食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガン・麻婆豆腐

食べた後で失礼しますが、麻婆豆腐はいつもご飯の上に乗せて、丼形式で提供する我が家。

麻婆豆腐に大事なものは

麻婆豆腐は好きですが、肉を食べないとなると、豆腐だけではいけないんじゃないか、という思い込みがしばらくありました。

 

だから、あんまり好きじゃないけどヴェジタリアン向けの偽肉のミンチを使ってみたり。

 

ところが我が職場に入れ替わり立ち替わりやってくる栄養学のインターンの学生さんたち(なぜか中国系の学生さんが最近増えています)と話すにつれ、「麻婆豆腐に肉の代わり?そんなの入れなくて大丈夫ですよ」と。

 

そうなの?

肉を入れない麻婆豆腐だと、麻婆抜き豆腐にならない?

なんだか、麻婆豆腐の麻婆は肉味噌?肉とソースの部分のことなのかな、なんて気がしていたものですから。

 

中国出身の学生さんたちは「は?全然大丈夫ですけど?」

 

それで、私の中の麻婆豆腐の概念自体が間違っているのかもしれないと思いまして、ちょっと調べてみました。

 

今まで中華料理のレシピなんて探したことがなかったような気がしますが(なぜだろう)ヴィーガン、麻婆豆腐、で探したら、すごいことを見つけてしまったのですよ。

 

麻婆豆腐の根幹は、肉じゃないんだそうですよ。

唐辛子の粉と四川料理によく使われる花椒と、豆板醤と、豆豉が入っていることが重要なのであって、これらが入っているならば、そこに肉を入れようと入れまいと、他の野菜を入れようとかまわないらしい。

 

心強いですね。

 

元々は四川では牛肉を使うのだけれども、最近は豚肉で作るのが普及しているという話も。

 

豆豉は私は今まで、瓶入りのホットソースにブラックビーンが入ったような、ラオガンマ(老干妈)のやつとか、そういうのしか使ったことがありませんでしたので、豆豉もきっちり最初から使ってみようかと探して買ってきました(地元の最寄りの中華スーパーにありました。)

 

豆豉(Fermented Black Beans)とは?

ラオガンマの瓶入りのものやブラックビーンソースというような商品と何がどう違うのか、まだ若干混乱しているのですが、豆豉とは黒大豆を乾燥し発酵させた(発酵して乾燥かも)もの。

 

パッケージには「洗って火で調理して使ってください」という注意書きがありましたので、仰せの通りに水ですすいでから刻んで使いました。

どうやら、洗わないと塩分がきついようです。

 

 

見つけたヴィーガン麻婆豆腐のレシピではニンニクや生姜と一緒に炒めて香りを出した後、豆板醤と一緒に刻んだ豆豉を炒めるべし、とあったのでそのように使いました。

 

意外に柔らかく、しかも刻んだためもあってか、豆腐など入れて仕上げた頃にはすでに視界からは消え、視覚的な存在感はありませんでしたが、味というか風味は確かに。

 

でも次はもうちょっと多めに入れてみよう。

 

www.thespruceeats.com

 

麻婆って一体何?

日本のインスタント料理素材に「麻婆茄子の素」みたいなのもありますよね。

だから、麻婆ってのは豆腐じゃない方の麻婆豆腐の具、つまり肉やソースであろう、と思ってしまっていたのは私だけじゃないのでしょう。

 

では麻婆って一体なんだろう?

 

顔にあばたがあるお婆さんだそうです。え?

 

ウィキペディアによるとこういうことだそうです。

"Ma" stands for mázi, 麻子, which means pockmarks. "Po" is the first syllable of pópo, 婆婆, which means an old woman or grandma. Hence, mápó is an old woman whose face is pockmarked.  

 

"麻"はmázi, 麻子の略で、あばたを意味します。婆は婆婆の最初の音節で、老婆やおばあさんの意。したがって、麻婆は顔に痘痕のある老婆という意味になる。 

 

色々入っててポツポツとあばたみたいに見える豆腐料理ってことでしょうかね。

 

老干妈と別に、世界中で人気のあるもう一つのホットソースはスリラチャ・ソースですが、原材料不足で偉い高値がついていたあのソース、最近は値段が落ち着いてきたようで、以前9ドルくらいついていたボトルが先週は6ドルくらいに落ち着いてました。

 

9ドルくらいの値段の頃「そんならもうこんなの買わないぜ」と購入拒否していましたが、また値段が5ドル切ったら買ってあげてもいいよね、と思う我が家でした。

 

 

辛さと美味しさ、大事ですね


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