先日アジアングローサリーで見つけた乾燥筍。
そんなものが存在するとは今まで知りませんでした。
まあ収穫物の保存に乾燥させるという手段はありがちですから、今まで出会わなかったのが不思議といえば不思議かな。
調理法など一才知らぬまま、好奇心の手先となったきゃすぴえの手が勝手にこれをカゴに入れレジに持っていって購入して参りました。
乾物って太陽の光を浴びるからか、ミネラル豊富になるというし。
味も深まるというし。
まあ間違いなかろう。
で、早速Dried Bamboo Shootでググりました。
長時間水につけて戻してから調理するようです。
面白そう!
美味しそう!
検索したレシピはどれも肉が同居してますが、そこら辺はなんとでも自己流にできます。
早速水につけて仕込み開始
袋はジップロックバッグみたいになっていましたので、使う分だけ取り出して残りはまた密閉状態で置いておけます。
こういう乾物って使い切ってしまった方が中途半端になじみのない食品の在庫が増えなくて済むと思うのですが、ビデオでおばちゃんが仕込んでるのを見ると、結構しっかり量が増えるようでしたので、とりあえず袋に入っているものの半量ほどを戻してみることにします。
多分残り物を食べるのはわたしだけになるだろうと思われるので、使いかけが在庫に溜まるのも嫌ですが、作り過ぎも避けたい。
チャレンジが思いのほか強烈だった
開封してみたら、、、、なんだか予想外にとても臭い。
なんだろうこの匂い、、、動物の匂い?
家畜の匂い?
豚とか牛とか鶏とかを飼ってる家畜小屋の埃っぽくて藁や土の匂いの混ざった、でも強烈などケダモノ臭がする、あんな感じ?
筍なのになぜこんなワイルドな匂いが?
ひょっとしたら干してる作業場には他の動物の肉なども干されていて、匂いが移ってしまったのだろうか。
水に戻している間、この匂いが立ち込めたら夫は多分嫌がるなあ(わたしも嫌ですが。)
もし強烈な匂いが問題になるとしたらこの食材は窓開放を気兼ねなくできる季節(4月から5月くらいか)まで待つべきか、でも温暖な時期はそれはそれで室温も高いから匂いがますます気になりそうですね。
早速ボウルに水をはり、おばちゃんの真似をして指でしごくような擦るような動きをして筍を洗い、水を変えて浸水開始をしたのは、日曜の午後三時です。
月曜の出勤前に水を変えてやり、月曜の就寝前に細切りにする工程に行こうと思います。
朝出勤前にはやりたくないので、ビデオのプロセスを半日ずらしてみました。
現在、乾燥筍を浸水して6時間経ちますが、浸水してても乾燥筍の匂いがそこはかとなく台所に漂っていて、飼育小屋か?という、、、。
今週はスプリングブレークで夫は同僚の仲良しさんたちと泊まりがけでゴルフしに、ゴルフができる南の州(国境超えます)まで遠出して、夜中に帰ってくる予定なんですが、表から帰宅したらこの匂い絶対強烈だろうなあ。
わたしも臭いと感じますけど、しばらくこの中にいるからちょっと慣れちゃって鼻がバカになってる部分はあると思うので、夫はわたし以上に「なんだなんだ!」と反応するはず。
しかも夜中に。
ちょっと気の毒ですね。
まだまだ外気は冷たいですけど、何度か換気したり水を変えたりしています(が獣くささは相変わらず。)
と、ここまで書いて保存しておき、数時間後に夫が友人を連れて帰ってきました。
ええ、友人までこの匂いを嗅ぐの?
と躊躇しましたが、長時間ドライブの疲れからか、二人とも匂いには言及せずビールを開けてプハーっと。
途中で台所に立った友人が浸水筍ボウルの脇を通って「あれ?干し魚戻してる?」って。
そういえば干し魚の匂いに似ているようでもあります。
乾燥魚にも、そういえばスルメにも似た匂いだろうか、、と思いつつ、水を変え、ゴシゴシしごいて洗ったあと、繊維に直角に細切りにしたのが上の写真。
なんとなくちょっと戻したスルメを切っているような感覚でした。
台所を入ってすぐ臭い!と思うほどではありませんでしたが、やっぱり作業中や水を捨てた後などは匂いが強く感じられますよ。
これ、すっごく美味しくなかったらやってられませんね。
3日後に調理開始です。
獣臭はあとどれくらい続くのやら。
椎茸のもどし汁みたいに出汁にならないのかなあなんて思ってましたが、こんな臭い水、出汁どころか植木にもやれません。
後二日したら調理できる段階まで柔らかく(そして臭くなく)なるのでしょうか、、、
第二弾に続く