週末にのんびりしなかった翌日の月曜、仕事の後は結構疲れていて、ご飯をしっかり作る気力ゼロでした。
週末は外食続きだったので外食したい気分にもなれず、手抜きメニューで一番気軽なピースープを作ることに。
週末パンを焼かなかったのでパンの在庫もなく、パントリーをゴソゴソ探して出てきたグリッシーニを添えて。
でもこのスープが、ものすごく美味しかったんですよ。
使ったのは緑色の乾燥スプリット・ピー、いつも使うやつです。
ピースープは基本的においしくなく作ることはできるのか、というほど安定しておいしくできますが、今回は自分で言うのもなんですが、大変美味で、あれ?すごいよ、美味しいよ?と夫と二人でお代わりを二度も。
火曜日のお弁当用に取り分けたあとの鍋に残ったスープも、夫が「食べきっちゃっていい?弁当の分避けたからもういい?」と言って完売しました。
なぜあんなに美味しかったのか。
多分これはこの日使った出汁のおかげかと。
昆布だしと、蕎麦を湯がいたあとの茹で汁と、半々入れたのです。
そこに豆乳も入れましたが、大体の割合は、昆布、蕎麦、豆乳の順に2:2:1くらい。
蕎麦は麺に食塩不使用の二八蕎麦で、茹で汁自体も蕎麦の風味がしっかり残ります。
蕎麦はざる蕎麦で食べて最後に蕎麦湯をいただくのが好きですが、蕎麦湯で茹で汁を全部飲むことはできませんからね、もったいないので出汁として使うようになったわけです。
味噌汁と同じで、ピースープなんてレシピなんかなしで目分量で作ってますけれど、今回のは玉ねぎ、ピー、出汁二種類、豆乳、塩と胡椒と。
またお休みの日に蕎麦を茹でたらピースープ作ってみようかな。
プラントベースの出汁
鰹出汁は魚ですから、ヴィーガンは使いません。
日本に帰国している間に何度か遭遇して口にしたことはありますが、鰹出汁を口にしない年数が長くなればなるほど、この味が美味しいと感じられなくなっていることに驚きます。
いつも使うのは昆布出汁ですが、蕎麦を茹でたあとの茹で汁も出汁として使うので捨てません。
茹で汁を使うことを前提にするので、蕎麦は二八蕎麦などきちんとそば粉の割合がわかっているものを使います。
素麺やうどんなど、日本の小麦粉の麺類には塩が練り込んでありますし、これは父の心臓の手術後に色々調べて初めて知ったことですが、お蕎麦だと思って買っている麺も、小麦粉の方がそば粉よりもたくさん入っているような麺もあり、塩が練りこまれているそうです。
これを知った後は蕎麦は塩不使用の二八蕎麦一辺倒になりました。
野菜料理で有名な庄司いずみさんのレシピなど見ていると、切り干し大根の戻し汁も良い出汁が出る、とおっしゃっていますが、切り干し大根の頻度があまりにも低いのでまだ試したことはなし。
出汁などなくても、野菜がたっぷりでキノコ類がいくつか入っていたらそれだけで結構満足のいく味になるとも思います。
でもこれってやっぱり植物性の味わいになれたせいであって、肉の味に慣れてる人たちにとっては無味に感じられる味なのかもしれませんね。
メープルリーフはカナダのアイコン
カナダに住んでいると、あちこちでメープルリーフを象ったデザインを見かけます。
国旗にもなってますし。
葉っぱそのものもあちこちで見かけますね。
メープルはカナダだけではなくアメリカにもあるし、ヨーロッパにもありますし、なぜカナダのジンゴイズムとメープルリーフが一体化してるのかよくわかりませんが、なんとなくメープルリーフを見ると「あ、あれはカナダの何かだ!」と脳が勝手に反応します。
そんなカナダ脳でニューヨークの公園を歩いていると、こんなものを見かけて「え?何それ?」と感じます。
金曜の午後、セントラルパークを散歩していましたら、パークレンジャーみたいな格好をした人たちがトレーニングをしているような場所に遭遇しまして、夫と友人と三人で興味津々で近づいて行きましたら、レンジャーらしき人々の中の一人が私たちの方へ歩いていらっしゃいまして、今彼らが何をしているのかを説明してくださいまして(ね、ニューヨーカーって親切ですよね)そこから夫、友人、私で彼を質問責め。笑
私が聞いた質問の一つは「なぜニューヨークの公園はカナダのメープルリーフを真似してるんですか?」笑
いや、本気で真似してるとは思ってませんでしたけどね。
そこで親切なレンジャー氏が教えてくれたのは、私たちがメープルリーフだと思い込んでいたこの葉っぱは実はメープルじゃなくて、シカモアの葉っぱをデザインしたものなのだと言うこと。
そっくりですけれど。
自然界でもシカモアの一種にメープルと言う名前がついてるものが存在するのだったか、はたまたメープルの一種にシカモアと言う名前がつけられたものだったか、何しろ混乱を真似く事態になっているらしいです。
と言うわけで、ニューヨーク市やニューヨーク州の公園でこう言うのを見かけたら、これはシカモアの葉っぱです、と言うトリビアでした。