食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

出汁昆布から塩昆布、プラ塵で鳥を死なせまい

8月、日本では夏の始まり、こちらは秋の始まり

日本では梅雨が開けましたか?

日本にお住まいの方がお書きになってるネット記事やブログ記事のタイトルでここ数日「いよいよ夏がくる」「もうすぐ夏になる」と言う言い回しを見かけました。

 

え?

日本は今から夏?

 

日本より気温が低めなうちの界隈は、6月21日あたりから公式「夏」でしたし、5月が終わる前にすでに気分は夏でしたので、日本だって当然そうだと思い込んでいつも過ごすのですが、この時期にしっかり思い出させてくれるのが「梅雨が明けたね、じゃあこれから夏本番だ!」と言う日本の季節の表現。

 

気温で言えば日本だってしっかりこっちの夏以上に熱い時間を過ごしていたはずですが、日本では梅雨は夏にはカウントされないのですね。

 

一方欧米では夏至が正式な夏の始まり。

日中の最高気温が20度に至らない日々も結構あるとか、平均気温が高々25度くらいだとか、そんなことは関係ないのです。

 

夏至に日照時間が一番長くなる、これが夏のシンボルなんですよね。

日照時間が長いから結果的に比較的温暖な日々ですし。

北半球の話ですけれどね。

 

8月もお盆くらいの頃にはすでに秋の予感を感じる風が爽やかに吹いていきますし、日照時間が短くなっていくのを感じて、ちょっと寂しい気分すら感じます。

 

日本で小学生だった頃も8月後半はかなりブルーな季節でしたが、それは夏休みが終わるからでしたっけ。

あの頃大嫌いだったのが、テレビのニュースなどで「夏休みも残るところわずか**日となりました」って大人のキャスターが嬉しそうに言う場面。

ほっといて!っと怒る私をみて母は笑っておりました。

 

  

出汁を取った後の昆布で

うちの出汁は昆布がメインです。

椎茸もたまに使いますが、基本は昆布。

 

出汁を1リットル取るときは20グラムくらいの乾燥昆布を水に入れて1〜2時間置いてから、沸騰寸前まで加熱します。

火加減は、沸騰する直前に火を止めるまでに十分くらいかかる程度が良い、、と辰巳芳子さんのご本で拝見しましたが、いつもそれ以上時間がかかります。

もうちょっと強火でも良いのでしょう、、、が、そうすると沸騰させてしまいそうで。

 

水に入れっぱなしにして一晩放置でもちゃんと出汁は出ると聞きますが、入れっぱなしにしておくと、忘れてしまって傷ませてしまいそうで。

出汁を取りながら昆布の香りを確認するのも楽しい。

 

 

出し殻は粗熱をとったらタッパに入れて冷凍庫に。

次に出汁を取った時も粗熱をとって同じタッパに追加して冷凍庫に。

 

 

そうやって、タッパが満タンになるまで出し殻を貯めておきます。

そして「ああ、何を作ろうか」と途方に暮れます。

 

今日処理した昆布は総量480グラムほど。

毎回15グラムの乾燥昆布を使いますが、出汁を取ったあとは戻っているので重くなります。

 

 

出し殻の昆布の使い道は永遠のテーマ

甘いものがそれほど好きではない私、甘辛い佃煮にはあんまり手が伸びない。

どんどん溜まっていく出し殻昆布と、それほど減らない昆布の佃煮。

それ以外の昆布の使い道は!?

 

塩昆布?

ふりかけもいいかもしれない。

kombu.or.jp

 

日本昆布協会のページに載っていたレシピで、塩昆布作りました。

基本的にはレシピに従って、、、でも、出し昆布150グラムぽっちでは溜まってる出し殻昆布の処理に追いつきませんので、ちょっと傘ましして。

 

昆布を刻むのが苦手なんですよね。

ツルツルヌルヌル滑るので。

 

味の*の創始者の池田菊苗氏が、グルタミン酸を発見するまでに何十キロもの昆布から出汁を取って分析した話は知られていますが、そこには「**キロの昆布を妻に刻ませて」と言う裏話があるのですよ。

 

グルタミン酸発見で有名になった博士は凄いですが、その影であのヌルヌルして刻みにくい昆布を何十キロも刻んだ妻、彼女はもっと凄いですよ。

 

MSGが偉いとも思いませんが、この物語の語り方の背景にある男尊女卑にはちょっとガックリきますね。

  

何十キロも昆布を刻んだら、私ならきっと指の一本や二本、切りますよ。

グルタミン酸を発見する前に血液検査になりますよ。

 

 

 

昆布の刻みすぎで負傷したくはありませんので、刻みきれない分は干してふりかけにする作戦で。

ふりかけのレシピもこのサイトに載っていますので、昆布が乾いたらこのレシピを参考に鰹節は無しで作ってみたいと思います。

 

 

塩昆布、手順は案外簡単。

 

前日に冷凍してあった昆布を冷蔵庫に移しておいて、計量してからひたすら刻み、フライパンに調味料を混ぜておいてから昆布をどかっと乗せてザザッと混ぜて中火〜弱火で煮詰めます。

あとはオーブンに広げて入れてちょっと水分を飛ばし、さらに表面に砂糖と塩をまぶすだけ。

 

この、表面にまぶす砂糖と塩ですが、レシピでは「砂糖小さじ1、塩大匙1」なんです。

塩分が凄いですね!?

 

 

ちょっと味見をしたら、昆布にしっかり味がついているので、さらに塩を追加するとあんまりにもしょっぱい。

 

私は塩は遠慮しました。

砂糖は甜菜糖。

気が向いたのでごまもまぶして出来上がり。

 

ジャムの空き瓶に詰めた手作り塩昆布

完成、塩が吹いてない塩昆布

市販の塩昆布はMSGが入っているものばかりなので、廃物利用で手作りできるのは嬉しいですね。

 

 

ボトル製品を開封する時にちょっと一手間

前にも書いたかもしれませんが、長い話ではないので何度でも書きますよ〜。

調味料などのボトルを開封する時に引っ張る輪っか

開封するときに引っ張るこの輪っか、小動物の命を奪うかもしれません

お酢や醤油などのボトルを開封する時、捻って開けるキャップを外すと中にこう言うリング状のものがありますね。

このプラスティックの小さなリングは、ゴミ処理場へ運ばれたあと、何かのきっかけで鳥などの小動物が引っ張り出して、クチバシに引っかかって、クチバシが開けられなくなって餓死する原因になり得ます。

 

日本の場合は生ゴミは焼却されるので、関係ないとも思いますが、ゴミ捨て場にカラスがやってきてゴミ袋を突っついて破って中身を引っ張り出したり、そう言う可能性もありますよね。

 

ゴミがランドフィルへ直行する多くの国にお住まいの皆さんはぜひ、次のボトルを開けた時からこの輪っかをハサミでチョッキンと切ってください。

 

 

 

8月は秋の始まりですが、セミと鈴虫が一緒に鳴いている、、、


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