食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ニンニクのコンフィと、国民一人に一つの番号

ニンニクを沢山剥いて小鍋にオリーブオイルをひたひたにして弱火でコトコト加熱するだけ。三國シェフのYouTubeの”Confit d'ail”は家づくりブロガーの mashley さんの記事で教えていただきました。



 

カナダのソーシャル・インシュアランス・ナンバーと日本のマイナンバー

Social Insurance Number, 略してSINというのは、アメリカで言えばSocial Security Number、日本で最近導入が始まったらしい「マイナンバー」というのはこのシステムの日本版ということなんだろう、と思っていましたが、なんだかちょっと様子が違うようですね。

 

導入することが決まった頃は、プライバシーのことを心配する声がツイッターなどで上がってきて、「心配する気持ちはわかるけど、カナダではちゃんと機能してるよ」と思っていました。

その後「マイナポイント」とか言って、普及を促進するための政府の対策としてのポイントシステムなどが登場し始め、段々不思議な展開になってきましたね。

 

マイナポイント、いまだによくわかってないんですけれど、これはマイナンバーカードを開設することでポイントがつき、そのポイントでお買い物の割引ができるとかそういうことですよね?

 

政府は商売人じゃないのに、スーパーや楽天のポイントみたいなことを盛り込むなんてなんだかおかしな展開だな、と思いましたが、納税ですら通販まがいの商売に置き換えてやってるわけだし、なんでもあり?

 

 

最近になって取り沙汰されているのは、「任意」のはずだったマイナンバーカードなのに、健康保険と運転免許証とをマイナンバーカードと一纏めにする、今までの健康保険証は廃止する、という案が出てきたことですよね。

 

カード持ってないと病院に行けないし運転もできない?

任意のはずだったのにこんなことってあるのか!

 

という怒りの声をツイッターでたくさん見ましたが、そもそも行政上の書類の処理を一本化して無駄、不正、間違いなどを予防するための数字なのだったら、任意ってこと自体おかしくないですか?

その番号を振られなくても済む人がいるんだったら、誰が嬉しくって番号振られたいでしょうか?

 

 

政府が何かと疑わしくて信用ならないことをし続けている国だけに、自分のプライバシーを番号化されたくない、と国民が尻込みするのは当たり前な気がします。

 

でも、国民(及び市民権がなくても住んでて仕事=納税したり勉学している住民たち)全てに番号振ってる国家というのは、アメリカやカナダ以外にも結構(沢山?どこもかしこも?)あると思います。

だって、何中、何百億人もいる住民の収入や資産にまつわる税金徴収や社会保障の記録をきっちり整備するには、ファイルに番号与えて管理しないわけにはいきません。

でもそれが日本の試みのような不思議な展開になる必要はないような気がしますが。

 

 

カナダのSINカード

 

税金(給料)の支払いやウェルフェア、年金などの手続きの時などに使われますが、カードそのものにはICチップなどは搭載されていません。

SINカードに記載されている9桁の番号を必要な場面で書類に転記しますが、そのために財布に入れてる人などを見かけたら「このカードは持ち歩かないように」と真剣に注意されます。

 

持ち歩いてて落としたり擦られたり盗まれたりしては大変だから。

 

カナダでは他人のSINを利用することは違法です。

たまにアパートを借りる契約の時に大家が「SINも記入して」なんていうことがありますが、これは違法です。(カナダに引っ越してきたばかりの外国人や新移民にそういうことを言う大家が結構存在するのでご注意を。)

 

 

戸籍とか住民票という制度がなく、住民個人個人にそれぞれの番号がついていると言うことです。

 

ケベック州では運転免許証と健康保険証は10年くらい前から(もっとかな?)システムが統一されて、カードは2枚に分かれていますが、更新の手続きが楽になりました。

が、運転免許と健康保険のカードとSINは別物ですので、仮に運転免許証や保険証を落としてもSINが漏れることはありません。

 

とにかく、個人のSINは他人に気安く知られるべきものではないので、お買い物にポイント使って、、とか、そんなふうな扱い自体考えられません。

 

 

 

日本で似たような番号制度を導入する利点

戸籍や住民票という制度は、家族単位での管理ですけれど、家族の在り方も多様化しているし、住民票に至っては引っ越してすぐに届出を二つの自治体に出すという煩雑さから、忘れちゃうとか先延ばしにして放置しちゃう人も結構多そうですし、現代の社会にはあんまり適していないように思います。

素人が勝手に想像してるだけですけれども。

 

でも何かあるたびに本籍地に戸籍抄本を、とか戸籍謄本を、とか、本籍地から遠く離れたところに住んでいるとかなり迷惑なシステムだということは確かです。

 

戸籍制度や住民票制度を廃止にして個人の番号のみに一本化するということなら、合理化するという目的だと納得できますけれど、任意で、カードを作るとお得ですよ、なんてことだったら嫌ですよねえ。

 

制度そのものとはまるで別の話になりますが、このマイナンバー制度、戦後の「マイカー」じゃないんだから、もうちょっと垢抜けた名称が考えられなかったんでしょうか。

マイナンバーって、、、。

 

カタカナにする必要なんてありませんから、社会保障番号、とか社会保障個人番号、とかそんな感じで良いんじゃないでしょうかね。

 

 

行政システムや政府を信頼できない、ってこと自体大問題ですけれども


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