食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

P'tit Train du Nordに行ってきました

今回はスタート地点から20キロほど北上したPiedmont(ピエモン)まで往復

ケベック州のバイクパス(自転車道)のネットワークの中でも、全長200キロを車の通る道路から基本的に隔離された状態で延々と走り続けることができるP'tit Train du Nordは割とお気に入りです。

 

出発地点 のキロメーター0(Saint-Jérôme)から10キロくらいは郊外の住宅地や工場やなんやかんやが視野に入ってくるし、あんまり美しくないんですけれども、今回はその出発地点から始めましたよ。

 

本当はSaint-Jérômeの北20キロ地点のPiedmont(ピエモン)あたりから出発したかったんですが、週末モントリオールから北へ向かうハイウェイ15号は結構渋滞していて、自転車に乗ってるより車の中にいる時間の方が長くなってしまいそうで、もういいよ、ハイウェイ降りてさっさと自転車に乗り換えよう、と。

 

毎年何回か行っているのですが、出発地点は初めてだったので新鮮でしたけど、やっぱり郊外って嫌だな、なんて。

 

日本語で郊外というと、いわゆるカントリーサイドを意味する場合もあるらしいですが、英語でsuburb というのは、都心部からちょっと離れてて、平べったくて床面積がバカに広い大型チェーン店がバカすか入ってるショッピングモールがあったりして、道路がやたら広く、でも路肩はあんまり広くなく、歩行者が少なくて、住宅は広いけれど車がないとどこにも行けない、そんな感じの地域です。

 

ケベックのハイウェイ15号線沿いの田舎町って基本はどこもsuburb状態で、同じチェーン店が入ってるモールが繰り返し視野に入る感じで、とても残念な発展の仕方をしたもんだと思わないではいられない。

 

なので自転車で移動してる時にそういう風景が目に入るのも、やはりちょっと残念。

 

とはいえ、P'tit Train du Nord、元々は線路だった土地を人々が自転車で行き来したり散歩したりできるように再開発してくれてて、元々線路だっただけに起伏も激しくなくて基本的に平なので子供連れから老人まで、あらゆるフィットネスレベルの人たちが一緒に楽しめるとても良いバイクパスだと思います。

 

まあそこからケベックの現実が垣間見えるわけです。

 

 

0キロから10キロくらい行くまでの間には、ちょっと大きめの道路を横断する場所もいくつかあり、車の通りが多いところにはボタン式の信号機があるところもあり、横断しながら左右を見ると、大通り沿いのショッピングモールがあちらに、そしてこちらを行くと新興住宅地が広がっていたり。

 

カナダはそういえば先日人口が4千万人を超えたんですよ。

 

主に移民を呼び入れて人口を増やしているんですけれど、それで住宅の補充が追いついていないらしくて、家賃や売り家の価格が高騰して大変らしいです。

 

だからこの辺にも移民の人たちが引っ越してくるのかもしれませんね。

同じ国の中でも田舎はやはり比較的閉鎖的というか、人種の構成が単一っぽい傾向にありますけれども。

 

 

一汗かいた後のヴィーガンランチ

P'tit Train du Nordはループではなくて、一本線で南から北へ延びるバイクパスですので、自転車で出発したら、帰りは出発地点に自転車で戻ってくる必要があります。

全長200キロを二日、三日に分けて制覇する場合などは、誰かに荷物を乗せて車で並走してもらい、1日の終わりにはB&Bとかホテルで一泊し、翌日はまた荷物を車に乗せてその日の目標地点まで持っていってもらって、、、というように計画する必要があります。

そういった形式でグループで走るツアーみたいなのもありますが、我が家は自分たちだけで気楽に自由に乗りたいので、毎回ある程度走ったら折り返して出発地点に戻ります。

 

この日は出発地点に戻ったところにちょうど良い具合にあるビストロでランチを食べることにしました。

 

レタス、きゅうり、オリーブ、サンドライトマト、紫オニオン、赤と緑のペッパー、マッシュルーム、ブロッコリ、クルトン、にんじん、のサラダ

ヴィーガンのドリンクがあったので、ヴィーガンの食べ物もありそうだと思ったんですが、このサラダと、あとはヴェジメニューからチーズを避けてもらう、そんな感じの選択肢でした。

 

もっとタンパク質入れて欲しいですけど、まあしょうがない。

 

夫が頼んだサンドイッチの添え物のサラダも、他のお客さんが頼んでた別のサラダも、どのサラダもてっぺんにニンジンシュレッドがてんこ盛りになってて、どのサラダも同じものなのか?ってちょっとがっかりだったんですけど、このサラダ(メニューを見た限りでは野菜の種類が一番豊富だった)はフェスティバル、という名前がついていて、お値段もお祭り価格で15,50ドルなり。

まあでも最近はなんでも値上がりしてるし、そんなもんなのかな。

庶民にはちょっとびっくりですけれど。

 

サッポロのロゴ入りグラスですが中身はスリーマン。 
サッポロビール?

オンタリオのビール会社、スリーマンがカナダで販売されるサッポロビールを作っています。

なのでスリーマンが入ってるお店にはサッポロビールのグラスやパラソルが置いてあることが結構あります。

キリンの一番搾りはラバット社が作っていて、アサヒはどこだったっけ。

昔は日本のビールを見るとおおお!ってなってましたけども、どうせ作ってるのは地元の大会社なので、一番搾りじゃなくてブルーなんでしょ、という感じで買う気になりゃしません。

 

お客さんがだいたい去るのを待って一枚。向こう左手の建物が駅舎ということなのかな。

 

 

出発地点、KM0を示すゲートがありました。↓

Parc Lineaire Le P'tit Train du Nord KM0とあります。

 

ptittraindunord.com

出発地点は思いっきりサバーブ!っていう感じであんまり素敵じゃないんですが、北へ行くほど田舎らしくなります。

元々の鉄道だった当時の駅を改装(または新築?)した駅が途中に点々とありますが、駅によっては売店があったりカフェやバーが併設されていたりして、自転車を停車させて休憩する人々で賑わっていたりします。

 

ピエモンの駅舎にはトイレとWiFiがありますが売店などはありません。 

 

 

 

この日はやけに電動自転車を見かけました。


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