帰国したら庭の水菜がものすごい勢いで茂っていまして。
お隣さん、食べてよ〜って言っておいたんですけど、自宅の野菜で手一杯だったか、と思ったら、お隣さんカップルのお一人が水菜の味が苦手だったそうです。
花も始まっていましたが、御構い無しにたっぷり収穫して、とりあえずサラダにしてみました。
英国で見かけた脱プラスティックの試み
旅行に来ると、普段生活している土地で行われていることや行われてないことがよく見えてきますね。
モントリオールでは「レジのプラスティック袋禁止!(例外は分厚い袋ね、、ごにょごにょ)」「気がついてみると、例外という抜け穴を利用していまだに皆レジのプラスティック袋使ってるよ!しかも前のより分厚いから、プラスティックゴミが増えてる!」というお粗末な顛末。
2020年を目標にモントリオール市では使い捨てプラを禁止にするよ!
という市の発表がありましたが、じゃあそれに向けてファーストフード、スーパー、テイクアウトの店などでどういう代替品に切り替えられているのかといえば、代替案自体あるのか?という不安な現状。
旅先で見るものは生活している場所で見るよりもキラキラと美しく見える、という部分を差し引いても、ああ、やっぱ英国進んでる?いやいや、モントリオール、遅れてる?という気持ちになりました。
使い捨てという枠組みの中で脱プラスティック
買い物袋が紙袋
スーパーや薬局のレジで入れてもらう有料の袋が紙袋なだけじゃなく、テイクアウトのご飯を入れてくれる袋も紙でした。
これは去年訪れたアイルランドでも同様で、紙袋、そうかー、と去年は驚きました。
ただ、紙袋そのものがゴミにならないわけではなく、パルプを採取するのは木からですから、自然の資源を無駄なゴミになるもののために使い続けるという問題そのものはあります。
あと、丈夫な紙袋に潜むプラスティックの層もね。
使い捨てカトラリーが木製
森林資源が使われるという点では紙袋と同様、完璧ではありませんが、プラスティックゴミが排出されないという意味ではマシ。
割り箸が資源の無駄使いであるという批判が湧き上がった頃に「そうじゃない、実は割り箸に使われる木材は材木を取った後の残りの廃材(厳密には廃材とは言わないかも)の再利用なんだ」という説を聞いたことがあるのですが、それが本当だとすると、こういう使い捨てカトラリーもそういう部分を使ってくれてるのでしょうか、、、、、。
ただ、大量生産して効率上げて、儲けを拡大して、という資本主義の基礎を考えると、無駄を省くために廃材を、、というの、本当かなー、と疑ってしまいます。
湯水のように提供される使い捨てカトラリー、一本のコストがどれくらいなんだか知りませんが、超安価でないとレストラン経営者に受け入れられないでしょう。
今回の旅行ではフィッシュ&チップスの店で一度だけテイクアウト。
持参した使い回しカトラリーを宿に忘れてきたため、木の使い捨てカトラリーをいただきました。
が、買った食べ物をお隣のパブに持ち込んだらパブの方が「これに入れ替えて食べなさい」とお皿や本物のカトラリーを出してくれたので、結果論ですが使い捨てカトラリーをもらう必要はありませんでした。
使い捨てないで脱プラスティック
再利用カップ
友人宅のパーティーの翌日は仲間数人でグラスや皿やカトラリーを洗うお手伝い。
私たちも再利用カップを持ち込んでましたけれど、友人の家にも何かしらのイベントで子供達に配られたであろう「再利用してね!」のメッセージやイベント名などがプリントされたプラスティックカップが沢山。
プラスティックではなくてステンレス製が最近の流れですが、割れにくい、軽い、安価、という理由でやっぱり今でもたくさん出回っていますね。
使い捨てではないからゴミになるのがもうちょっと先の話だし、比較的にみてゴミ減らしにはなる、ということでしょう。
プラスティック害を考えるとあまり使いたくない、とは思いますが、成長期の子供達に与えるという目的ではなく自分が使うという意味で、私個人は自分の家にきてしまったものはダメになってしまうまで使い続けようと思っています。
古くて怪しすぎると判断するものは流石に使いませんけれども。
飲料水の給水
アイスランドの空港はダメだった!と覚えてますが、マンチェスターの空港、電車の駅、観光地 などで、給水スポットは普通に見かけました。
牛乳瓶回収
以前にマモさんのブログでも触れらていましたが、生活にうまく組み込めるのならば大変良いサービスですが、住宅の構造や生活のリズムとあわない場合は難しいでしょう。
友人は自営業なので時間の融通もつきやすいでしょうし、配達の人がどこに置いていってくれるのか聞き損ねましたが、玄関前でもお勝手口前でも都合の良さそうな場所は数カ所。そういう家庭なら問題ないですよね。
パッケージ問題
バルク販売
どかっと山積みになってる商品を欲しいだけ容器に入れて重さで値段をつけてもらって買う方法。
これは世界中のあちこちで伝統的に普通にあった販売方法。
スーパーなどでパッケージした製品を棚に並べると言う方法に取って代わられていたのが、ヘルスフードやオーガニックの動きを受けて徐々に復活した、って感じですよね。
商店側も食品製造会社も、パッケージするコストがかからないんだから重量当たりの価格をパッケージ商品よりも安くすれば良いと思うんですが、ヘルスフードやオーガニック、プラスティック減らし、という考え方そのものが、貧しい人たちではなくてそういうことを考えてる暇のあるミドルクラスや富裕層の顧客のものであるということからか、割高です。
これは英国もうちの近所も同じ。
昔はバラ売りが普通だったようなりんごとか野菜類がプラスティック包装されているのが目につくようになったのは、多分10〜15年くらい前からだと思うのですが、これ、包装されてプラスティックツヤツヤの表側は新鮮に見えても、中身を出したら裏側がカビてたとか傷んでたとか、そう言うこともあるので、プラスティックゴミを減らしたいと思っていない人でも多分嫌だと思うんですよね。
皮そのものが自然のパッケージであるアボカド、バナナ、オレンジ、りんご、などなどがプラスティック包装に包まれてるのをみるとげんなり、、、はいまだに世界共通なのかもしれません。
「プラスティックゴミを出したくないから、、、」は結構普通に耳にしました