食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

機内で観た映画二本目、KIMI


アポロ11号とかあの頃の宇宙服はワシントンD.C.のスミソニアンで見ましたが、これも本物?

過去の未来と現在と疲れた現代人とを感じさせるディスプレイでしたが、一体これ何なんだー。

 

AIと暮らす人は

日本の実家、帰省するたびに戸惑う事があります。

そ、れ、は、何から何までテクノロジーが活用されているので、いちいちボタン操作が面倒くさく、しかも音声が入ってる意味が良くわからないこと。

 

リビングルームの天井のライトひとつとっても、どこのスイッチ?と壁のスイッチを探していたら、母がリモコンを手にして、これよ、と。

風呂も、トイレも、インターホンの操作も、電子レンジもオーブンも、わからない〜!

 

そして先日、母がアレクサ(日本の携帯の場合はひょっとしたら別の名前でしょうか?)に「#*$@さんに電話をかけて」と指示するのを聞いて、高齢者の母の方が2023年宇宙の旅に出てしまっていたのだと再認識しましたよ。

 

私はアレクサにもSiri にも何も話しかけていません。

Siriはたまにあっちから、私の指示の意図がよくわかりません、と言うようなことを話しかけてきますが、単に私が知らずにボタンを押しちゃっただけとか、そんな感じで誰も彼女を呼んだつもりはありませんので、無視無視。

 

そういえば裏庭側のご近所さんも良くアレクサに音楽かけてもらってるなあ。

 

 

二本目の機内映画

帰省便の機内で観た二本目は、そんなSiriやAlexa と暮らす現代人にはもはやサイエンス・フィクションでは無くなった世界と、コロナのパンデミックで社会から隔離された暮らしをするのが普遍的と言うかノーマルになった世界を舞台に、過去に受けた性暴力のトラウマでアグラ・フォビアになってしまったと言う設定の女性を主人公にした、やはりバイオレンスも盛り沢山なスリラー気味犯罪映画。と言っちゃっていいかな?

 

私個人の感想は、機内鑑賞で見る事ができて良かったな、、、です。

ふふふ。

 

Sex, Lies, and Videotape やErin Brockovitchなどのスティーブン・ソーダーバーグ監督作品なので少々期待して観たんですが、オンライン上のプライバシーとかAI、パンデミックによるステイホームやらリモートで働く人々のあいだの距離感やら、パンデミックによって悪化したメンタルヘルスの事など、タイムリーなテーマを詰め込みつつ、どんな作品になるのだろうと思ってみていたのですが、広げすぎた風呂敷は最終的には上手く回収できなかったのか、テクノロジーを使いこなす主人公が悪者に殺されそうになりつつ痛快に反撃して、、、という、勧善懲悪の展開で、なんだかそれでおしまいですか、と言う感じでした。

 

仕事で関わりのある、もともとメンタルヘルスの障害で家の外に出る事にものすごいストレスや恐怖を感じて引きこもりがちな人々。

彼らの多くがロックダウン後も家から出られず、2年以上にわたる隔離生活でさらに悪化してしまった状況に苦しんでいるのを知っているので、映画などエンターテイメントで登場するメンタルヘルスの描写やプロットへの組み込まれ方(大体が都合よく出てきて都合よく解消されている)にも批判的になります。

 

 

youtu.be

 

あとね、映画やテレビに出てくる若者が住んでる家やアパートって、なぜあんなにも現実離れした広さやゴージャスさなんでしょう。

シアトルで登場人物のやってる仕事しててあんなところに住める収入って可能なんでしょうか?

 

 

機内で見る分にはちょうどよろしかったですけど。


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