土曜の夜のエンターテインメント
土曜の夜、8時から10時までの二時間続いたイベントです。
視聴は無料で、ネットではYouTubeやTwitter、Facebook、ケーブルでも大手のチャンネルで、とにかく大勢の人たちが視聴できるように企画されたもの。
主にポップミュージックの有名人が一曲ずつ演奏・歌唱し、合間には医療現場の方々他、エッセンシャル・ワーカーと言われるスーパーマーケットの店員、配送会社やデリバリー、タクシーやバスなどの運転手、テイクアウトのキッチンで働く人たちやデイケア、老人ホームなどで働く人々などなど、社会が動いていくために感染の危険と隣り合いながら働く人々への感謝の気持ちと、これらの職種に該当しないあなたが家に篭っていることで命が救われるのですよ、と言うメッセージ、それに加えて、経済的に余裕のある人たちは寄付することで社会貢献できますよ、と言うメッセージも。
あんまり最近の有名人のことを知らない私、レイディ・ガガさんが発起人なのかなんなのか、名前も大きく出ていましたし、あちこちに登場していたのですが、最初は「この人誰だろう」と。笑
昔からいる有名人諸氏に関しては「おおー、彼らも老けたなあ」なんて思いながら。笑
ローリングストーンズのメンバーに至っては、個々のメンバーがそれぞれのお宅の一角で演奏(してるふり、、チャーリー・ワッツ氏が本当にドラムを叩いていなかったのは明らか、、笑)するのをみながら、こんな豪邸に住んでたら自宅に篭っててもなんてことなさそうだけど、、やっぱり辛いのかなあ、、などと思ってみたり。
ワン・ワールド、、と言いつつやっぱり北米主体と言うか、放映時間も東海岸の夜8時から。
日本では日曜の朝だから、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうね。
アメリカは連邦政府のサポートが残念なことにあまり当てにならないようで、州によって状況もかなり異なるようです。
この期に及んで「こんなのインフルエンザとどう違うって言うんだ」などと言って非常事態宣言と自宅待機命令に反対して大勢集まって抗議する人たちや宗教行事に参加して例年通りに信者同士で抱擁したりキスしたり、、、。
そんなニュースを聞くと、とんでもない人たちだと思いますが、彼らの主張は法的には正しくて、各国政府が行なっている「非常事態だからエッセンシャルワーカーじゃない人たちは自宅に篭って必要がない限り出歩かないこと」と言う要請は、基本的には人権蹂躙です。
法で保障されてる権利と、その権利を享受し続けることがもたらす危険とその結果を考えると、彼らのような行動をとる人たちの存在は社会にとってかなり迷惑です。
アメリカは憲法に保障されている個人の自由と言う権利が一番重要だと言う国で、ソーシャル・ディスタンスが始まる前に銃を買いに走る人たちが大勢出現したと言う国ですから、そんな国ではこう言ったイベントや政府ではない団体や個人によるチャリティが弱者を救うための大きな役割を担っているのですね。
不安が社会を支配しがちな時の報道のあり方とは
テレビやラジオのニュースは、恐怖感や危機感を悪戯に煽るような音楽や効果音がただでさえ不安な話題をさらに煽り立てて紹介しますし、ニュースを読むプロも、やっぱり恐怖感を感じさせる口調で読みます。
なので本当に目にも耳にもしたくないと感じます。
幸いテレビは見る習慣がやっぱりないのでいいのですが、ラジオは朝起きる時や、夫が皿洗いや野菜を切るなど単調な作業をする時に必ずつけますので、毎時の国際ニュースと30分代のローカルニュースが一日に何度か耳に入ってくることがあります。
たくさんある文面を限られた時間内にきちんと読み切らなければいけないせいもあるんでしょう、かなり早口です。
日本の場合は、大きなテーブルにずらずらっと大勢のコメンテイター諸氏が並んでヤイヤイ意見を言う、ああ言うのもありますね。
ああいう番組に登場する「専門家」を語る人たち、中には怪しい方もいらっしゃいます。
明らかに専門外な方達も持論を力強く語る場を与えられていますが、果たして彼らのメッセージはどこまできちんと事実を把握した上で考えられたものなのでしょう。
神奈川県医師会が、医療現場で日々戦っている医師や看護師たちが直面している神奈川の今の現実を説明しつつ、現場の状況を知らずに勝手なことを言うメディアに対して、またそれを無批判に受け止めて影響されてしまいがちな私たち市民へのメッセージを発しています。
記事の中で触れられていた、「コロナ通信」って何が書いてあるのかな、と神奈川県医師会のサイトに行って見つけてみました。
報道機関が国営だと政府の広報機関とどう違うのか、と言うことになって、ジャーナリズムが成り立たなくなるわけですが、営利団体による営利活動だとしたら、報道の目的そのものがセンセーショナリズムになってしまう危険もあるわけですよね。
政府への批判精神は健全な民主主義には欠かせませんし、資本主義社会では利益を上げることが究極の目的ですが、ジャーナリズムにはそこに住む人々や社会を健全なものにすると言う大事な使命があるはず。
企業から制作資金を得て運営するスタイルの大手メディアはやっぱり純粋なジャーナリズムだけではやっていけないんでしょうけれど、社会を構成する一員として、その社会をあえて不安で煽り立てるような行為をこの時期続ける利点はなんなんでしょう。
土曜の夕食
土曜はこちらの夕方4時からイギリスに住む友人を交えて地元の友人たちとスカイプ飲み会でした。
イギリス程度の時差ならスカイプ飲みできるので楽しいですが、日本は流石に朝夕逆転ですからね、どちらかが朝ごはんでどちらかが飲み会、、、、ちと厳しい。
その後冒頭でご紹介したイベントを見たかったので、夕ご飯にはチャチャッとできるビーンサラダ(予め茹でておいたピント・ビーンズと冷凍してあったインゲン豆利用)と、今回は別の生地で作ったピッツァにしてみました。
一人一枚、パパッと簡単