食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

コンガリもちもちのパンとおからの力

サワドーブレッド

2022年二つ目です。

二人とも家にいるのでパンの消費が早い。

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長く、濃く焼き上げたので当然切り分けるのもいつもより大変。汗かいた。

去年、日本に戻っている間放置していたサワドー種は、帰国後みてみたらカビておりましたので破棄し、秋が深まる頃から再びぼちぼちと再開しておりました。

 

パンデミックで家で仕事するようになって以来、タネは冷蔵庫で保管するのではなく、カウンターに置いて毎日継ぎ足して活性化させつつ、しょっちゅう使って捨てることなく回しておりましたが、帰国して間が空いたせいか、帰国後はそんな気力がなくなってしまい、種さんは再び冷蔵庫へ。

 

週に一度取り出して、室温に戻してから生地の支度用に100グラムになるように混ぜ、残りは冷蔵庫に戻して別のパン生地に混ぜたりして消費(捨てたくないので)するというサイクルに。

 

帰国後何度か焼いたパンは、なんとなくうまくいかないなー、生地の手触りがちょっと変だよねえ、なんでかな〜、と思っておりましたら、なんと、帰国前にはきちんと把握していた「こっちのバケツに入ってるのが**粉で、あっちのに入ってるのは%$粉」というのをすっかり間違えて、サワドーに使う粉をサンドイッチ用に使い、サンドイッチ用に使っていた粉でサワドーを仕込んでいたのでした。

私の中で決めているこの粉の用途、あくまでも私個人の勝手な判断なんですけれど、間違えてたのに気が付いて「正しい」方で仕込んだらちゃんと元の手触りになり、ちゃんと焼けるようになりました。ほっ。

 

 

今年2度目のこのパンは、いつもの配合でいつものやり方でしたが、なんとなく気まぐれに「ちょっと焼き時間を伸ばして濃く焼こう」と。

 

憧れのTartineベーカリーのカントリーブレッドも、こんな濃いめに焼いてありますし、濃く焼くのがここ数年らいの流行りのようで、ネットで公開されてるさまざまなアマチュアのサワドーブレッドの多くが、濃いめなんです。

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写真はAmazonの商品ページから。

改めてみてみるとそれほど濃く見えませんね。あれ?

 

 

でもね、濃く焼くとガチッと皮が硬くなるわけなので、スライスするのは大変です。

私のパン切り包丁は刃渡り25センチと、決して家庭用では短い方ではないのですが、やっぱり皮が硬いと大変です。

 

なので普段は割と淡白な色合いで止めているのですが、この日はなんとなく「ちょっと切るのが大変なくらいかまへんかまへん」という気分で。

 

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ほら、コンガリ。ちょっと濃すぎた?

こういう濃いい焼き上げが流行るのもわかりますよ、ものすご〜〜〜〜く良い香りですもん。

しかも、焼き上がりの時だけじゃなくて、翌朝も香ばしい香りがしますし、しかも、汗かいて必死にスライスしてる間中香ばしい香りがあたりに立ち込めます。

 

この香ばしい香り、お餅を焼いてる時とか草加煎餅を焼いてる店先を通るときに漂ってくる香り(醤油の焼ける匂いではなく)にとても似ています。

こういうコンガリした香りを喜ぶ欧米人相手にコンガリ焼いたお餅を売ってみたら売れるかもしれませんね。(北米で『モチ』は今や餅アイスとか求肥のことだと思われてるフシがあります。)

 

炭水化物が焦げる寸前の化学反応の香りなんでしょうね、きっと。

crustylabs.com

 

この時のサワドーメモ

  1. スターターの仕込みは前夜寝る前(総量が100グラムになるように)
  2. 別ボウルに小麦粉を水と塩と合わせるのもこの時同時に。(台所の気温は18度)
  3. 朝、仕事のズームに出た後で生地とスターターを混ぜ合わせておく(9時45分くらい)
  4. 11時過ぎに生地混ぜ
  5. 12時ごろに生地混ぜ
  6. 1時のズームミーティング前に生地混ぜ
  7. 2時半過ぎに生地混ぜ
  8. 4時ごろに生地をボウルから平たい容器に移してコイルフォールド
  9. 1時間おきくらいでコイルフォールド
  10. 記事がブワッとしてきたので成形してカゴに入れて様子見
  11. 8時半くらいに指さしチェックで生地が出来上がっていたので冷凍庫へ入れ、オーブン予熱開始(コンボクッカーも入れて)
  12. 9時過ぎに焼き始め(コンボクッカーに入れて蓋して25分、蓋をとって25分)425℉ 

この日は夫が夕飯をオーブンで調理したため、予熱時間の割にかなりオーブン内の温度が高温に安定していたと思われるので、次回は焼き時間が同じでもここまで濃くなるかどうか不明。

 

 

おから有効利用レシピ

先日作ったコリアン・ソイミルクですが、一度に全て使いきれず、翌日まで冷蔵庫に入れておいて朝残りを、というか、欲しいほどコップに注いで、また昼にでも、とおいておきましたら、ガラス瓶に入れておいたオカラ混じりの豆乳は、一晩おいておくことでオカラの部分が沈殿しておりました。

 

まあそりゃそうか。

その場で飲み切らない部分は濾しておいた方が良さそうです。

今回はこの沈殿オカラを何かに利用しようと(オカラを炊いても良いのですが、きっちり濾し切らないと炒めにくそうだし、、、)おからナゲットのレシピをいくつか参考にしてみました。

 

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おからナゲット、ほうれん草の炒め物、ご飯、味噌汁

 

vegan-kosodate.jp

 

おからクッキーとか、おからハンバーグとか、そういうレシピを見かけることはありましたけど、スーパーに普通におからが置いてあるわけではないので、そんな勿体無い、おからといえば卯の花でしょ、と挑戦したことがありませんでした。

 

 

試作第一弾

おからとつなぎと調味料をまぜ、成形、揚げ焼き、と言うことですから、豆乳を作ってでたおからを全部ボウルに入れ(400グラムくらいか)そこに以下のものを適当に混ぜて練って丸めて揚げ焼きしました。

 

入れたもの

おから(400グラム程度、割としっとりめ)

オートミール(USカップで1,5カップくらい)

コーンフラワー瓶の蓋1杯分くらい

グルテン カップ4分の3くらい

塩、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、スモークトパプリカ、ガーリックパウダーなど

 

最初はなんとなく蓋やカップで分量を測りつつ入れましたが、混ぜながらもうちょっと足してみたりしたので正確な分量は不明。

練ってみて「こんな感じか」と根拠なく判断して調理しましたが、次回はもうちょっと粉物を入れてもっちりさせてみよう。今回のはちょっとサクサクふわふわでした(それはそれで良いですが、もうちょっと歯ごたえが欲しい。)

 

 


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