食べ物とプラスチックの話は帰宅して落ち着いて書きたいので、今日はウェールズ旅行の感想などを書いてみます。
イングランドの田舎から、ウェールズの田舎にやって来ました。
田舎の風景が好きなんです。
アイルランド(リパブリック)も、イングランドもウェールズも、田舎の景色はそれぞれに素晴らしい。
普段暮らしてる国とは雰囲気も違うし、短期訪問してるだけなので、手放しで素晴らしいと感じます。暮らしてる人は勿論色々苦労も不満もあるでしょうけれど。
道路事情
あ、でも道が狭いのと、狭い道の路上駐車、これには辟易しました。
日本にも狭い道はありますが、ウェールズの田舎道、助手席に座ってる私、今にも石壁や生垣に擦りつけられるような気がしてヒヤヒヤします。
こんな細くてくねくね曲がってて、しかも両脇がヘッジ・ロウ "hedge row"という生垣に挟まれてる細くて曲がり角の視界の悪い道を、凄いスピードで飛ばしていく車もめずらしくなく。
ドキドキしっぱなしです。
それなのに路上駐車もすごいんですよ。
左側通行だから、左の車線を通らなきゃ、と思ってるのに、左側にズラズラ並んでる路駐の車のせいで、結局右側とおってることも多く、反対車線の車がこちらが通り過ぎるのを待っててくれたり。
こちらが対向車線の車が通り過ぎるのを待ったり。
譲り合うのは問題なく、お互い様だし、という感じです。
夫の持論は「狭い国で隣人との距離が近い文化圏は、自己主張が激しかったり自己中な人間がいると共存しにくいので、そこに住む人々は他人への思いやりがあって親切で礼儀正しい。例えば日本ね。」
ウェールズの人々もそんな感じで、親切で優しい。
旅行者が出会うのは宿泊施設やパブ、カフェなどのサービス業の人やそういう場所に来てリラックスしてる人たちが大半だから、とも言えますけど。
右側運転文化圏人の夫、左側に路駐がずらずら並んでるのを避けて右側車線に入り込んで進むうちに気がつくと右側車線で運転し始めたり。
「左、左に戻って」
と言うと「は?左折?」とかね、トンチンカンな会話もあったり。
対向車がいたり前後に車が走ってるとこう言う勘違いはしにくいんですが、事故だけは避けたいのでヒヤヒヤします。
あ、あと、路上駐車するときにその道路の進行方向に合わせて駐車するのはカナダでは常識ですが、ウェールズでは進行方向の逆向きに停めてる車も結構あり、進行方向に停めてる車もあり、訳わかりません。
住んでしまえば慣れてしまってこんなの平気になるんでしょうね。
丘を歩く
ウェールズといえば、Hill hike。
北米ではハイクですがこちらの人々はそんな大げさなものではなくて、ウォークだそうです。
イングランドにも素晴らしい山というか、歩く場所はたくさんありますが、ウェールズも素晴らしいです。
有名なのはSnowdonia とBrecon beacons ですが、これら広大な自然公園の中にはたくさんのピークがあって、山歩き好きな人には魅力の尽きないところ。
今回私たちはBrecon 近辺の Fan-Y-Big と Snowdoniaの南のCadair Idris そしてAnglesey の西北にあるHolyhead island のHolyhead Mountainと周囲の海岸を歩いて来ました。
モントリオール近辺の山とは地形も周辺の集落が形成された歴史も全く異なるので、目に麗しく大変楽しい時間を過ごしました。
道中で遭遇する人たちも、イングランドから来ている人々、ヨーロッパ大陸のあちこちから来ている人々、地元の人々、色んな人たちがいて、これもモントリオールの近辺で山歩きをする時よりも楽しめました。
ウェールズ語
旅行前、下調べをしていた時から痛感したのは、ウェールズ語の地名の綴りがどこも同じように見えてしまって、「あれ、この山はどこだっけ?古代遺跡があるのはどの村だったっけ?」と混乱するのです。
発音がわからないから覚えられないのかな、と思っていましたが、やって来て地元の人に発音してみて貰っても全然だめでした。笑
些細なことですが、英国に来る度に思う、この蛇口のこと。
熱いお湯と冷たい水を同時に捻ってちょうどいい温度にして使いたいと思っても、これだと熱湯と冷水が別々に出て来るから、洗顔とかしにくいと感じるのは私だけ?
夏なので今回は冷水だけで済みましたけれど、なんだかなあ。
ひょっとしてこう言うのはお宿やパブのトイレだけなのかしら?
マモさん、どうでしょうか。
旅行する度に思いますが、今回も「また来たい」と思った、良かとこです、ウェールズ