食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

FODMAPと腸の健康、健康サギを見抜く方法

ミツバチがそこら辺を飛んでいるので気をつけて、の看板。ミツバチに害を与えないように気をつけて、って意味ですよね?



腸の健康が全身の健康にとっていかに重要であるかを知っている消化器専門医、Kassim博士が自身の胃腸の健康を維持するために行っていることを紹介する記事と言うのを見かけました。

 

ふむふむ、1日に摂取するべきとされる食物繊維量(20 〜35 grams)を摂取するのがなかなか難しいから、食物繊維のサプリを摂取しているとか、一度にたくさんの食べ物を摂取すると、消化不良や膨満感につながることがあるため、少量ずつ、より頻繁に食事をすることで胃腸の負担を軽減するようにしてるとか、水分補給を怠らない、運動を心がける、、、。聞いたことのある生活ルーティンが列挙されていた中に、こんなのを見かけました:

 

 

博士は、FODMAPSと呼ばれるある種の炭水化物にやや敏感だそう。

FODMAPSは、けいれん、下痢、便秘などの消化器系の問題を悪化させることがあるという。

 

「すべての人がFODMAPに敏感というわけではありませんが、もしそうであれば、FODMAPを避けることで症状を改善することができます」とKassim博士。

 

www.nytimes.com

FODMAPSってなに?

オーストラリアのモナシュ大学の研究者が考案した、IBS(過敏性腸症候群)の症状を改善するための新しい食事療法だそう。

FODMAPSと呼ばれる特定の炭水化物を含む食品を制限すると言うものらしいです。

 

FODMAPSとはFermentable Oligo-, Di- and Mono-saccharides, and Polyolsの頭文字を並べたもので、日本語では発酵性オリゴ糖、二糖類、単糖類、およびポリオール。

日本語で聞いてもよくわかりませんが。

オリゴ糖って良いものかと思ってました(日本の食品にオリゴ糖入りであることを宣伝文句みたいに言ってるものがあったと思うのですが)けど、発酵性オリゴ糖というのは別物なのか、はたまた同じものなのか、、、。

 

これらが含まれる食品というのは、かなり広範囲にわたっていて、下のリンクのサイトに出ていたリストだけでもこんな感じです↓

 

リンゴ、アプリコット、ブラックベリー、チェリー、マンゴー、ネクタリン、梨、プラム、スイカなどの果物(およびその果汁)。
天然果汁で缶詰にされた果物、ドライフルーツ、大量の果汁を飲むこと。
アーティチョーク、アスパラガス、豆、キャベツ、カリフラワー、ニンニク、レンズ豆、マッシュルーム、玉ねぎ、エンドウ豆などの野菜。
牛乳、ソフトチーズ、ヨーグルト、カスタード、アイスクリームなどの乳製品
小麦・ライ麦を使用した製品
高フルクトースコーンシロップとハチミツ。
非糖アルコール甘味料:ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトールで甘味をつけたキャンディーやガム。

 

このようにFODMAPを避けるとなると、かなり多くの食品が食べられなくなるため、この食餌方を採用してしまうことで栄養不足になってしまう可能性があるというのが問題視されているよう。

 

私個人は豆を食べてても炭水化物を食べてても特に腸に不調は感じないのですが、こう言った食品に敏感な知り合いは結構いて、職場で提供する食事でもFODMAPのリストに載っている食品のどれかが消化しきれないのだという人が増えている気がします。

 

 

www.verywellhealth.com

www.verywellhealth.com

 

問題を感じない以上はいくら世間がこれやめると健康に良いとか低**ダイエットだとかが広まっていても、食品をやめるというのは食いしん坊的にはあまり考えられないこと。

医者に宣告されたり検査結果を見て納得するならまだしもね。

 

そしてまたこのような記事を見つけてしまいまして↓(ギフトリンクですのですぐ読めます)

www.nytimes.com

 

ウェルネス詐欺を見破る方法、とでも訳せばよかろうか。

ウェルネス(健康)は昔から人の気持ちを揺さぶるトピックでしたし、健康でありたい、今経験している体調の不調を取り除きたい、という人の痛切な願いに漬け込んだ商法っていうのも昔からあります。

詐欺とまではいえないかもしれないけれど、なんだそりゃ、っていうダイエット法もたくさん出てきては消え、ちょっと手先を変えてはまた登場して、、っていう。

 

そういうのに騙されない(影響されない)にはどうすれば良いか、という記事です。

特別な魔法みたいなダイエット法というのに騙されてお金を注ぎ込んで、、とか、そういう話はあんまりないと思うのですが、魔法みたいな話をネットで見かけて自分もやってみて、その結果さらに体を壊すとか太りやすくなってしまうとか、摂食障害になってしまうとか、そっちの方が現実的で怖い話です。

 

上の記事を読んでも、決して騙されない(影響を受けない)人になるというわけではなくて、この記事時代も魔法ではないわけなのですが、ありとあらゆる健康情報を一つづつ吟味しなければいけない、その大切さについて書いてあります。

 

最終的にはわからないことは医者に相談せよとありますが、信頼できる医師がいる場合はそれが一番でしょうけど、医師の資格を持っている人の中にも信頼しきれない人やテレビに出て稼ぐことを優先している人もいますから、医師なら無条件に信頼できるとは言い切れないですけど。

 

 

なかなか難しい 


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