals, homemade cosmetics can be produced at little cost. They also avoid unnecessary packaging and allow you to enjoy making them yourself. (添加物や合成化学薬品などを使わない手作りの化粧品は安価に作ることができます。その上余計な放送が不要な上、自分で作る楽しみも。)
  2. Make your own cleaning products(各種洗剤を自作する): Conventional household cleaning products contain chemical components that are dangerous for your health and the environment. Go ahead and create your own cleaning products. (市販の家庭用の掃除用洗剤は使用する人の体や地球環境に有害な合成化学薬品を含有しています。自分で作ってみましょう。)
  3. Compost, consign, recycle(コンポスト、委託、リサイクル): The winning trio to reduce your waste, after a reduction at source of course! (新たな消費を減らすことの次に大事な3つの行動は、コンポスト、譲り合うこと、再利用すること!)
  4. Move towards zero waste(ゼロ・ウェイストを目指す): More and more items are available to help you reduce your consumption of single-use plastics: things like reusable cups, straws, bags, and containers… In these troubled times, it can be a bit more difficult to use them but don’t let that hold you back. Once the situation has returned to normal, they will be valuable assets in your zero-waste approach.
  5. Opt for second-hand purchases: Thrift stores, second-hand shops, garage sales… There are plenty of opportunities to buy second-hand. You can also organize exchanges between colleagues or friends!
  6. Recycle your batteries: “The best way to keep batteries out of our landfills is to make sure they never get sent there.” Discover all the tips from Call2Recycle Canada on battery recycling.

 

気軽にできそうなこと

1番目の提案が「化粧品を自作してみましょう」というのは正直ちょっと驚きました。

化粧品と言っても手作りしている人たちの多くは多分化粧水とかリップクリームとかハンドクリームとか、その程度だと思うのですが、それでも個人の肌の質とか生活習慣とか次第では、これはちょっと「そうですね、じゃあやってみます」というわけにはいかない人の方が多そうです。

やってみたら大したことはないんですけどね。

 

私は化粧水を作ってます。

 

作ってますというほどの偉そうな物ではなくて、精製水にグリセリンを何mlかとエッセンシャルオイルを何滴か入れてシャカシャカ混ぜるだけの代物。

面倒くさがりの私にもできる簡単な代物。

 

自分で作った物を使ってみてかぶれたとか肌が乾燥するのを防げないとか、合わないと思ったらそこでおしまいですから、こんな手抜き化粧水で十分な自分はラッキーです。

 

ココナッツオイルが数年前に大変流行りまして、その時は知り合いが分けてくれたのを勧められるまま肌に塗ってみたりしましたが、それがすごく良いとか悪いとかいう感想は特にないけれど、高級なクリームを買うよりは安いし、これで良いならこれで良いよね、と思いました。

 

いずれにしても、私はこういう基礎化粧品関係を真剣に試す方ではないので、気軽に楽なものを手作りして済ませてますが、お好きな方や肌が難しい方はこの提案はちょっと抵抗あるかもしれませんね。

 

2番目の、家の中の掃除に使う洗剤を手作りするというこれ、こっちは重曹だのお酢だの色々と使ってる人のブログをいくつも拝見しましたし、それで十分な汚れって結構あるから、我が家にもいわゆる洗剤ボトルというものはありません。

 

漂白剤のボトルは万が一の強烈なもの用に一本ありましたが、使い終わるのに5年くらいかかったと思います。

洗濯洗剤は自作しています。

自作するとかなりお金が浮きます。

毎日泥んこになって帰ってくる育ち盛りのお子様のいる家庭などでは手作りの洗剤なんかでは無理かもしれませんが。

人それぞれ目的次第ですけれど、家の中の掃除はお湯や水に濡らした布巾で十分な部分もたくさんあるので、手作りの前にまず市販の洗剤を取り揃えなければならないという呪縛から解放されると早いのでは。

 

3と5は、捨てるのではなくて人に譲ったりコンポストしたり再生させたり、はたまた誰かに譲ってもらったり中古で賄ったりと、新品で入手しなければいけないという思い込みや、不要なものは捨てなきゃ、という思い込みから脱却してみようという提案です。

そういうアプリも増えてるし、良いことだと思います。

私は学生の頃は新品で洋服を買うことはほとんどなくて、新品は下着と靴だけで、衣料品にかける予算は年間100ドルに満たないという暮らしが何年か続きました。

日本だとちょっと難しいでしょうかね。

別に見窄らしい格好で過ごしたわけではないし、最新流行の洋服を身につけたいというタイプではないせいか、全くストレスがなかった、というか、大阪のおばちゃん的に「このズボンたったの2ドルだったのよ、ふっふっふ」という喜びがあって、学生にはちょうど良い感じでしたよ。

今でもあんまり新品の服は買わないんですけどね。

なきゃないで全く気にならない(周囲の人も気にしない)場合はこれに勝るエコはないと思ってます。

 

4番目のゼロウェイストを目指すというの、ゼロという言葉が抵抗を感じさせそうですが、要するに使い捨て用品をなるべく使わないようにしてみるということ。

パンデミックで使い捨てマスクや手袋などの利用が急増し、マイカップ持ち込みを断るカフェなどが登場し、なかなか難しい状況ですけれど、できる範囲内で使い捨てをなるべく避けて努力するしかないんですよね。

 

ゴミ減らしの工夫を色々と考えてみると、「世間で認められてるものを買わなきゃ、綺麗な新品を持ってなきゃ、便利で良いものに買い替えなきゃ」というような、人を「消費者」に押し込めてしまう呪縛みたいなものからの解放に繋がる気がします。

 

職場のアースウィーク(うちの職場では1日じゃなくて1週間)の催しの一環でみんなで観たビデオ。

短いし説明らしいものも全くありませんけれど、考えさせられます。

 


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