食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

イーストが品切れならサワドー種で作ってみよう

買い物行かない記録更新中

最後の買い出しに行ってから4週目です。

もちろん、夫婦二人だけだからできてると言うのは承知の上です。

 

普段は一週間分のつもりで買い出しに行くんですが、だいたい買い出しに行く日の冷蔵庫は空っぽではなくて、「ああ、これ先週買ったのに未だ使いきってないなあ、早く使わなきゃ」と言う罪悪感付きの残り野菜が一つ二つある状態で、でもその日に買い出しに行かなきゃ向こう一週間分の新鮮な食べ物がない状態では困るから、、と買いに行くのでした。

 

これが、二週間目くらいのころに「ひょっとして普段も毎週行かなくっても平気だったかも?」

と思う感じで、むしろ新しい野菜が追加されて野菜室がパンパンになることもなく、比較的古いものがよく見える状態で、「これ使わなきゃー、何作ろうかな」と献立を考えやすかった気がします。

 

前は毎週お豆腐を買っていたんですが、これも買ったお豆腐が切れてからは「なくても平気」で過ごしています。

考えてみればモントリオールにやってきた当初はお豆腐なんか2年くらい食べてなかったんですよね。

中華街でモントリオールの中華系のお店によくあるあの豆腐と出会うまでは、モントリオールで豆腐が買えるだなんて思ってなかった。

それを言い出せば、昔は枝豆(今はどこにでも置いてあります)しめじ、エノキ、椎茸、蓮根、大根、、、こんにゃく、、、ありとあらゆる日本の、もしくはアジアの食材がなくて当然だったわけだから、まあ一生このままは嫌ですが、数週間ないくらいは平気でしたね。

 

 

記録更新してみたいと思います。

 

 

イーストが棚から消えているらしいと言う話

最近はイーストも小麦粉も品薄とか。

モントリオールにお住まいの方限定の情報ですけれど、実は先日散歩で通りかかったムスリム系の食材のお店(スーパーと言うほどのサイズではない)のショーウィンドーのすぐ向こうに、多分10キロ入りくらいの小麦粉の袋が積み上がってましたよ。

袋をよくみてみたんですが、アラビア語とフランス語表示の袋、フランス語はfarineと言う部分しか読めなくて、小さなアルファベットは読み取れませんでした。アラビア語の部分の方がドーンと大きく書かれているデザインで。

 

 

さて、小麦粉が品薄なのは、粉不足ではなくて、家庭用の小さなサイズのパッケージをするのが追いつかなくて、っと言う話をマモさんのブログでこっそり教えていただきましたが、イーストの製造は、生憎売れ行きに合わせて急には増やせないようです。

www.pan-panpan.net

 

何しろイースト(カビの一種)を増やすには一ヶ月くらい時間が必要で、イーストを加速させることはできない相談なのだそうです。

 

と言うわけで、、、

 

 

カンパーニュスタイルじゃなくサンドイッチ用の「食パン」ぽいのを焼いてみた

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いわゆる普通のサンドイッチ・ブレッドできました。


 

普段自分が作るサワドーブレッドは、いわゆる「カンパーニュ」と言う丸くて、小麦粉と水と塩(とサワドースターター)しか入っていないパン。

これはこれで夫も最近は文句も言わずに食べてくれますけれど、たまにサンドイッチ用のパンを焼くと、やっぱりそっちの方がお好みなようです。

 

サンドイッチ用のパンは市販のイーストを使って焼いていたのですが、イーストの部分をサワドースターターにしてみてはいかがかな、と実験してみました。

 

いつものレシピはいろんな粉や種を混ぜるので、失敗したときに原因解明しやすいようにと、ものすごくシンプルなレシピをネットで見つけて、イーストの部分をサワドースターターに置き換えました。

 

基本のパンのレシピ (北米の家庭用レシピなので計量はアメリカのカップです)

  • 小麦粉 6〜7カップ
  • イースト 1パッケージ(家庭用の小袋入りの一回分のパッケージは小さじ二杯ちょっとくらい)
  • ぬるま湯 2+1/4カップ
  • 植物油 大匙2
  • 塩 大匙1 (これちょっと多すぎる気がするんですが)
  • 砂糖 大匙 3

 

きゃすぴえのサワドーバージョン

  • 小麦粉 5〜6カップ
  • サワドースターター 50グラムくらい
  • 豆乳とぬるま湯 (スターターと合わせて2+1/4カップになるように)
  • 植物油 大匙2
  • 塩 大匙半分
  • 砂糖 大さじ3

5インチx9インチのローフパンで375℉のオーブンで55分くらい。(最後の20分くらいはアルミフォイルを上に乗っけて焦げ目が黒くならないように)

 

北米のよくあるパンレシピはぬるま湯に小麦粉か砂糖を小さじ一杯くらい入れて、そこにイーストを振り入れて10分くらい置いてから始めますが、似たような感覚で、大きめの液体用の計量カップにスターターを入れたら液体を基本のレシピの量になるように加えてよく混ぜます。

 

サワドースターターはその半分くらいが小麦粉ですが、液体として加えてやって、粉と混ぜるときに自分の目と手触りでもう粉を増やしたり液体をもうちょっと入れてみたり、と調整するといいと思います。

今回豆乳を入れたのは、そこにあったから。笑

ミルク系やオイル系が入るとやっぱりキメが細かいいわゆる「ふんわりした食パン」になるような気がします。

 

サワドーの時はいつも最初の30分くらいは塩を加えずにただ粉と水が合わさっただけのものを放置する「オートリーズ」をするんですが、これはアメリカンな食パンなので、基本のレシピにしたがって塩も最初から入れてちょっとこねました。

 

あとは捏ねたパン生地がなんとなく二倍くらいかな、と思えるくらいに膨らむまで、ボウルに入れてカバーして冷蔵庫の上に置いておきます。

 

これをやったのは仕事の日だったので、朝、仕事前に仕込んでから同僚と上司とのズーム会議に出て、昼休み(と呼んできっちり一時間休んでます)になってから様子を見ました。

市販のイーストなら朝仕込んだら昼には膨れすぎになってる可能性もありますが、サワドーだしうちの室温だし、昼でもあと一息かなあ、と言う感じでした。

 

昼休みが終わって午後もズーム会議があったので、そのあとで生地を取り出して二分割し、平たくしてクルクルっと丸めて焼き型に入れ、カバーしてまた冷蔵庫の上に。

 

このあと生地の膨らみ方はそんなに早くなかったので、寝る前に焼けるかな、無理かもな、、とそのまま放置。笑

 

翌朝7時くらいに見たら良さそうな感じだったので早速オーブンを加熱して、7時半くらいから焼き始めました。

 

約24時間かかりましたが、室温次第ではもっと早く膨らみます。

日本なら確実にもっと早いでしょう。

 

実際にイーストの手持ちがなくて、今から初めてパンを焼いてみたいと思っている人たちだと生地の様子などを見るタイミングがわからなくて不安だったりするかもしれませんし、その上サワドーのスターターまで、、とハードルが高く感じられるかもしれませんけれども、実際にやってることは全部とっても簡単です。

必要なのは、時間だけ。

 

仕事に出かけなければいけない、帰宅後こんなことやってられない、と言う状況ではやりたくないですけれど、家に篭っている今なら全く問題ありません。

 

 

店にイーストがなくても平気です。


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