食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

スンドウブ・チゲと第三波でも近所を楽しむ

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散歩途中で見つけた、鳥好きさんの前庭
 
春ですが、まだ寒いのであったまるスープを

春先は最高気温がジリジリと上がるごとに「プラス5度だって!暖かいよ!」「今日は11度まで上がるよ!バーベキューしよう!」と冷静に考えるとまだ涼しげな気温でも喜んで表に飛び出します。

 

イースターの三連休では早速早めの夕飯をBBQにしましたが、やっぱり食べ終わる頃には若干冷え、「もったいないけど家の中入るわ」と。

なんでもったいないと感じるのか、それは、やっぱり日照時間のごくごく短い冬を過ごしたせいで、太陽教の教徒になっちゃった気分なのです。

 

はー、太陽〜、ありがたや〜、表に出なきゃ〜、と。

 

 

今日は夫は半ズボン履いてましたし、道ゆくジョガーはタンクトップ姿で、春を通り越して夏気分みたいですが、朝がた干したタオルは夕方5時の時点で、まだ下の方がしっとりしてましたから、そんなに暖かったわけではありません。

 

無理して薄着して余計に冷えますので、今夜は久しぶりにウィーガン・スンドゥブ・チゲ。

作り方は日本語で解説してくださっているこの方のレシピをヴィーガナイズして使っているうちに徐々に我が家風になった感じです。

 

 

美味しくいただきましたが、なんと、スンドゥブ(純豆腐)チゲだというのに、豆腐を最後に入れるのをすっかり忘れておりました。

写真も忘れましたが、これは毎回写真撮りながら、フォトジェニックじゃないスープだ、と思っていたことだし、しょうがない。

 

過去のブログ記事を見てリンクなどを辿るのですが、今見たら、最初にこの方のレシピを見て作ったのは暑い時だったようです。

食べたい気分の時が食べごろということでしょう。

casse-pied.hatenablog.com

 

 

旅行に行きたいけどまだいけないので

 

パンデミック終結の暁には、どこへ行きたいか、、、

先日も書きましたが、考えるだけなら無料で休暇も不要ですから。

 

 

夢は広がりますが、実際は毎朝起きたら「さ、今日もパンデミック生活再開しましょ」となるわけです。

 

気分が落ち込むこともありますが、何も考えずに朝は1時間ちょっと歩いています。

歩いた後は気分がかなりスカッと晴々とするのです。

ちょっと曇っていても、ちょっと雨が降っていても。

腰痛持ちなんですが、腰の具合も去年からずっと最高潮です。

歩くの、オススメです。

 

 

国や地域によって、規制の具合や人々の反応も若干違いますが、モントリオールはずっと、ずっと、レッドゾーンで規制された生活。

規制の具体的な部分が時期によって変更されたりして、今では人によって認識が結構違っていたりして、何がよくて何が許されてないんだか曖昧。

 

 

基本的には、人と接触することで感染が広がるという基礎を考えるに、規制が緩められてようといまいと、同居している人以外とは近づくな、触るな(ハグするな)物を交換したり一緒にご飯食べたりするな、ということだと判断しています。

 

 

早朝散歩では、往復の間にすれ違う人が二人か三人くらい。

ほとんどの人が同じ歩道の上ですれ違うのではなくて、歩道から車道に降りたり、あちら側に渡ったりしてすれ違う相手との距離をしっかり取ろうとします。

段々自分も、相手が気がついて移動する前にすれ違うのを避ける習慣がつきました。

すれ違う直前に移動するのはやっぱりキマリが悪いですから。

 

 

パンデミックの始まった頃はみんなそうでしたね。

人の多いダウンタウン周辺の人たちはどうなんでしょうか。

いちいち道路を渡れない車の多い地域や人の多い地区などでは、そんなことはできないですもんね。

 

 

職場再開で毎日複数の人々と接する日々を過ごすようになって、そのころはモントリオール全体の感染者数も減っていて「もう終わったんじゃない?」という雰囲気があったせいもあり、通勤途中ですれ違う人たちも、歩道から降りて距離を取るなんてことは全くなく。

 

だから当時(夏頃)の私は「春先にはみんな歩道を降りて避けてたのにねえ」と思っていました。

年末から感染者数が急増し、今年の一月から再び自宅勤務になり、自宅勤務再開後の早朝散歩で再び人々が歩道の上で近づくのを避けるようになっていたことに気がついてちょっと驚きましたが、今は異変株の登場もあり、第三波を迎えたこともあり、物理的な距離をとるのが礼儀みたいな感覚もあります。

 

 

そんな現実なんですが、それでも旅行に行きたい人は行っちゃうんですよね。

市民に我慢しましょう、みんなで助け合いましょう、なんて言ってる政治家がこぞってヨーロッパや中南米に出かけて戻ってきたところをスクープされているのをみたら、なんだそりゃ、と呆れますし、全員が守るべきルールを提示しつつも「自分はちょっとだけずるしても大丈夫よね」という、根拠のない「自分は大丈夫」を基準に行動する人たちが結構いることに気がついて、それにも驚きました。

 

 

 

旅に出なくても、自分が住んでいるところでどれだけ美しさを発見できるか。

ニューヨークタイムズで紹介されていた英国にお住まいの写真家さんの朝の自転車散歩とそこで撮影された写真の数々です。

www.nytimes.com

 

とても素敵な写真がたくさんあるので、何度もスクロールして見入ってしまいました。

 

でもぶっちゃけ「そりゃあ海辺に住んでいてこんな素敵なカントリーロードを毎朝自転車散歩できたら、飛行機で遠くへ行かなくても良いでしょう」と僻みたくなる気もします。

 

 

とはいえ、隣の芝が青いように、自分が住んでいる地域の景色にも住んでない人が見たら気がつく面白さというのがあると思います。

街角写真なんかですごいのを見ると、それが自分が住んでいる街の片隅にもありそうななんでもない場所で撮影されたものなども結構ありますからね。

 

もうちょっと気持ちを前向きに、朝の散歩にも美を見つけるべく、キョロキョロしてみましょうか。

 

 

 

出かける時間を早めるというのも美しい光に出会えるチャンスを高めますね。


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飛行機の旅はもう大丈夫ですよと言われたら?

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2017年一月帰省時に両親と行ったお宿で用意していただいたワカメ鍋、美味でした。

 

カナダのPRカード更新に必要な、過去五年間のカナダ出入国の記録をたどるうち、あれこれと過去の旅を思い出しました。

 

過去五年間には、それ以前に比べるとより頻繁に日本に帰省しておりました。

父が心臓の手術したりして。

今は元気にしてますけれど。

 

旅行解禁になったらどこへ行きたいか、という話になった時に、フランス出身の友人は、もちろんフランスの実家へ行きたいと即答。

彼女は毎年二ヶ月くらい帰国してフランスから仕事してますからね、いきなりそれがなくなったらやっぱりかなり辛いみたいです。

 

私は、、、

帰省もしたいですけど、知らない国にも行きたいです。

親が元気なうちにもっと顔を見に行っておきたいので、多分解禁後お初は日本に帰省することになると思いますが、今日は空想の世界で楽しんでみたいと思います。

空想の世界ですから親不孝ってことはあるまい。

 

 

旅に大切なもの・ホテルに泊まるのは好きですか?

以前にも何度か書きましたが、Duolingoやっております。

中国語とフランス語。

フランス語は毎日メールで、作文のテーマになる質問が送られてきます。

この質問に答えて投稿すると10xpもらえるので、このメールに気がついて以来毎日ちゃんとやっています。

 

 

これ、全く知らない、同じDuolingoでフランス語をやってるという唯一の共通点を除けばどこの国のどんな人なんだかまるでわからない人たちが同じ質問に答えてるのを見ることができるので、これも結構面白いんですよ。

 

ちょっと前にあった質問が、「ホテルに泊まるのは好きですか?なぜ?」というもの。

 

知らない人たちの書いた文を読んでいると、やっぱり自分とはまるで違うことに拘ってる人がいるなあと。

 

旅先の場合、私は立地が便利なところにかなり重点を置くと思いますが、部屋の中は清潔でさえあれば割となんでも良い。

どちらかというとあんまり旅先でホテルの中で長時間過ごしたいと思わないので、寝心地の良いベッドと清潔なシャワーがついていれば、窓の外がすぐ隣の建物の壁でもあんまり気になりません。

逆にものすごく素晴らしい景色に面したバルコニーがある場合など、なんだかもったいない気がしてしまいます。

 

ヨーロッパの古い街などだと、ホテルが狭いのなんか当たり前だと思うのですが、そういう立地でシャワーが共同な場合でも平気です。

共同のシャワーじゃなくて部屋に全部ついている部屋にこだわることで一泊の予算が膨らんでしまうことの方が嫌です。

 

ドミトリースタイルの宿は、若い頃は平気でしたけど、最近はやっぱりちょっと嫌だなあと思うようになりました。

ユースホステルのようなところでも、予約時点でファミリールームがあればそちらを予約して、若干その方が高くてもホテルよりは安いでしょ、なんて。

 

でもユースホステルのキッチンなどで色々な所から来ている人たちと話をするのは楽しいので、基本的にこういう宿は嫌いじゃないです。

 

 

ケベック州のタドゥサックという小さな町にあるユースホステルがものすごく良かったので、パンデミックが終結したらまた行ってみたいなあ。

前に行ったのはもう30年近く前なので、まだあそこに同じユースホステルが存在するかどうか確認しなきゃいけませんけど。

 

 

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2018年、ダブリンで目撃したパブの外にお客により持ち出されて忘れられた空のパイントグラス
 
 
旅の何を楽しむか

袖振り合うのも何かの縁、と言いますが、私も夫も、旅先で知らない人たちとちょこっとおしゃべりするのが結構好きです。

宿のオーナーだったり、ちょっと立ち寄ったコーナーショップで働いてるお兄さんだったり、バス停で行き先を確認したおばさんだったり、ホームレスのおじさんだったり、色々と。

 

だから訪問する先は言葉が通じるところが良いのです。

 

英語が通じる国はたくさんありますから、あんまり制限はつきませんけれども、それでもローカルの言語を操れないと聞き逃すこと見逃すことが多いですから、例えばイタリアとかスペインとか、なるべくなら言葉を少しわかるようになってから行きたいです。

 

ああでもスペイン語やイタリア語、習ってもいないのでお話になりませんけど。

 

今やってる中国語、少し自信がついたら中国方面に行ってみたい気持ちはします。

けれど中国そのものはなんだか公害がすごそうだし広すぎてどこから責めて良いやら、なので、台湾とか行ってみたいなあ。

台湾でもマンダリン通じますよね?

 

台湾は素食の文化があるので食べ物にも困らないでしょうし、日本にも近いし、これは本当に実現できそうです。

立地条件的には実現しやすそうですが、本当に中国語で会話ができるようになれるのか、そこはちょっとかなり怪しいですけどね。

 

 

 

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2018年、Father Tedのロケ地であり聖地にも行きました。

  

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日本らしいと思う点;黄身がオレンジなこととゆで卵が箱入りなこと。


 

 

とりあえず今のうちに中国語頑張っておきましょうか 


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カナダの永住者カードを更新・アメリカ政府に感謝

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行けるならどこへ行きたい?5年前のキャンプ時の写真発見。
パンデミックで海外旅行ができなくなった

これは皆さん同じ状況ですよね。

 

去年の6月に日本への帰省を予定していましたが、パンデミックで一時停止になった空の旅。

州外はおろかモントリオールの外へ出るのでさえ規制がかかったり。

帰省は無期延期。

 

そんな状況でもメキシコのリゾートなどに規制をすり抜けて遊びに行く人たちが結構いたとか(今でもいますよね。)

 

飛行機の中の空気はフィルター濾過されつつも、同じ空気を循環して皆さんの肺の中に入ったのをシェアするわけですからね、私は規制緩和になっても無理して今飛びたいと思いません。

 

旅行には行きたいけど。

 

と、そんな一年を過ごした後、ふと気がついたら私の永住者カード、期限切れてました。

そうだったっ、2021年に切れるんだった。

 

 

この夏どこかへ行けるわけでもなさそうだし、外務省からの在外法人向けのメールでは連日「国内で感染者が確認された国・地域からの入国者を対象とする日本における水際対策強化に関する新たな措置」の対象国、地域のアップデート情報がきますし、当分使う予定のない永住者カード、更新手続きを先延ばしにしておりました。

 

 

カナダのPR カード

PR(永住者)カードというのは、商業交通機関(飛行機、ボート、電車など)で国境を超える場合に携帯していないとカナダにすんなり帰国させてくれないよ、というカード。

あれ、言い方が変だったかな。

カナダに永住権で住んでいる人たちは、その権利自体はカナダに住んで良き市民として生きている間は有効で、延長手続きなど一切不要ですが、国外へ出て再入国する際に、カナダに住んでいる資格を証明するためのカードが必要なのです。

そんなの、パスポート番号やICチップで情報を打ち込んだらすぐに出てくるんじゃないのか、と思うんですけど、カードを見せろと。

 

これ、5年ごとに更新しないといけないのですよ。

面倒臭い。

 

5年ごとなので、毎回書類の記載事項など忘れてしまっていて要領を得ないし、写真も撮らなきゃいけないし(これが嫌)面倒臭いったらありゃしません。

 

書類に必要な内容は、氏名性別生年月日などの個人情報と、過去五年間の住所&仕事歴、そして、過去五年間に国境を出入りした記録です。

 

仕事も家もずっと一緒なのでその点はさっさとすみますが、海外に出た記録、これがね、面倒くさいのですよ。

 

毎回きちんと記録しておけば良いだけの話なのですが、ついうっかり忘れてしまいます。

じゃあパスポートを見たらわかるじゃない、と思いますが、あてになリません。

 

なぜなら、出入国両方でスタンプを押してくれる国は日本と、あとEUくらいでしょうか。

他にもあるかもしれませんが、私が最近出入りした国では多分そんな感じ。

 

ほとんどの国は、入国スタンプを押してくれるだけで、出る時は勝手にどうぞって感じで。

 

カナダに関しては、最近は入国スタンプも押してくれないんですかね、見当たらないんですよ。 

しかも出入国スタンプが揃ってるEUのだって、インクが薄くて読めやしない。

 

 

五年間の旅行の思い出、ってあるようで日付などは忘れてます。

しかも「あれ〜、あそこへ行ったのは2016年だったっけ、2015年だったけ〜」なんて。

 

今回の更新はそれでも楽な方です。

なぜなら、2016年の大統領選であの方が選出されて大統領に就任してから、基本的にアメリカ訪問はボイコットしてましたから。

 

移民へのひどい発言とか扱いとかが問題になってましたからね、自分が嫌な思いをしたことはありませんけれど、あんな奴を大統領にする国にのこのこ出かけていってお金を落としてくる気持ちにはなりませんでした。

  

例年なら、アップステイトニューヨークとかベルモントへ行く方がBCなどカナダ国内の遠隔地へ行くよりも近く、時差もなくて気楽なので、何かと出かけていましたから、そうするとその時の記録を必死にパスポートから読み取らなければいけません。

 

それがないだけマシだったとはいえ、毎回この手続きをしながら思うのです。

「次回は出入国を伴う旅行はきっちり記録しておかなきゃ」と。

 

そう思いつつ毎回うっかりボケボケ忘れてしまう。

 

と言うことで、Facebookに写真をあげていたかもしれないと久しぶりにFacebookにログイン(しようとしたら、数ヶ月前に不正行為があったらしくてパスワードが変えられていた)したり、メールを遡って航空会社からのメールを辿ってみたり、色々調査しまして、なんとか5年分の多分全ての国境を越えアクティヴィティの履歴を作ることができました。

 

多分ね、ちょっとくらい忘れててもそんなに問題ではないはずです。

基本的に永住権保有者は一年のうち*ヶ月以上はカナダ国内に滞在しているはずで、それより滞在時期が短い人は、その理由を説明しなければいけないのです。

正当な理由なく、永住権持ってるのに全然カナダに住んでないと、君はカナダをなんだと思ってるんだい、と永住権を奪われてしまうのかな、と想像しております。

 

永住権所有者でも、カナダ連邦の仕事とかカナダ市民と結婚していてその配偶者の仕事の関係上、等で国外に住んでいる場合は問題ありません。

 

 

アメリカ出入国の記録

と言う次第で、五年間の記録を眺めながらふと思い出しましたよ。

アメリカの出入国を一歳メモしていなかった理由を。

 

すっかり忘れていましたが、アメリカのI−94のサイトで過去5年以内で100件以内のアメリカ渡航記録を調べることができるのでした!

 

このサイトに行って、氏名、生年月日、現在のパスポート番号を入力すれば、ぱぱっと出してくれるんです。

i94.cbp.dhs.gov

 

そうだった、こんな楽ちんに記録が出てくるんだから、いちいちメモしなくてもいいんだわと喜んでいたことすらすっかり忘れておりました。

過去5年以内に私はパスポートを一度更新しているのですが、入力するのは現在のパスポート番号で、あちらのシステムがちゃんと前のパスポートで入国した時の記録と同一人物だとわかってくれているので大丈夫です。

 

アメリカ連邦政府のお役所のシステム様様です。

 

以前も触れた、陸路でのアメリカ出入国の話はこちら

casse-pied.hatenablog.com

 

 

 

次回は忘れないようにしたいもの。


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化学薬品と便利用品と水質汚染

 

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今日は4月1日、雪。写真は3月29日、春でした。

 

こんな記事を見かけました

朝日新聞のオンライン有料記事なので、無料で読めるさわりの部分しか読んでいませんが。

有料会員の方はぜひ。

会員でない方はさわりの部分だけでもぜひ。

www.asahi.com

 

ノンスティックのフライパンなどに使われている、テフロンなどの薬品の健康への害悪は知られていることですが、どこまでの被害があって、どんな製品に使われているのか、というのは消費者にはあまり知られていないし、知られても「でもねえ、避けるの難しいしねえ」と、どちらかというと「こんな有害物質が生活用品に潜んでいた!」的な報道に慣れてしまって感覚が麻痺しているような感じもします。

 

 

以前Dark Watersという映画を観ました。

 

アメリカに本社がある巨大企業 デュポン社によるテフロン開発・製品化・製造に伴う周辺の環境汚染と、そのために流産したり奇形児が生まれたり家畜が多数死んでしまったり、といった被害の実情やそれを隠蔽して金儲けを続けてきた企業の犯罪を告発する、現実を元にしたフィクションです。

casse-pied.hatenablog.com

 

テフロンから体が受ける被害

我が家にはテフロン加工のものといえば、サンドイッチ用のパンをこねるときに使っているブレッドマシンの内釜。

炊飯器は壊れてしまったので現在は使っておらず、他には表面にコーティングがついたものはありません。

昔は使っていましたが、いくら気をつけていてもすぐに傷がつきコーティングが禿げてきてくっつくようになり、ちょっと高価なのを選んで買ってきても数年すれば同じ結果になるので、鉄とステンレスのフライパンだけが生き残りました。

  

テフロンと聞くと台所の鍋釜が最初に想像されますが、それだけではなくて、撥水性のレインコートとか化学繊維の冬のジャケット(ダウンジャケットとかスキー用のものとか)ノルディックスキーのワックス、テイクアウトの食品が入っている使い捨ての容器、あと電子レンジで作るポップコーンの袋の内部のコーティングとか、ありとあらゆるところに使われています。

 

今羅列したのはどれも個人の家の中を見回した範囲内ですが、車の部品とか機械の部品とか、とにかくありとあらゆるところに使われていて、今更「もう使うのやめましょう」っていうわけにはいかない、というのはプラスティック製品と似たような状況ですね。

 

映画ダークウォーターズで描かれていた過酷な健康への被害は、どれもデュポンの工場で仕事をしていた女性達や近隣で汚染水が不法廃棄された地域に住む人々や家畜なので、製品化されたものを使っているだけの人々にはあそこまでの被害はないと思います。

 

靴やズボンに撥水スプレーをふりかけたりするのはやっぱり吸引する危険がより高そうですけども。

 

 

上の朝日新聞の記事、有料会員でなくても読める部分には、

 環境省が、川や地下水にPFOSPFOAがどれくらい残っているかを調べたところ、排出源となりえる施設に近い全国171地点のうち、13都府県の37地点で環境省の指針値を上回り、なかでも摂津市の井戸が全国で最も濃度が高かった、という。

指針値は、水1リットル中にPFOSPFOAの合計で50ナノグラム。摂津市の井戸ではPFOAだけで1812ナノグラムが検出され、指針値の36倍を超えていた。

 

とあります。

記事が扱うのは大阪の摂津市の水道水と、そこに暮らす方のこと。

これだけ汚染された水を常に飲んで暮らしていることで、血液中にどれだけ残留しているのか、詳しく書いてあるのでしょう。

 

 

2019年5月放送のNHKの番組では他の市町村の話や、実際に水質調査が行われている数自体が限られているという点なども触れられています。

この番組は2019年放送なので、朝日新聞の記事の方が最近の事情を反映しているかとは思いますが、汚染の範囲の広さや問題についてわかりやすく解説されている上、誰でも読める記事なのでリンクを貼りますね。

www.nhk.or.jp

 

地球上の自然を破壊したりグリーンハウスガスを排出したり、野生動物を絶滅に追いやったり、色々と迷惑な人間の経済活動ですけれども、自分たちが住んで生きている環境も汚染し続けてしまうんですから厄介です。

 

 

くっつかないフライパンとか、水を弾くスプレーとか、発明されて製品化された当初は誰しも「わー、すごい!これは素晴らしい!」と驚き喜んで奇跡の発明を受け入れたでしょうし、それで生活が楽になったり可能性が広がったことも多いでしょうけれども、問題が伴うとわかった以上はこういったミラクル製品の製造や使用、ちょっと考え直す必要があるのではないでしょうか。

 

禁止された物質の代わりに規制されていない別の化学薬品に移行するのも、問題の解決には繋がりません。

でも、自治体や国が規制を設けたり使用禁止にすれば、企業側は同じような効果をもたらす別の薬品を使う方に流れます。

その製品の需要があれば、それは自然な流れです。

でもそういった対策は基本的には人間を含む地球環境を汚染するという行為そのものをやめることには繋がりませんから、グダグダそういった行為を続けるうちに、本当に地球は生き物が住めないところに成り果ててしまいそうです。

 

 

個人の努力も続けますけど、やっぱり国家や自治体が動いてくれないと。


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旬のアスパラでスープとパンの穴はなぜ良いのか? 

 

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飾りのアスパラガスが沈んでいく〜

 

先日はサワドー・ブレッドを立て続けに焼いたので、パン食べ尽くし推進メニューとして夕飯はスープにしました。

 

ちょうど季節がらガンガン安く出回っているアスパラガスが二束冷蔵庫にあったので、一気にアスパラガス消費をかねて、クリームオブ・アスパラガス・スープにしました。

 

 

ヴィーガン・クリーム・オブ・アスパラガス・スープ

 

材料

  • アスパラガス 2把 (根元を除く前の重量900グラムほど)
  • 冷凍のグリーンピー カップ半分くらい
  • 玉ねぎ 1つ
  • ニンニク 3カケくらい
  • 塩、胡椒
  • ベイリーフ
  • オリーブオイル
  • 豆乳

 

手順

  1. アスパラガスは根元をおってパキッと折れるところの上をオーブンシートに並べ、クズの方は小鍋に入れて出汁を取る。
  2. オーブンシートにならべたアスパラガスにオリーブオイルをまわしかけ、ちょっと混ぜて油を行き渡らせたら華氏425度のオーブンで20分くらい調理する。
  3. 調理後のアスパラガスはあら熱がさめたら3センチくらいの長さに切っておく。(この時に飾り用の穂先を少しとっておく)
  4. 鍋で玉ねぎ、ニンニクの順に炒め、冷凍のグリーンピーをそのまま加えて混ぜる。
  5. アスパラガスとアスパラだし、ベイリーフなどを入れて加熱し、味が馴染んだらミキサーでクリーム状にする。(火から下ろしてあら熱をとってからミキサーに入れるか、もしくはイマーション・ブレンダーでブレンドする。)
  6. 味を見て、私は豆乳を入れましたけど、それはお好みで。
  7. 味を整えたらお皿によそって飾りの穂先を浮かせて(うちのはすぐに沈み始めましたけど)テーブルへ!

 

インスタントポット利用

インスタントポットで玉ねぎなど炒めたあと、アスパラガスと出汁を入れたら、インスタントポットの圧力調理モードで高圧で5分調理しました。

アスパラガスはローストしてあるし、それほど煮込む必要のないものですので、3分でもよかったかも。

 

その後自然に圧力を抜いてからブレンダーで滑らかにしましたが、私の持っているイマーションブレンダーは、悪くはないですが最先端のパワフルなものではないので、前もってアスパラガスを短めに切っておいたのもあり、かなり滑らかにできました。

 

 

アスパラ出汁

旬なのもあってうちはここのところアスパラガ続いていますが、夫がアスパラ出汁にハマりまして、アスパラは捨てるところがありません。

今回はアスパラの根本の繊維質が太くて噛みきれない部分と、干してあったセージを3枚くらい、ベイリーフの細かく割れたやつを多分葉っぱ1枚分くらい、乾燥ローズマリーなどと一緒に煮出しました。

 

 

どんなパンが良いか

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パンをスライスして中身拝見。ワクワク

美味しいパンが良いに決まってますけれども、美味しいパンってなんでしょう。

市販のサンドイッチ用のパンには添加物がたくさん入っていますが、できればそういう添加物のないものが食べたい。

たまに市販の袋に入ったパンを食べると、やっぱり味が違います。

何がどう違うのか表現しにくいんですが、保存料とか乳化剤とか色素とか色々入ってるんでしょうね。

自分で作るパン、サンドイッチ用には砂糖もオイルも入れますが、それ以外には例えばナッツ類を入れたりはしますが、基本的には単純なものです。

 

サワドーブレッドの方には市販のイーストも入っていなくて、塩と小麦粉と水だけですので、単純この上ありません。

焼き時間とか温度とか、発酵の具合などの影響で毎回少しずつ出来上がりが違っていますが、これがパッと目に見えるのはやっぱり穴の空き具合。

ライ麦が多く入っていたりして穴が開かずにぎっしり詰まっているパンもありますが、小麦のパンのサワドーは、焼いてる人たちの間では、「穴!」が結構大事だったりします。

 

 

夫は個人的には穴がない方が好きですけど。

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巨大な穴が!

スライスしていて、巨大な穴がぼこぼこっと二つほど出てきました。

これは、あまり嬉しくないですね。

ある程度は均一に穴が分散されている方が多分良い生地なんだと思います。

 

 

 

穴ができるのは、発酵段階で発生するガスのポケットが膨らんで 小麦粉の中のグルテンのネットワークをぐいぐいっと押し広げるから。

大きな穴が開くというのは要するにグルテンがよく発達してるということ、、で良いんだと思うのですが、ガスのポケットがあっちとこっちに偏ってるってことは、やっぱり何かが偏ってるのかな。

 

塗ったジャムや挟んだ具がぼろぼろっと落ちていく抜け穴になりますから、食べる人の観点からすれば、良いことにはなりませんけれど(夫目線。)

 

 

穴のあるパンはもちもちっとしてますし


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