パスタってイタリア料理の枠を超えて全世界の皆さんにいいように改変されてそれぞれに楽しまれている代表的な料理ですよね。
ボロネーズソース(肉入り)をヴィーガナイズするのも、そんな懐の深い?パスタだからこそやりやすいというものです。
ありとあらゆるブログで、洋の東西を問わず、肉を入れずに味に深みのあるボロネーズを作れないか!という試みがなされている模様です。
肉もどきを入れるレシピあり。
レンティルを入れるレシピあり。
豆腐を入れたり、豆を入れたり、色々あり。
栄養面で、レンティルとか豆とか肉もどきでタンパク質を補おう、という意図と、舌触りや味の面で肉のコクを再現したいという意図と。
そんなわけで、今夜の夕飯は、パスタ、そして、ソースは、あちこちのブログやレシピ・サイトからいただいたアイデアをごっちゃ混ぜにして、パスタ・ヴィーガン・ボロネーズ、といたしました。
パスタ・ヴィーガン・ボロネーズ
材料
- 玉ねぎ 中くらいのもの、粗みじん切り
- にんにく 3〜4かけ、潰してスライス
- ローズマリー(生)みじん切りしたのがにんにくと同じくらいのカサになる程度
- 人参 中くらいのを一本、6〜7ミリくらいの厚さにスライスして四分割 (銀杏切りっていうんでしたっけ)
- ズッキーニ 中くらいの太さを二本、輪切り(8ミリほど厚さ)
- トマトの水煮缶 400mlくらい
- 赤ワイン じゃっと
- 乾燥ポルチーニ 乾燥状態で15グラムくらいを熱湯で戻しみじん切り
- 高野豆腐 2つ(ぬるま湯でもどしてフードプロセッサーでプロセスしてミール状に)
- 好みのスパイスやハーブ
作り方
ズッキーニはたっぷりの油で焦げ目がつくほど両面を焼いてなべから出しておく
同じ鍋で玉ねぎを炒め、人参、にんにく、ローズマリー、戻したポルチーニ、高野豆腐ミールを火を通すまでゆっくり炒め、赤ワインをじゃっとかけて満遍なく混ぜ、ポルチーニの戻し汁(しいたけと同様、漉しておく)を加え、じっくり加熱してからトマトの水煮を加え、トマトをヘラで崩してやる。
塩、ホットペッパー、好みのスパイスやハーブ類を加え、蓋をしてちょっと味をなじませる。
パスタを茹でてからソースと絡めて召し上がれ。
高野豆腐が肉みたいになる、という話は日本語のヴィーガン、ヴェジタリアンのブログやサイトを見ているとたまに出てきます。
今までは、高野豆腐を固まりとして使って「ん〜、そんな言うほど肉っぽくはならないなあ」と思っていたのですが、先日どこかのブログで、フードプロセッサーでプロセスするとひき肉に似た食感になる、と書いてあるのを見て「そうか、食感か!」と思いまして、今回参考にさせていただきました。
どちらのブログで見たんだったっけ〜、と色々思い当たるブログを見て見たのですが、それらしい記事を見つけられず。日本語のブログだったのは確かなのですが(高野豆腐だし)、はっきりとソースをここに書いて置けないのが申し訳ない限りです。
これを読んで「ひょっとして私のブログのあれ?」と思われた方、申し出てくださったら確認してきっちりとクレジット書きますのでお許しください。
曖昧なまま記事にしてしまってお恥ずかしい!参考にさせていただいたのは、こちらでした。
他にも高野豆腐や豆腐、車麩などを多用した肉もどきレシピを参考にさせていただいたブログやサイトがあちこちにあるのですが、リンク集みたいにまとめて見ようかと思います。
高野豆腐をひき肉状に、と言うのは高野豆腐のみで肉の代用にするよりもかなり食感が変わって面白いと思いましたよ。
わが町では高野豆腐は日本みたいにどこででも手に入るものではなくて、うちにある在庫はもう5年以上前に日本から持って帰ってきてケチケチ使っていた(もしくは、ケチケチ使わずに置いてあった)ものだったのです。
あんまりにも古いもので、1時間もどしたって中まで柔らかくはならないほど。
30分くらい50度くらいのお湯で戻した後、ダイス状に無理やり切り分けて、それからまた50度くらいのお湯につけて30分ほど放置して、やっとなんとか中まで柔らかくなる、、、というていたらくでした。
作って見た感想は、確かに、ひき肉っぽいです。
でもどちらかというと、ひき肉独特の筋っぽい感じ。
これはひょっとしたら脂肪分の多い何かと合わせたら、リッチなひき肉っぽい感じになるのかもなあ、なんて想像しましたが。
ベジ・バーガーのパテを作る際にも食感を加えるために取り入れられるかな?と言う気もしました。
栄養的には高野豆腐でタンパク質もカルシウムも取れますから、素晴らしいですよね。
今夜のヴィーガン・スパゲティ・ボロネーズ、肉食に慣れていない我が家では、味のほども十分濃厚で、美味しくいただきました。