食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

包丁一本、サラシに巻いて、、、

今日のこのタイトルを見て、あの歌が頭に浮かんでくる人は、多分あんまりいらっしゃらないかと思いますが、、、 

私だって、そんな歌を知ってる世代じゃありませんけれども、叔父がよく歌っていたので知ってるだけなんですよ。笑

 

さて、、、

台所の事を書いている流れで、道具や食器の話にちょっと触れましたが、それでふと思い出したことがあります、、、、

それは、初めて日本以外の国の台所で調理をすることになった時に驚いたこと。

それは、包丁の切れないこと!

今でもきっと、初めて海外の台所で自分のものではない包丁を使ってみて「なんたる切れの悪さ!」とおののいている日本出身者は世界中のあちこちにいらっしゃるのではないでしょうか。

 

海外、と一言でくくってしまっては語弊があるかもしれませんね。

私は中国とか韓国とか、アジアの国で包丁を借りて料理したことはないので知らないのです。アジア圏なら話は違ってるかもしれませんね。

今日の話は、いわゆるアングロサクソンとか欧米の大雑把な人たちが住んでいる地域を舞台にしています。

 

私が使った台所各所の持ち主、もともと安物でキレの悪いナイフを買っちゃったのかもしれませんし、手入れをしないからキレが悪くなるのかもしれない。

ある文化圏で一般的に製造販売されている品々の品質の問題かもしれないけれど、所有者個人の手入れの問題かもしれず、断定してはいけないとは思います。

けれど、切れない包丁を普通に持って、スライスするのではなくて、ぶった切る、といった動きをする方がやっぱり多いので、まあ全体的に見て、大雑把なんだろうなあと思うようになりましたけれど。

 

とにかく、切れない包丁や、そんなに小さいナイフでそんな大きなものを切ってたら怪我してしまうんでないの?と言いたくなるような小さなナイフを好んで使う人たちが多いこの北米で、レンタルしたアパートメントスタイルの滞在先などで料理をする予定ができたり、はたまた友達のところで一緒に何かを料理するだのといった予定ができた時、私は自分の包丁を持参します。

サラシに巻いて。笑

包丁カバーとか持ってないですから。鞘付きの包丁ってないですよね。

 

持参した包丁を使う時には、「このナイフには触らないで」とその場にいる人たちにお願いします。

そうでないと、使いっぱなしで汚れたまま放置されたり、ナイフで何かの蓋をこじ開けようとされたり、ナイフでビニールの袋を開けられたり、何しろ扱いかたに刃物に対する気遣いを感じられませんから。笑

ステンレスのナイフならば、まあ汚れたまま、濡れたまま、で放置されていても錆びる事はありませんから、まあいいんですけども、それでもやっぱり汚れがこびりついたナイフをゴシゴシ洗うのは危険だし、なんというか、汚い使い方をするヤツに、日本から持参した大事な包丁様を使わせたくない、という気持ちになるのですよね。笑

そして、もう一つの理由は、私の持参してるのはよく切れるいい包丁ですので、怪我されても困る、というのもありますね。

使わないでねとお願いしていても、私が見ていないところで勝手に手を出される可能性も十分ありますので、いつも「この包丁はきっちり研いであってすごくよく切れるから、下手すると指の骨だってスパッと切っちゃうからね」と言ってあります。

嘘じゃないですからね。

 

ここ十数年で、「サントク」なんて言って、日本の三徳包丁スタイルのものがかなり一般の料理好きな人たちの間にも広まっている北米ですので、見た目だけで「私もこれと同じの持ってるのよ」と言われることもあります。

 

でもね、せっかくいい包丁(日本のグローバルなどはかなり人気で多くの家庭で使われています)持ってても、やっぱり使ったらすぐ洗って、拭いて、大事にしないと、、、と思うんですよねえ。

 

うちの界隈には、夏場は流しの包丁研ぎトラックがチリン、チリン、と鐘を鳴らしてやってきますので、包丁に気を使う人はそういうサービスを使って研いでもらってるようですね。

 

でも、やっぱりもともとがあんまりよくない包丁だからなのか、包丁研ぎサービスに出すのが年に一回くらいだからなのか、自宅から自分の包丁を持参しない時に切れない包丁と出会う確率はほぼ99%です。

 

どういうことなんでしょうね、本当にわかりません。笑

 


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