ヴィーガン・ダイエットに転向してから4年目になりますが、何が悲しかったかといえば卵が食べられないことだったんですが、もう一つはやっぱり美味しいチーズでしょうか。
クラ*ト・チーズ(日本で言えば雪*のチーズみたいなものか)みたいな、あんなのはいいんですけど、美味しいチーズ、熟成されて強烈な匂いがするチーズ、臭いけど食べてみると病みつきになるチーズ、、、。(カナダにいるとヨーロッパからの輸入品は割高なのが悲しかったですけれど)
今までにも、タピオカスターチ、ニュートリショナルイースト、それに水に浸けておいたカシュウをプロセスしたものを合わせて加熱してもっちりさせた「チーズもどき」を作ったこともありますが、まあチーズっぽい雰囲気は出ますけど、チーズじゃない。
こんなんなら、別に手をかけて作ってまで食べなくってもいいや、、、。
という次第で、チーズは忘却の彼方だったんですが、図書館で借りてきたミヨコさんのレシピブックに載っているレシピを見て、やっぱり作ろうと。
美味しいヴィーガンチーズ製品の話題でミヨコさんのチーズは結構評価されている模様ですし。
仕込みの前の仕込み・rejuvelac
材料にはrejuvelacまたはサワークラウトのジュースを1カップ、、とありまして、rejuvelacを作るのが面倒くさかったため、サワークラウトを買ってきてジュースを漉したら楽そうだと思ったのですが、いつも夫が買うサワークラウトは汁気が1カップ分も入っていそうにないため断念。
サワークラウトも簡単に家で作れますが、それくらいならrejuvelacを作る方が早いので、まずそこから取り掛かりましたよ。
rejuvelacって一体何?
rejuvelacとは、穀物を発芽させ、そこに水を入れて発酵させたもの。
Raw foodの提唱者Ann Wigmoreさんという方が発見(?)したそうです。
ということで、このRejuvelacという液体が体に良いとかなんとか、まあKombuchaみたいな感じで受け入れられているようで、健康のためにこれを飲んでいるという方もいらっしゃるようです。
rejuvelacの栄養、効用についてはネットで色々と出てきますが、ビタミンB12も含まれているなんていう記述も見ましたので、過大広告くさいなと。笑
職場に来ているダイエティシャンのインターンに聞いて調べてもらおうと思います。
ミヨコさんの本にも手順が簡単に解説してありますが、要するにスプラウトを作ってからそこに水を入れて発酵して白っぽくなるまで置いておく、ということ。
この下準備をしたら、次はレシピの材料を揃えて混ぜて出来上がり、、かと思ったらそうではなくて、混ぜた材料を二日ほど置いて発酵させる模様。
材料を混ぜたところ。これがチーズになるの?本当に?っていう疑いは拭えまい。
自分メモ:カシュウなどすべての材料を広口のジャーに入れてエマーションブレンダーを突っ込んでガガガッとプロセスして汚れもの知らず。
発酵するヴィーガン・チーズ
丸一日経って、おやおや、ぶくぶくしてきましたよ。チーズになるって本当かもね、と期待が首をもたげてきた頃。お隣にあるのはサワドーのスターターです。
その後寒天を溶かしたものとタピオカスターチと混ぜて固めるようで、、、固める手法はやっぱりそうきたか。
なるほどなるほど。
現時点ではまだ固める段階には至ってないかなあ(レシピの説明と現物をにらめっこ)と思いますので、今日のブログでのご報告はここまで。
多分明日、仕事から戻ったら固める作業を施し、粗熱をとったら冷蔵庫に。
冷蔵庫で固めるのは4時間くらいなようで、あとは冷蔵庫で2〜3週間保存ができるそうなんですが、問題は、「固まってすぐ食べたら美味しいのか、ちょっと寝かせておいた方が熟成するのか」ですね。
次回は試食後のご報告となりましょう。
面倒臭がりの私にはちょっと手間がかかりますが、ヴィーガンチーズは買うと高いし、やっぱり市販品には保存料とかどうしても入ってしまうんで、これくらいの手間なら頑張って自分で作り続けたいもの、、、。
ちなみに、下準備で作ったrejuvelacは約1リットルできるレシピを使ったので、1カップ使ってもたっぷり残っていますので、このチーズが成功したらば別のMiyokoレシピで別のチーズにも挑戦して見たいと思います。
rejuvelacを作るために使った穀物(今回はキヌワ)は、rejuvelacを濾した後、水を入れて一日おいておけばもうひとバッチrejuvelacが作れるとかなんとか。
でも、チーズを作る以外でこれをどうにかしようという予定がないため私はキヌワはコンポストに入れました。
発酵食品の味、好きです。前にも書いたかもしれませんが、発酵してブクブクしてたりネバネバしてたりする食品を最初に食べてくれた先人に感謝。